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美しい歴史

最近ではWBCで野球が非常に盛り上がりましたね。
先日はボクシング井上選手の圧倒的な強さにまた驚かされました。
どちらも日本人選手が世界レベルでトップを走る姿に誇らしい気持ちになりますし、シンプルにパフォーマンスの高さに驚愕しています。

少し前に遡るとラグビーワールドカップで日本チームの番狂せに注目が集まりました。
私にとってはラグビーも好きなスポーツの一つであり、昔は高校・大学ラグビーが好きで見る機会がたまにありました。
ワールドカップでは特に五郎丸選手が話題になりましたが、見ていたのは彼がちょうど大学生になる頃の話です。
五郎丸選手のポジションはフルバックという1番後方に構えるところで、当時同じポジションで2つ上のライバルに有賀剛という選手がいました。
当時の大学ラグビーはとにかく関東学院と早稲田が強く、特に早稲田が非常に注目されていました。
その理由として、早稲田を率いていたのが名将清宮監督であり、現在プロ野球選手として徐々に調子が上がってきている清宮選手の父です。
有賀選手はU19でも注目されており、当然早稲田が獲得に動くと思われていましたが、取らなかったのです。
それは下の代にいる五郎丸選手を獲得するためだと言われています。(噂)
それが本当であれば、五郎丸選手のポテンシャルの高さに驚くばかりです。
そして有賀選手は強豪関東学院に、五郎丸選手は早稲田に入り、それぞれのチームで活躍しました。
※大学ラグビーの試合のシステムはちょっとややこしいので割愛します。
有賀剛選手が大学卒業する年、清宮監督は社会人ラグビー(日本では最高峰のリーグ)であるサントリーの監督に就任します。
そしてその年に取得した選手が有賀選手でした。
この時は本当に震えました。
そして、清宮監督・山下大吾選手(早稲田出身)をキャプテンとしたチームで有賀選手は社会人ラグビーを制します。
さらに社会人になると同時に日本代表としても活躍することになります。
一方の五郎丸選手は早稲田入学後、期待通りの活躍をして早稲田はさらに強くなりました。
また、大学生でありながら日本代表に選ばれ、そして皆さんも知る活躍まで進んでいきます。

今ではどちらも選手引退はされましたが、それぞれの立場でラグビーに携わっています。
また、清宮監督はラグビー協会の副理事におられます。
プレー以外でも英雄たちが歩んできた歴史は、どうしてこう美しく感動的なのかと興奮してしまいます。
ラグビー熱も落ち着いてきた頃だし、たまには秩父宮で大学ラグビーでも見たいですね。

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