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【スポットライト】vol.3 ~ロシアバレエと共に~ 多久田さやか/カラリョフ・アレクサンドル

ウクライナやロシアから帰国されたダンサーさんに手を差し伸べたい!そんな想いを以前Instagramに投稿したところ、ロシア国立クラスノヤルスクオペラ劇場でプリンシパルとしてご活躍中の多久田さやかさんと夫でロシア国立クラスノヤルスクバレエ学校の教師でもあるカラリョフ・アレクサンドルさんが連絡してきてくださいました。

日本公演に参加する為にロシアから日本へ来られていたお二人でしたが、滞在中に軍事侵攻が始まってしまいロシアへ帰ることが突然できなくなりました。現在はご実家の鳥取で生活されています。

そんな状況を受け、バレエメイトはお二人をサポートする事を決め、インタビューを行いました。
プロを目指す若きダンサーたちへのヒントや教師としての在り方、子供を持つ事についてお話を聞かせていただきました。
インタビューは有料公開となりますが、本日から5月末までの売上をお二人に寄付させていただきますので、どうかこのままご購入いただき、最後までお読みいただければ幸いです。
会員登録なしでもご購入していただけますので、何卒、ご協力のほどよろしくお願いいたします!

【お仕事募集】
現在鳥取に活動拠点を置くさやかさんご夫婦ですが、ワークショップのご相談を承っております。ロシアバレエを学びたいと考えるお教室の先生方、是非ご検討ください。ご依頼は直接 さやかさんのInstagramのDMよりお願いいたします。(@sayakatakuda)


お二人のプロフィール

・多久田さやかさん

3歳よりバレエを始め、中川マリに師事。
14歳からボリショイバレエ学校に留学し、
校長マリーナ・レオノワに師事。
ボリショイバレエ学校卒業後、ロシア国立バレエモスクワに入団。

2015年 ロシア国立クラスノヤルスクオペラバレエ劇場にプリンシパルとして移籍。
2010年 ペルミ国際バレエコンクール第1位。
2013年 韓国国際バレエコンクール第1位。
現在、白鳥の湖、くるみ割り人形、眠りの森の美女、ジゼル、ドン・キホーテなど全レパートリーにおいて主役、ソリストとして活躍し、ロシア国外での海外公演にも参加。

・カラリョフ・アレクサンドル

2003年 ボリショイバレエ学校卒業 (A.ボンダレンコ)
2015年 ボリショイバレエ学校 大学 卒業
2018年 ボリショイバレエ学校 大学 修士課程修了
2015年からロシア国立クラスノヤルスクバレエ学校で
指導をしている。

生徒の中には国際バレエコンクールでの受賞者もいる。
国際バレエコンクールではゲストティーチャーとして
招待され、日本 韓国その他の国でもバレエセミナー
で指導している。
2021年 ロシア ペルミで行われた第1回サーハロワ
女史記念教師のためのコンクールでは第1位を受賞。


それでは、お二人にインタビューさせていただきます。よろしくお願いいたします!

14歳でロシアへ

・留学のきっかけ

現在、ロシアでプリンシパルとして踊られているさやかさんは学生時代、ボリショイバレエ学校に留学されていましたが、ロシアに留学するきっかけを教えてください。

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