見出し画像

生活の建築知識.12

おはようございます。

昨日は建築工事の見積もり・工事金額について説明をしたのですが、人生のうちにそれらを意識するタイミングは多くはないでしょう。
いや、ほぼないでしょう。
せいぜい3回も検討するタイミングがあれば多いと言えると思います。
資産形成や生活環境の変化を考えながら、最適なタイミングが訪れた時に初めて検討するのが大多数であり、健全な消費活動だと思います。
しかしそのタイミングが来なければ生活の場に何も変化がないかといったらそうでもないでしょう。
家具や雑貨などのインテリアを更新・追加して小さい生活の変化に対応したり、生活空間自体の変化を楽しむということはあるかと思います。
カーテンの生地やソファやクッションのカバーを変えたりする方多いのではないでしょうか?
そのような変化を生み出す方法として照明について考えたことはありますか?
幾度もリノベーションを実施した経験から、空間を演出する最も効果的な手段は光だと思います。
当然自然光も良い状態で入ってくれるとより良いですが、照明器具を利用すればコントロール出来ることがあります。
しかし、実のところ照明計画はプロでも非常に難しい分野であり、実際に器具を使ってみないと想像出来ないことも多々あります。
今回は、空間を演出するのに優れているが難しい照明計画に触れてもらう機会を増やしてもらいたく、照明器具にはどのようなタイプがあるのかを紹介していきます。

・シーリングライト
シーリングライトは直接天井に直接取り付ける照明器具で、明るさが広がりやすく部屋全体を照らすのに適しています。
部屋の広さに応じた照度の器具が選べ、光の色をリモコンで変えられるものも多くあります。

・ダウンライト
天井に埋め込み、下に光を照射する照明器具です。
光の色・光の広がる角度・照度の種類にそれぞれ種類もあり、調光機能があるものや傾斜天井用のダウンライトなどもあります。

・ペンダントライト
天井から垂れ下がる吊り下げ式の照明器具です。
器具自体が視線に入ることになるので、形状や素材が意匠的にデザインされたものが多く、光の照射方向もデザインによって異なるため、器具によって様々なバリエーションの光の演出が出来ます。

・ブラケットライト
壁面に取り付ける照明器具のことを言い、ペンダントライトと同様に衣装性に高く、光の照射も器具によって異なります。
こちらも光の演出が出来ることに加え、天井面からの照度確保が難しい場合にも有効な器具となります。

・スポットライト
照射の方向を調整することが可能で、特定の箇所を照らすことが出来る照明器具です。
シーリングライトやブラケットライトの様に天井や壁に直接取り付けるタイプとライティングレールに取り付けるタイプがありますが、可変性を持たせたい場合はライティングレールに取り付けるタイプが良いでしょう。

一般的に利用されるのは上記の5種類だと思います。
それぞれに多くの種類の器具があるため、5種類とはいえ選定は大変な作業が必要です。
どの程度種類があるか実際に確認してもらえるよう、有名な照明器具メーカーをご紹介して、興味がある方はカタログをご覧になってください。

Panasonic
DAIKO(大光電気)
ODELIC
コイズミ照明
Yamagiwa
※全て日本のメーカーですが、海外デザイナーの照明器具を取り扱ってる企業もあります。

カタログを見ればわかりますが、まだ他にも照明器具には種類があります。
先ほど紹介した器具類にも言えますが、電気設備工事を必要とするものもありますので、実施については施工店に確認が必要となります。

今回は種類の紹介のみとなりますが、改めて照明器具の選定方法について説明する機会を設けたいと思います。

では、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?