2024/05/23 フーン探訪記

今日は7時くらいに起きたと思う。はっと目が覚めた。寝るつもりが無いのに眠ってしまっていた。あかんやんです。
今日は18:30入りで、マセキ芸能社の恒例行事「笑フェス」の予選だ。なんやそれという方に言えば、上野公園の水上音楽堂で毎年マセキが行っているお笑いライブへの出演権をかけた戦いである。水上音楽堂とは言うが、水上にはない。池っぺりである。
本当に水上だったらかっこいいのになと思う。ファイナルファンタジー8でフィッシャーマンズホライズンという町があり、ここのイベントで演奏会をやるぞ的なシーンがある。そのステージに雰囲気が似ている。誰もわからない例えをガンガン言っていこうとおもう。

ということで、今日は夜にライブがあるからそれまでにネタを作り切らなければいけない。何とかしてください。
なんとかラジオを聞きながら、身支度をしながらなんとかネタを書いた。17:30に集まってネタ合わせをする。うんうん。こうだああだと練習をする。私としてはちょっとずつほんのちょっとずつ面白くなっていっている気がするのだが、いかんせん面白くなりきれない。
お笑い芸人さんって本当にすごいですよね。なんであんなに面白くなるのでしょうか。私も決して手を抜いてやっているわけではないのに、なかなか面白くなれない。
皆さんの応援している芸人さんがとても面白いと評価されているのであれば、それは本当に感謝しなければいけない。はまこテラ子のはまこさんが以前言っていたのが「僕は長くお笑いをやってきてつくづく思うのは、お笑いは本当に才能だけの世界だよ。でも才能があるかは誰にもわからない。僕は売れてないけど僕は僕に才能があると信じてやりつづけていくつもりだよ。」とながながと喋っていた、気がする。あのはまこさんのフガフガと長々と喋っていた言葉をまとめればこんなことを言っていた気がする。

なので私もなかなかうまくいかないまま時間が流れているけども「才能が無い」とは言わないようにしている。「天才ではない」ことだけはわかっているから言う。でもいくらやっても永遠に面白くなれないとは思っていない。5年後かもしれないし10年後かもしれないし、面白くても食べられないかもしれないけれども、私はお笑いしかやりたいことが無いまま(本当はプロ野球選手になりたかったけど無理と分かった)大人になったからお笑いをやり続けるつもりである。

お!良いこというね。こういう良いことを言う芸人さんは応援したくなるからねえ。ありがとうございます。

ということでライブに出た。バトルライブ嫌なのよなあ。でもこの時代、バトルで勝たずして売れることなんてほぼないに等しい。だからやるしかない。もしバトルを経ずに売れる方法を知っている方がいればご一報ください。
今日のライブは2分ネタを披露する。2分なんか普段やらないからかなり急いでやった。少し想定外のこともあり、オチのワードを言う直前にタイムオーバーした。くっそーーーーうんちーーーー。

そういえば書いていなかったが、今日も朝、昼とご飯を食べていない。お腹ペコちゃんである。私はアンチ「腹ペコでもないのに食べる」として活動していこうと思っている。
さすがに腹ペコになってしまったので何か食べよう。西武新宿駅グルメが私を悩ませる。ケバブを食べるか以前も書いた最高においしいルーローハンのどちらを食べるか。うーむ。やっぱりケバブが食べたいからケバブにする。
ケバブを二つ買った。これをモリモリと食べる。やはり美味しい。これはケバブだ。うーんケバブ。
流石に朝昼と食べなければこれだけでも足りない。どうしようかな。そういえば、ここからかなり歩いたところにこっそりとケバブ屋があることを思い出した。ケバブ研究所見習いとしてそこの味も見に行ってみよう。

このこっそりケバブはいままで誰にも教えたことが無いケバブ屋だ。マセキ、漫才協会若手、だれにいったところでフ~ンと言われるだけだからだ。
ここはフ~ンな情報を書くと決めている。あ、これいい角度かもしれない。私が面白いと思う物事の角度は「フ~ン」である。発見した。

で、このこっそりケバブを食べに行く。三ヶ月くらい前にここの前を通った時は「ケバブ300円」と書かれており、都内最安値であると確信していた。しかし、たたずまいがなんとも入りづらいからやめておいた。

ライブのあとは少し気が大きくなる。やはり人前で物事を喋るというのは一つギアを上げて喋るから余韻があるのだ。大きくなった気を持ってケバブ屋へ行く。
とうとうケバブ屋に到着した。おじいさんがこちらに背を向けてなにか作業をしている。すみませーんと一つ越えをかけて、反応なし。もう一度声をかければギロリとこちらを振り返る。トルコ人男性にしては少し色白な、白人の血も入っているだろうか店主がこちらへ歩み寄る。
ケバブサンドを一つ注文する。値段は最近少し上がったのか400円。

返事もなく眼の前の鉄板でピタパンを温める。お、他の店よりも熱する時間は長めだな。炊飯器の保温状態で温めていたチキンを詰めてソースを掛けて手渡してくれる。
手に取れば明らかに温度が高い。ケバブ屋は冷めていることが多い。ケバブサンドは明らかに利益率も低く、回転が命だ。ピタパンを温める時間ももったいない。ここまで丁寧に温めてくれているのは嬉しい。

早速食べてみれば、これは美味い。ケバブマニアの方はご存知だろうが、ケバブにかけられるソースはどうやらケバブ屋向けの卸業者があるようで、同じ味の場合が多い。
最近はお祭りの露店にケバブサンド屋台が出ていることがあるが、その味はまさにそれである。数々のケバブ店で同じ味を感じたことがあるから、この見立ては間違いないと思われる。

そんななか、ここのケバブソースは少し違う。うま味調味料系の味が弱めで薄っすらと塩コショウのスパイスを感じる。チーズのような乳製品の奥深さがある。味の雰囲気から察するにチーズと言うよりは植物性油脂で作られるヘルシーシュレッドだろうか。
ヘルシーシュレッドはあまり好みではないが、このケバブに入ればヘルシーシュレッドの旨味だけが活かされている気がする。これは美味い。美味いと言っていい。

西武新宿からはかなり歩くのでなかなか皆さんは行けないだろうが、おすすめしたい。
もはや最寄りは新宿駅ではないくらい遠い。

どうしても行ってみたいというケバブマニアがいればご連絡ください。おすすめです。

ということでよく歩いたから帰宅すれば22時を過ぎて23時になろうかというくらいだ。
ライブの結果は振るわなかったが、美味しいケバブを食べられたから良しとしよう。

ウーバーもできていないし、土曜日はバイト、日曜は絶対に外せない予定がある。
うおおおおう。大変だ!!!

今日面白いと思ったことは「私は「フーン」なことが好きなんだと気づいた。たしかに、ネタもそんな感じだ。」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。