![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/107528210/rectangle_large_type_2_d1d297bb8482c34080618d3752800475.png?width=800)
プロになる前のあれこれ②
こんばんは、暴露系Jリーガーです。
今回はこの前の話の続きを。
前回はプロサッカー選手になるための
プロセスをお話しして、公式戦に出ることや
スカウトの方にコンタクトされることの
難しさをお伝えしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1685960034740-mp3NNEE1g1.png?width=800)
野球と比べたサッカーの違いや、
選手個人の特徴がすごく重要なことや
この過程で能力の高い選手がいくらでも
挫折していった話などもしているので
まだ読んでない方はこちらを先に
覗いてみてください。
今回はスカウトの方からコンタクトを
取ってもらった後の話をしていこうと思います。
ここからの話はなかなか知らない人も
多いのではないでしょうか。
スカウトの方が声をかけるにも
2パターンがあります。
①継続的にその選手を追っており、
クラブの選手の構想と合致していると
判断し、ほぼ獲得を決めている
②まだ最近認知した選手であり、
本当にプロの世界で、そして当クラブの
戦力になるのか練習参加させて判断したい
このどちらかです。
![](https://assets.st-note.com/img/1686041562236-mDCLn4O2Ze.png?width=800)
上記の場合、大学選抜や年代別日本代表、
レベルの高いカテゴリーで大学1〜3年から
コンスタントに出場している選手などが
よく該当されます。
わかりやすく言えば、大学年代で有名な選手です。
これらの選手はクラブ側も争奪戦になるので
早めにコンタクトを取り、2.3月にあるクラブの
キャンプに帯同させることが多いです。
こういう選手は他のクラブからも
オファーをかけられている場合が多いので
どちらかというとクラブ側の勝負になります。
早めにオファーをもらっているため、
内定も大学3年生の冬頃か、もしくは
4年生の6月頃には出ます。
選手としてはまずここを目指したいですね。
でもそう簡単じゃないことは
重々承知かと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1686041580632-eeCeRxcWfv.png?width=800)
ほとんどの選手は下記の場合です。
監督同士のコネクションがあり、練習参加したいと
意志を伝えればできる場合も例外でありますが、
それでもオファーをもらうことはとても難しいです。
基本的には大学4年の前期の試合を観て、
光るものを持った選手にスカウトが声をかけ、
練習参加をします。
よく多いのが大学サッカーのリーグ戦が中断する、
7.8月頃に参加することが多いです。
2.3日参加する選手もいれば
1週間ほど参加する選手もいるなど
期間に関しては様々です。
でも肌感だと参加する期間が長いほど
興味を持たれている印象があります。
ついに念願の練習参加。
しかしここからが本番です。
Jリーグという厳しい世界で
闘っている選手たち。
テレビの奥で、Jリーグ観戦しに
行った時に活躍していた選手たち。
180cm越えの屈強な選手、
アップでわかる技術が異常な選手、
その隆々としたオーラに少し
怯んでしまいそうになったことを
僕自身覚えています。
![](https://assets.st-note.com/img/1686041601156-OCNAv8wlJs.png?width=800)
そのプレッシャーの中で自分の自信を
持って出せる部分を気持ちを
露わにしながら体現しなければならない。
最終面接のようなもの。
僕自身、就活もしましたが、
最終面接と比べものにならないくらい
緊張しました。
僕は1週間参加させてもらいましたが、
その1週間はあと一歩で夢に辿り着く
高揚感と、
プレッシャーに押しつぶされそうになる
焦燥感とが相まって正直生きた心地が
しない期間でした。
おそらくぼくだけではなく、
ほかの選手たちもそのような経験
を経て内定をもらっているはずです。
このくらい厳しい世界なのです。
そして合否の連絡は
基本的に所属大学の監督か、スカウトの方
から告げられます。
僕は内定したぞという連絡を電話で
されたときは喜びが身体中に染み込むように
小さくガッツポーズしました笑
![](https://assets.st-note.com/img/1686041633272-fh8T7kbUHO.png?width=800)
嬉しすぎて表現できなかったというのが
わかりやすいですかね。
そしてすぐさま、両親や親友など
心配してくれていた人たちにすぐさま
連絡をしました。
あの日は一生忘れないと思います。
この日の感情はまた後日記事にします。
どうでしたでしょうか。
大卒からプロサッカー選手になれる確率は
あるサイトによるとわずか1%。
このような過程も含め、
プロサッカー選手は夢として憧れられる
職業なんだと思います。
だからこそ憧れられる立場として
僕たち選手はプレーで表現し、ピッチ外でも
尊敬される立ち居振る舞いを遂行するべきです。
![](https://assets.st-note.com/img/1686041647312-ODJzoR4vdx.png?width=800)
この記事を通してよりプロサッカー選手
という職業を理解するきっかけとなり、
そんな選手を応援したい、目指したいと
思われる存在になればと思います。
今回も読んでいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに。
暇があればTwitterのフォローもしておくと
色々話してるので面白いかと。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?