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【過去編】思春期-中学生-後編

中二の三学期は一日も登校しませんでした。なんなら担任の二週に一回の家庭訪問もなくなっていました。あったんですよ。
この担任、どうもミーハーでオイルマッサージを習ってきてはわたしに試したり、ネイルを可愛いと褒めてくれたのに次の日には校長室に母親を呼び出すなど、信用も一貫性もない方でした。

社会科見学の当日に連れ出してみたものの上手くいかなかった私たちの班の共通意見、「楽しくなかった」というのを生徒伝手に聞いては「学校に行かなければワガママになる」と精も根も尽き果てているわたしに言い放つなど中々キレていらっしゃる方でした。

かと思えば「今は疲れているときだからゆっくり休んだらいい」などとどこかで聞いたセリフを伝えてくる根無し草。
カウンセリングの勉強を始めたかと思えば人の話に傾聴するでもなく「でも、だって」を繰り返す。

色々なことに耐えられなくなって小児科病院に入院したこともありました。私が逃げ込む先が病院しか残されていなかったんです。母親も疲れ切っていました。

そこでは失った体力の回復を目的とする運動と、ビーズ工作や七宝焼のお手伝いなんかもボランティアでしていました。
そこにも現れましたよ。担任。私がどのような生活をしているかの見学に。

患者さんのビーズアクセサリー作りを頼まれていて、難しいパーツを組み立てていた日でした。
そこそこに組み立てていると担任は横に座りました。そして言い放ったのです。
「えーこれ欲しいー。ねー。Bambiどうにかならない?」
「え?患者さんの物なので」
「えーほしーい」
宥めるのに吐き気がした覚えがあります。

こうして学校への道は遠のいたのですが、三年の春からは保健室へと登校出来るようになっていました。担任は変わらなかったんですけどね。
たぶん、クラス替えで気の合う友達と出会えたからです。

久しぶりの文書でまとまりもなく愚痴になってしまいましたね。
不登校の生徒さんって抱えているものが一人一人によって違うので一概にこうとは言いきれないんですが、まず傾聴するという姿勢は忘れないでいてほしいです。

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