見出し画像

イケてるコスプレ専門カメラマンがやってる6つのこと。

ハロー!カメラ小僧!
多趣味、多興味のワタクシは年に数回しか気合い入れた撮影しないのにカメラ小僧を名乗っております。
撮影対象は30代となった今では風景や街撮りではありますが、20代はコスプレ撮影をメインにイベントや個人撮影、ROM(デジタル写真集)撮影などやっておりました。
ガッチリ気合い入れて撮影していた時期は週に3〜4回ほど撮影依頼があり、遠方にロケ撮影など充実していたのですが、結婚を機に疎遠になり、DJ活動を始めたことからほとんどやらなくなってしまった経緯があります。

そんなワタクシのウデマエは、というと正直中の中程度の超普通。露出をまともに測ることもなく、オーバーしてしまったら「もう一回お願いしまーす!」的な。レイヤーさんからしたら「オマエ何回ポージングさせんねん💢」って心の底では思ってたんだろうなーと思える不器用な撮影を続けておりました。

とはいえ、週に何度も撮影依頼があり、リピートも多かったことから多くの学びがあったので、初心者〜現役コスプレカメラマンに向けて、オファー需が多くなるコスプレカメラマンになるために必要なTipsを紹介します。

1.イベントで撮影する作品は理解しよう

世の中には数ある集合型コスプレイベントがありますね。遊園地を借り切っていろんなジャンルのレイヤーさんとカメラマンが集まってそれぞれにコミュニケーションをとって撮影するパターンのイベントです。ある意味コミケとかもそうかもしれないですね。
撮影する際は「よかったら撮影させていただけませんか?」とカメラマンからレイヤーさんに声かけするパターンがほとんどだと思いますが、その際「○○(作品名)の○○(キャラ名)ですよね。」と一言添えるのがベター。
カメラマンサイドからすれば本音は2ケースに分かれると思います。

  1. 作品を知ってて作品のファンで撮影したいケース

  2. なにこの人!めっちゃ可愛い!撮りたい!なんの衣装か知らんけど!

画像:「魔加工&無加工どんとこい!フリー素材レイヤー」で有名なぐぐるさん

もちろん注意が必要なのは2のケースです。レイヤーさんサイドからすれば作品が好きで、キャラが気に入ってコスプレしてるのに作品のこともよくわからんワケわからんオッサンや少年に撮影されるのを心の底から嬉しいわけがないのは火を見るより明らか。
イベントだからって片っ端から声かけてゴリゴリ撮るのはあまりに目につく行為で、あんまり悪目立ちするは今後の活動において得策ではないのでお気をつけください。
それでも撮りたい!方は次の章へお進みください。

2.イベントで撮影する作品は理解しなくてもいい

早速ひとつめと言ってることちゃうやんけ💢となりそうですが、初心者野良コスプレカメコだった頃のワタクシにも「めっっっっっっちゃ可愛い!!!撮りたいけど作品サッパリわからん!!!!どうしよ!!!!」って思ったことは10や20で済まないくらいありました。
そんな時は全力正直少年になって本心の赴くままにちゃんと意向を伝えましょう!

「めっちゃ可愛いんですけど撮影させてもらえませんか?あと、よかったら作品も教えてください!」

人間正直がイチバン!

これ一本で通してました。もちろんNGなケースは山ほど。ダメ元レッツゴーして燃え尽きましょう。イベントの野良カメコなんて撮らせてもらえないことなんてザラです。
中には熱意を受け取って撮影させてくださった後にROM撮影でお声かけいただいて一緒にコミケ参加させてもらったレイヤーさんもいらっしゃいましたので出会いときっかけは紙一重ということで。

あ!撮影したデータはちゃんとレイヤーさんに提供するのをお忘れなく。(とっても大事なこと)

3.撮影オファーがあった時の作品はマジでちゃんと観よう

コスプレ撮影の基本はシーン再現とシチュエーションイメージだと思っています。
イベントの野良カメコではこの2つをどこまで表現できるかが問われますが、かなーーーーり難しいと思います。場数で補うしかありませんので地道にイベント通いしてウデマエを磨いてください。
いろんな方の写真を見たり、ROMを見たり、カメラマン友達ができたなら現像データをやりとりして夜な夜な批評しあったり。
地道に切磋琢磨しているうちに顔見知りのレイヤーさんから撮影オファーが来ることになります。
「今度○○って作品の○○ってキャラの撮影したいんですが、お願いできないですか?」
ハイ来ました。オファーですよ。

大概の作品はメインストリームを追っかけられていればイメージが湧くと思うんですが、超困るのはまっっっったく知らない作品だった時。
(出たー!!!見てねぇよ!!めっちゃ撮りたいけど知らねーからどうしよ)
その心の声で答えは出てますね。観ましょう。全話観ましょう。
ラブライブ!の全員揃った併せ撮影、オファーは1ヶ月後。仕事は超繁忙期。帰宅は夜23時が続いていて週末は休日出勤も控えてる超デスマーチ。
撮りたかったらそんな言い訳いらないので、全話観ましょう。24話です。毎日1話ずつ見ていけばいいだけです。
中にはカメラマンのドタキャンで1週間後の撮影オファーで爆れつハンター全話見た時は流石に過酷でしたが観ました。
なんのために観るか。カメラマンとして最低限のポリシーは持ちましょう。

