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チラシで大事なこと

前のNoteで、口コミ最強説を唱えましたが、でもチラシはやっぱりチームの周知のためには必要です。どんなに素晴らしい理念や活動も、発表しなければ無と一緒です。これまででチラシを作って配るのに行った具体的なことや、考えたことを綴ります。

(トップイラスト 海乃エル

チラシに関して一番大事なこと

チラシ作りのために一所懸命デザインしたりコラージュしたり、結構ハマるときはハマります。でもスポーツクラブの勧誘目的のチラシとして大事なのはデザインや内容ではありません。一番大事なのは

チラシを子供が持ち帰り、それが保護者の手に渡ること

です。掲示しても学校で置き積みしても持ちかえってもらえません。まずは、児童が直接手にとることが必要です。全校児童への配布を認めてもらえないケースの方が多いと思いますが、会場校で実施しているクラブのみOK、特別な事情があればOKなど、学校長が判断する場合が多いので、交渉してみると良いです。

最初に立ち上げたクラブのチラシは、あるつてで教育委員会の許可が得られ、市内全児童(7,000人ほど)にチラシが配布できました。ですが2番目に立ち上げたクラブは、なかなか小学校でのチラシ配布の許可が得られず、放課後に校門の前で一人一人に配ったりしてました。その後、理解ある小学校長と知り合いになれ、その計らいで全校児童にチラシを配布できるようになりました。3番目に立ち上げた札幌でのクラブでは、会場取得の交渉に行った小学校で「チラシなら協力できる」と、全校生徒に配布することができました。一度前例ができると後は比較的続けさせてもらえる場合が多いですね。

チラシ作りのコツ

チラシ作りの失敗はプレゼン資料作りの失敗あるあるに似てます。それは、デザインにこだわりすぎて、伝えたいことが欠落している(または伝わりにくくなっている)ということ。例えば、

  • いつ・どこで・だれが(対象年齢や性別は?)・どのように(会費など)?

  • 目的は?(スクールなのか競技志向のクラブなのか)

  • 連絡先は?

  • セールスポイントは?

が、一目ですぐわかるかどうか、です。以前、他クラブの体験スクールの案内をもらい、見学に行かせてもらえるか問い合わせようとしたのですが、連絡先が書いてありませんでした。
注)会費を書くと「事業」とみなされて公共機関では掲示してもらえないケースもあります。

デザインについて一つだけ

初心者向けのデザイン本を一冊用意しておくだけで、だいぶ違います(やっぱりプロにはかなわんですが)。個人的にデザインで大事だと思うのは

ジャンプ率(伝えたいことの強弱をサイズや色でかえる)

です。見出し=伝えたいこと、本文=詳細、で、見出しと本文の見栄えをはっきりと分けます。これだけで一気にパリッとします。詳しくは以下のサイトで。

最近つくばのクラブで配布したチラシは、友人のプロの漫画家(海乃エルさん)に依頼しました。色使いとかサイズで、伝えたいことがはっきり伝わると思います。

注)実物は連絡先をちゃんと書いてありますよ

印刷

予算を抑えるならシルクスクリーン印刷機(要するにリソグラフ)を使います。学校でプリントを刷る時に使うあれです。ほぼ紙代だけですみます。基本白黒ですが、最近のものはグラデーションが綺麗に出るので、写真も潰れずに印刷できます。
市民センターのような施設で印刷機を借りることができますので、調べて見てください。私が散々通ったのは以下の施設。

でも、さっきのプロ製のチラシのようなクオリティのものなら、きちんとカラーで印刷したいです。なので業者に頼みました。オンライン入稿で安価に印刷できる業者がたくさんあります。私は「ラクスル」(アスクルと間違えがち)を使いました。1000部両面印刷で3,000円くらいと破格です。仕上がりも良いですよ。

掲示の場所の例

以下のような箇所に掲示できれば良いかと思います。

  • スーパー、コンビニ

  • 児童館・公民館

  • 薬局(小児科近くのところ。子連れの方が多い。)

  • 公共の体育館

ただし、スーパーやコンビニ、児童館などのチラシは、埋もれてしまうので効果はほぼなく、小児科に隣接している薬局のチラシをみて来てくれた方はいました。やっぱり、手にとってもらう、ということが大事ですよね。

ホームページやSNSの効果は?

SNS、ホームページの類の効果は「運用している人の腕による」という感じです。私はセンスがないのであまり効果は得られず、業務連絡用にミニマムに使ってます。感覚的にはTwitterよりもInstagramの方が見てもらえてる感じはします(2022年現在)。

https://www.instagram.com/ballpartytkb/

https://www.instagram.com/atsubetsuhc/

私の2番目のクラブは、不特定多数を対象としているやや特殊なクラブなので、LINEの公式アカウントを取得したところ、一定の効果がありました。ハンドボール運営アドバイザーの牟田さんからのアドバイスのおかげでした(ありがとうございました!)。

ライン公式アカウントでは、無料で1ヶ月で1,000通までメッセージが送れます。ただ、この1,000通というのは、登録者 × メッセージなので注意してください。100人登録していると10通までです。
ですが、2023年よりサービスが変更になり、無料での通数が1ヶ月200通にまで減らされることになりました。ショックです(5,000円/月の料金プランで無制限に)。

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