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ブエノスアイレスでレッスン受けてみたその②リベンジ編

ブエノスアイレスでバレエ、リベンジ編。
前回は、あろうことかプロ予備軍クラスを受けてしまい全くついていけなかったので、今回は大人クラスに挑戦。

朝10時から大人初級クラス。
しかし、ショッピングモールが10時開店。
まずい、クラスに間に合わない。

ぐるっと建物の周り、どこの入り口に行っても閉まっているではないか。
中から出てきた男の人に、英語で、「フリオ・ボッカのバレエスタジオに行きたい」と言ってみたが、スペイン語でなにやら応答されチンプンカンプン。
仕方なく正面入り口に地元のおばちゃんたちとともにたむろして開店を待つ(日本でも見た光景(笑))

開店とともに猛ダッシュで階段を駆け上がりスタジオを目指す。
モールの中は迷路みたいで、事前にスタジオまでの道を確認していなかったらこんなに早くたどり着けなかっただろう。

大急ぎでスタジオに入ると既に始まっていた。
フロント前の小さめの教室。
先生は小柄な夏木マリ、短髪ハスキーボイス。
空いているところにのそのそと入れてもらうった。

明らかに前回の中級クラスと生徒が違う。
年齢も上がっている、踊りも......
高校生位の女の子はかなり上手かったが。
アメリカで受けたときと違って、皆小柄で太った人がいなかった。
お国柄か。

グランワルツはなく回転ものが多かった。
できてもできなくても、皆ダブルを普通にやろうとしていた。
私がバレエを始めた頃は、ダブルなんて遠い将来の目標だったけど、この人たち、ダブルが基本って感じ。
これはアメリカでも感じたことで、できなくても、まだそこまで基礎ができていないだろうという人達も、どんどん挑戦していく。
そして先生も止めない。

終わってから、先生に挨拶にいくと、
「英語が良くわからないから」
と言って、近くにいた英語堪能な生徒さんに通訳をお願いしていた。
でも、簡単な挨拶は理解していたようだ。
帰りに通訳してくれた女性に、
「今日は入り口が閉まっていたが、皆どこからはいったのか?」
と聞いたら、社員通用口だと教えてくれた。
あの男の人がスペイン語で言ってたのは、通用口のことだったのか?

その数日後、今度は同じクラスに、仕事仲間とともに二人で挑戦しにいった。
今度は通用口から入ったので遅刻しないですんだ。
仕事仲間はスペイン語がわかるので、センターの時、ぼーっと、順番をまっていたら、
「ほら、そこの日本人二人!はいって!」
と注意されていたらしい。
レッスン中に小声で通訳してくれて結構面白かった。

レッスンが終わって出ようとしたら、セッターらしき大型犬がスタジオの廊下をどどどーっと走ってきてびっくりした。
人懐っこい犬だがスタッフの犬だろうか。
大型犬が放し飼いされているバレエスタジオ。自由だ......

この日が最後のブエノスアイレスでのレッスンになったが楽しい思い出になった。
やはり、最初にいくところは、できるだけ詳細に場所を事前確認することが大事だと思った。
今回の場合、最初のクラスを受ける前に、日中にきて、スケジュール表をもらうなど場所を確認していた。それでも、突発的なことは起こるし、慌ててクラスに入って怪我をしないためにも、くれぐれも事前確認に最善を尽くすことをお勧めします。

ところで、ブエノスアイレスは、お洋服も雑貨もかわいい、おしゃれなものが超破格のお値段で沢山ありました。
国際的には、今や先進国ではなくなってしまったが、都市部には物があふれていて食料自給率は80%(当時)。
放牧牛の肉をはじめとした食事も、大体200グラムからオーダーで美味しい。レストランのサービスも良い。
夜9時から夕食タイムと、夜型人間にとっては天国。
オペラハウス等の古い大理石の建築物が沢山あり、アートも食も楽しめる国だと思う。
日本からは約30時間もかかったが、それさえなければ、毎年でも行きたい国アルゼンチン。韓国あたりにあったら毎週末行ってしまっただろう。
また行きたい、アルゼンチン!!

スタジオ名:Julio Bocca Ballet School(スペイン語名不明)
場所:アルゼンチン ブエノスアイレス市内 (当時)
受講クラス:Adult Beginner
受講時期:2004年12月
施設:★★★☆☆
雰囲気:★★★☆☆
レッスン:★★★☆☆

お勧め宿泊先:エンペラドールホテルブエノスアイレス(Emperador Hotel Buenos Aires)
歩いてスタジオまでいけました。

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