意外な出会いで素晴らしい作品に出会えることも!こうして僕もライブライバーに。

「キレイに撮れたらそれでいいんでしょ?作品はよくわからんけどレイヤーさん可愛いからオファーOK!」なカメラマンが当時からあまりに多く、せめて自分はそうありたくない。と思う謎のプライドではありますが、おかげさまで撮影から離れて何年経つんだよ。ってくらい連絡とってないレイヤーさんがワタクシの撮った写真をキャラの誕生日にアップしてるのを観ると間違ってなかったと思えるので無駄ではなかったのかな、と思わされました。

4.イケメン・ブサメン関係ないからちゃんと清潔にしよう

もうこれ、ほんと超大事。
昨今のご時世で今現在の最新シーンではどんな感じか不明ですが、超プライド高くて超高い機材をめっちゃ持っててめっちゃ写真上手いTシャツの腹が超ボリューミーでバッドスメルなロングヘア後ろ縛りオジサンがハバ効かせてるヤバいシーンだったあの頃。

ポリシーはあるけど自慢するほどウデなんかなくて、機材はEOS kissでやっとTVモードの使い方がわかってきたフツーの受け答えができる中肉中背のユニクラーの僕はモテました。

写真の出来栄えに全振りなレイヤーさんも中にはいますが、お互いニンゲンなのである程度キレイにしておいてなんの損はないのに、当時はこれがまた少数派というヤバいシーンでした。

フツーでいいのよ。フツーで。

中にはワンチャン狙うハゲワシもいる中、レイヤーさん側もそりゃ人選にある程度注意を払うってもんですよ。

心の底から下心なんてないし、純粋にコスプレって文化が好きで写真撮影していた身としては自身の能力パラメーターを写真のウデマエに全振りしてもよかったかもしれないですが、それじゃ撮影させてもらう機会が減るので、とにかく場数のために身綺麗にしていました。
ちゃんと風呂入れ。できるならユニクロでいいから新しい服着てけ。香水とかは好き嫌いあるからデオドラントだけで。それだけでいい。それができない奴があまりにも多いんだ…。

5.オシャレは必要か?フツーでいいのよフツーで

服装の話が続きますが、大事な話です。
ある時、オファーをいただいて撮影した後、アフター(みんなでご飯食べたり、場合によってはお酒飲んだり)に行った時、思ったわけです。
「あれ?この人衣装着てる時は超絶可愛かったけど、私服超ダセー!!」ってね。
その直後、思ったわけです。
「そもそも俺の服も超ダセー!!イトーヨーカドーで服買ってる場合じゃねえ!」ってね。
だからってめっちゃいい服着た方がいいってことではなくてある程度ちゃんとしようね。って話です。英字プリントの柄シャツとか、VネックのTシャツとか、いくらこだわりがあるからと言ってボロッボロのジーパンとか、観たこともないようなメーカーのスニーカーとか。
トータルでオシャレになるならそれでいいんでしょうけど、コスプレカメコでそのトータルコーデができるカメラマンは圧倒的少数派なのでここでワタクシの当時のコーデの一例を紹介しましょう。

トップス:ユニクロのパーカー
インナー:ユニクロのTシャツ
ボトムス:ユニクロのスキニー
シューズ:コンバースオールスター

たったこれだけでOK。マジでこれくらい超フツーでいいんです。モブ衣装を纏っていきましょう。

フツーでいいのよ。フツーで。

繰り返し、大事なのは清潔感。毛玉だらけの服とか、首元ダルッダルのTシャツの方はちょっとの気遣いで、コミュニケーションの品質をアップできますよ。

6.SNS使いすぎてウザがられないようにしてね

長かったセクションも最後になりました。
いくら撮影のウデがあって、コミュニケーションも取れて、清潔感があってもSNSで我が出すぎてウザがられてハブかれたカメラマンを何人か見てきました。
イベントの愚痴、他のカメラマンへの批判、政治への悪口、成人向けなアレな画像のリツイートばっかり、などイイ感じに香ばしい方を見てきましたが例外なくハブられて、ハブられたことをツイートするという絵に描いたような悪循環で闇堕ちするカメラマンにオファーする方はだんだん少なくなるのは想像に易いかと思います。

ダークサイドに堕ちた人間は還ってこれないそうです…。

個人の思想は自由なので内容をあーだこーだ言うつもりはないのですが、問題は超個人的発信をしてるアカウントでカメラマン活動をしてるってことです。
自分が撮った写真をレイヤーさんがSNSにアップするときにカメラマンのtwitterをリンクするケースが多いと思いますが、その際超個性的なツイートばかりだとそのレイヤーさんにも影響してしまうものなので気をつけましょうね。って話でした。

さいごに

長々とタラタラと書いてきましたが、お付き合いいただきありがとうございます。
今回はカメラマンにフォーカスした内容となりましたが、正直な話、レイヤーさんでもヤバい奴はいます。個撮で大人の関係のお誘いをいただいた話とか、ファミレスアフターで目の前でBLカップリングの大論争から大げんかになった話とか、財布パクられた話とか。この辺の話はいつか気が向いたら。

シーン的にダークサイドが露呈しやすい文化ではありますが、誰かの気づきや注意のきっかけとなり、健全な発展に寄与できれば幸いです。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?