見出し画像

アデリーペンギンと好きな事をしている人に見るまったり論(進化の法則は北極のサメが知っていた 渡辺祐基著より)

 おはこんばんちは!
どうもエロ界の王とレッドキングことバーテンの貴さんです。

 今回も前回に引き続き(進化の法則は北極のサメが知っていた 渡辺祐基著)の書評みたいなものです。それに加えて人に当てはめてみると意外と遠くないなという話を述べていきたいなと思います。いやしかし、この本めちゃくちゃ面白いですね。自分も北極や南極にいる気分になってくる。本稿はぼちぼちネタバレを含みますのでネタバレが嫌な人は是非書籍を購入してから本稿を読んでみてくださいね。

アデリーペンギンは可愛い

 いやもう可愛い、とにかく可愛い、めちゃくちゃ可愛い。はい、説明終了。って言うても許されるんちゃうかなというくらい可愛いですよね。可愛かったら生きていける、はい、本稿も終了。って言うと終わっちゃうのでもう少し述べていきます。生息地は南極。体長60~70センチメートル体重5キログラムほど。見た目は知っている人が多いと思いますので割愛しますが。特徴的なのがクチバシ。短いわけではなく羽毛が生えている部分が多いという南極の寒さに適応した結果のようです。渡り鳥で営巣地を作る。雌雄交代で子育てをするのが特徴的。

 ペンギンの中でもとりわけ寒い南極で生きる彼等。ペンギン=南極というイメージが定着しすぎてその凄さというより見た目の可愛さに着目されがちなのですがよくよく考えてみると凄いですよね。僕も行ったことは無いのですが南極が凄まじい環境だということはわかります。そのただでさえ極所な南極において彼等は極寒の海に飛び込んでいきます。そんなもんだろうと思う人も多いかもしれないのですがやっぱり凄い。そこには進化以前の物理や物事の本質みたいなものがありました。そこから人間でもいえることが見えてきたのでまた今回も前回のように人間に当てはめた記事を書いてみようと思いました。

 単純に進化の過程でそういう体の仕組みになったんじゃないのかというと確かにそういった部分もあります。飛ぶためではなく保温に適した羽毛の形。豊富な皮下脂肪等々。しかしそこには物理の限界が立ちはだかります。羽毛が断熱性が高いのはたくさんの空気を含むことができるからなのですが、その空気は水圧にとても弱いのです。豊富な皮下脂肪にも限界があります。大気に比べて液体の方が体温を奪うというのは皆さんも体験したことがあると思います。雨に濡れたり、プールで長時間浸かっていたらビックリするほど寒くなったというとわかりやすいかもしれません。人間を0度の海に落とすとすぐに死に至るかショック死します。いくら羽毛や脂肪があるとはいえ人間よりはるかに小さなアデリーペンギンがどうやって極寒の南極の海の寒さを凌いでいるのかというのは著者の渡辺祐基さんが行った観測で明らかになりました。観測方法は単純でカメラが付いた観測機器をペンギンの体に取りつけるというものです。中には観測中ずっと空を見上げている映像しか撮れていないというトラブルもあったようですが、そんな中で海中の動きの映像が撮れます。そこに映っていたのは獰猛ともいえる速度で捕食しまくるアデリーペンギンが映っていました。そうめちゃくちゃ食べまくっていたのです。氷上ではおっとりして見える彼らの真逆の一面です。

バランス

 というように可愛いアデリーペンギンの相反する生態を人間に何を当てはめるとどうなるのか。アデリーペンギンや人間に限らずどんな物事にも相反する特性というものは付いてくるものです。僕がよく言う良い悪いは無いというのも同じことです。何かでバランスは取られているということです。物事を見る時に少ない視点や偏った視点では見誤るよということでもあります。

 特に人は人に対してこの少ない視点と偏った視点のせいで見誤るということをしがちです。心当たりはないでしょうか。普通なら観察がある程度進んでから判断するということが対人間になるとできなくなるというのはとても面白いことだなと僕は思うのですが、世の中ではそうではない人が多いようです。会ったこともない芸能人やネット越しの人のことだけでなく隣にいる人間のことすら大きく見誤るということは珍しいことではないようです。先程も述べたように物事に良い悪いは無いのでそれでも周っている人達は凄いと思いますが。

 とはいえ現実はそうではないよということです。それを今回のテーマでもある好きな事をしている人に当てはめるとどうなるかということです。よく勘違いしている人がいるのですが、好きな事をするには何かを我慢しないといけないとか相反する嫌な事をしないといけないというようなものです。それもバランスといえばバランスなのかもしれませんがそういう人は欲求が我慢できないというバランスの取り方になってしまいやすいということがいえます。そこらへんは価値観と主観の話になってくるので依頼の時か別の機会で。

 本稿ではしんどくない好きな事をやっている人に焦点を当ててみます。こういう人達が何をしているかというとできることをしてできないことを極力しないということです。つまりはできること以外はポンコツであることが多いということです。ここらへんは男性の脳の仕組みの方がこういう生き方をしやすいということがいえます。効率を求めると言えば聞こえは良いですがやっていることはめんどくさがることをめんどくさがらずにやったということです。

 他の人がめんどくさがることでも自分にとっては苦どころか好きという場合に何が起こるかというということを想像してもらえるとわかりやすいと思います。そこから他人を使うということをすれば更に補い合うことができてどんどん快適になっていきます。氷上でひょこひょこやっているように見えて実は獰猛というのとは逆の見え方をしているということです。できることがあるということはできないことがあるということです。バランスよく何でもできるということの実は何事もそんなに凄くないということでもあります。何事も凄く見える人の場合人に言えない異常な面を抱えている場合も多いです。

まったり

 というわけで全体的にまったりしていることはないということがわかったと思うのですが。やはりまったりする時間というのは大事じゃないかなと思います。とはいえこのまったりしていると思われるというのは得だなと思います。それはペンギンを見るとわかりやすいのではないかなと思います。飛べない鳥。しかも歩くのも下手クソ。南極という土地に最適化した彼等の生き方には学ぶことがとても多いなと思います。そんなペンギン的人類が好きな僕はペンギン的人類の観測に勤しもうと思います。まったりと。では、バイチャ!

ここから先は

0字

¥ 400

この記事が参加している募集

推薦図書

カモンお布施!レッツゴーお布施!