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多言語(英語)カフェなるもの

東京は広い。がゆえに、だいたいのものがある。だいたいと変換すると「大体」とも「代替」ともなるように、完ぺきではないし、代わりあるものが散逸している。代わりがある、というのはネガティブな響きを持つけれども、誰かに刺さるものがあちこちに存在していて、それが時代の変遷とともに変化していくならば、いつかそれは何かにとって代わられるということだから、個人的には悲観していない。

毎度、冒頭と文末は変なことを言いがちだ。だが安心してほしい(?)。今回は思想ではなくアクティビティの報告だから、具体的な話をする。

そう、東京は広いもので、多言語カフェに巡り合ったのだ。どことは言わないが、時間ごとに同じテーブルに4人程度が着席し、互いのことを決められた言語のみで話すシステムのお店だった。30分毎に席替えするし、いろんな人と話せる、それも売りのようだった。

個人的には度胸がなく、幾度も店の前で逡巡しては諦めていたお店に行ってきた。

詳細は個人情報もあるし書くことはできないが、事実、メリット、デメリットの順に記してみたい。

まずはお店のことを記す。事前オンライン予約制のためmeetupを使い、「日本語英語混合(Language Exchanging)」「英語のみ(English Only)」のどちらかのレベルを選択して予約することになる。決められた時間に入店すると、ポイントカードの個人情報記載欄に「名前」「国籍」「出身地」「趣味」を記入する。1回あたり2時間で、計4回席替えをする。

1回のセッションでは、先にも書いたがテーブルに上限4人の人間が着席し、決められた言語で話すシステムだ。ポイントカードを机上に置き、互いに自己紹介をすることから始まる。30分×4が終わると、入れ替え(終わり)になる。もちろん予約していれば残ることも可能なようだ。

私はEnglish Onlyに参加した。目的は英語のリハビリで「どの程度英語が使えなくなっているか」を知ることだったが、しっかり出来なくなっていたのでレベル感の認識ができた(これは後日記事にしてみたいかも)。

ここからは感じたメリットについてだが、まず何といっても堂々と英語を話せることだ。日本人同士ではやはり恥ずかしさが勝つほか、レベル感も揃わないことが多く、英語のみの場面を作ることが難しい。この店ではネイティブスピーカーをはじめ、外国籍の人間が混ざることで「英語のみ」という目的意識がある程度共有され、それぞれが外国人向けの英語(Foreigner TalkもしくはGlobish的)に話すため、理解しやすく感じた。次に、生粋の英語話者のみならず、アジア圏、非英語圏の欧州人なども参加するため、幅広いアクセントの英語に触れられる点だ。これは更に2つのメリット、すなわち「多様な英語」に触れられる点と、「文法など気にしなくてよい空気感」が醸成されている点があげられる。

多様な英語とは、たとえば中国語の発音的な英語、北欧風の英語(早い)、もちろん日本人的な発音と相槌を多用する英語などで、当たり前だがいろんな英語の存在を知れ、かつ身をもって体験できることはメリットとして挙げられると思う。特に発音は大きい。日本人の "rとl” よろしく、中国系のRが強い発音、アラブ系のbとpを混同する発音、北欧風の淡々と単語が物凄いスピードで駆け抜けていく英語…もともとの知識があれば良いかもしれないが、ない場合は頭の中でその法則を見つけてコミュニケーションをとる必要があるわけで、ある意味多国籍な空間では必須な能力だから、そのキモをつかむことができるのではないだろうか。

次に、ネイティブスピーカーが少ない空間では、4人がテーブルを囲みコミュニケーションをとることが目的なので、たとえ "*Are you go Onsen tomorrow?(Are you going to go to hotspring tomorrow?)"と言おうが、通じればいい気持ちになる。肩ひじ張らず、気楽に話せるのは正直いいことだと思う。

とはいえ、だ。デメリットもあった。書こうかなと思ったけど、思ったより記事が長くなっているので、またの機会にする…。

英語は筋トレにたとえられることがある。使わないと能力は衰えるし、刺激の種類を変えないと成長が鈍化する、ただちゃんと繰り返していくと、ある日突然成長が感じられる…などなど。

そういう意味で、昨日は疲労困憊。きょうは超回復の期間なので、ほどほどにしておこうと思う。アクティブレスト的な。1900文字書いて何言ってるんだろうね。

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