2024/06/23 有名人なら炎上するね。私が。

こんにちは!やれやれ!ということで日記を書いていく。移動中にスマホで書いているから短くなりそうな予感がしている。

6/23はなんといいましても、ウーデンガーデン藤田さん主催ライブ「龍と虎」である。第3回の開催で、2回目から2連続で呼んでいただいた。

ライブの前にウーバーを少しだけやる。今週のノルマまであと3件だったから、ここで済ませておきたい。
先日お話したが、短い距離の配達のお金が極端に少ないから、できるだけ距離が遠くても割の良いものを担当したい。
ありがたいことに2件で2000円くらいが飛んできて、おまけに2件目のお店でもう一件運びませんかという提案も来た。これにて3000から4000円くらいもらって終われるなと思って走り出す。

1件目の受取が、そりゃあ報酬も上がりますわというところだった。駅ビルの8階のレストランだ。それも上野の古い駅ビルだから、ウーバー用の駐輪場なんかない。路上駐車で日曜日の駅ビルを上っていくときの緊張感たら久しぶりにヒリヒリする場面となった。

エレベーターは当然混雑しているし、古い駅ビルのせいかエスカレーターもゆっくりゆっくり上がっていく。さすがにイライラしてしまった。駆け上がろうにも、もちろん人がたくさん乗っているから無理である。これはヒリヒリだなあ。なんとか受け取って次のお店に向かう。
次のお店はラーメン店である。ラーメン店ならなるべく早く受け取りに行ったほうが良いだろう。しかし先程の駅ビルのお陰でかなり時間がかかってしまった。申し訳ないなと思いつつ店に入れば、店内が混雜しており、調理に10〜15分かかるとのこと。
そうなると今度はさっき受け取ったお店の商品が冷めてしまう。

ここは諦めることにした。計画通りに3件終えられるかと思ったが、まさかの時間をかけて1件しかできなかった。がっくし。

なんとか粘ってあと2件を終えた。大変だった。15時すぐに帰宅して、風呂に入って身支度をし、龍と虎に向かう。

18時に会場入りで19時に開演だ。元あさかぜというコンビだった古川くんがスタッフとしていらした。お笑いをやめて、ウーバーで楽しく過ごしているらしい。健康であれば何よりだ。

続々と漫才師が集結して、お客様もいらしていよいよ開演である。1点ずつこのライブの悪いところを書こうとすると数万文字にわたる可能性がある。なんとか要点をつまみたいが無理だろう。
特に気になったことだけピックアップして書きたい。

私はお笑いライブをやるうえで、出演者への配慮は当然それなりに必要と思っているが、なによりも大事にしないといけないのはお客様への配慮だと思う。

漫才やコントの面白い面白くないの判断は人それぞれだから、もちろん全お客様が面白いと思っていただくことも大事だが、達成は難しかろう。そんな中で、ネタを見るという行為に集中できる環境づくりは配慮次第でかなり良くなると思う。

そのお客様への配慮の少なさがとても気になってしまった。
まずは空調である。最初、24℃くらいの設定で、演者の熱気もあってだんだん暑くなってきた。設定を変えていたのはいい判断だと思ったが、18℃の風量マックスになっていた。これはいけないと20℃の風量自動に変えさせていただいた。
出演者は暑いだろうがお客様は座ってじっと見ているだけだ。女性のお客様も多い中、18℃の風量マックスはさすがに寒いだろう。そして、風量マックスは空調の音が気になってしまう恐れがある。ある程度、気温が下がったら風量を下げる自動にしたほうがいいだろう。

続いて、なぜライブが始まるまで言わないのか気になるのが、お客様投票制と投票で勝利したチームには賞金が出るというシステム、これである。

投票制ライブとただ見て、笑うだけのライブとではお客様のライブへ向かう気持ちが変わるだろう。投票制なら行きたかった、投票制なら行きたくなかったといった方もいらっしゃる可能性がある。また、賞金についてもお客様が払ったお金を分配するというなんとも生々しいシステムだ。
お客様の数に限らずいくらの賞金、というルールならばまだ気軽に見られようが、お客様の数で上下するから、よりお客様としては漫才師へ直接渡している感が強い。
気にしすぎと思われるだろうが、1円だろうが1000円だろうが1500円だろうが、頂いたお金への気遣い、配慮はやりすぎなくらいやらねばと私は考えている。それは私自身、お金は自分の時間を替えて得たものと考えているからだ。
それを電車に乗ってビルの八階まで来てと、時間をかけて得たお金を払うために時間をかけていらっしゃるお客様へは最大の感謝と、配慮をいくらでもするべきなのだ。個人の感想です。ひろゆきさんが見たら一発で論破されよう。

バイトをしないとお金の大事さはわかるまい。自分のお金を大事にできない人は他人(お客様)のお金も大事にできない。だからムサシさんはバイトをするべきなのだ。
あ!とうとう個人名が出た!

この日記をムサシさんが読んでいないことを望むが、ムサシさんのライブ中の振る舞いについて一つ気になりすぎたことがある。
ネタ時間を制限するあまり、ライブの時間が余ってしまった。それも要はネタ時間の指定をなんとなくで決めてしまって、組数に対して短すぎたのである。それは置いといて、時間が余ったから出演者でトークを20分以上やった。

その間、ムサシさんは奥に隠れて黙っていた。黙っていたから話を振られてしまう。そうすると「面白すぎて何も言えねえ」と泣くような素振りをして発言をしないようにしていた。それ気になるなあ。
というのも、私の思い出話からひっぱる。小学校3年生のときに私は友達数名と「お笑い係」というのをやっていた。帰りのホームルームで面白小話を披露するなり、みんなを巻き込んで面白いことをやるという係だ。そこでとっておきの小話を一つやろうとしたのだが、クラスのみんなの前に立った緊張から、ネタが全部飛んだ。
そのときに「今から話す小話が面白すぎて落ち着いて話せない」という演技をして、クラスをしらけさせてしまったことがある。あのとき味わった屈辱、そして後から「ネタを飛ばしたことを誤魔化そうとすることのなんと愚かしいか、つまんないことか」と気付かされた。あの小学校3年生の私と同じことをムサシさんはやってしまったのだ。
何も思い浮かばないのに話を振られることはお笑いをやっていれば何度もある。そんなときは「話がなげえから聞いてねえよ!」だったり「ごめんなさい。寝てました。」「特にありません」「僕は何もできないから話を振るな!」と開き直ってしまう方がまだ良い。
「ほんとは面白いことが言えるけど、みんなの面白さで何も言えねえ」というほど残念な返しはない。
私はムサシさんを立派なお笑いタレントにしたいから、ダメなところはダメだと言いたい。私にはない天賦の物を持っていると思っているからこそ、厳しく言わせていただきたい。今のままじゃだめです。

話が長くなった。このあとの打ち上げで無銭飲食騒動があったが、それについてはポッドキャストで配信中の「爆弾世紀末の汗だくセクサロイド」の最新回内で話しているから聞いてほしい。疲れた〜。

今日面白いと思ったことは「別に漫才がつまんなくてもいいんです。笑いは時代で変わるわけだから。でもお客様を大事にする態度は100年後もそうであると私は信じている。だからウーデンガーデン!いや、ムサシ!人に優しく生きろ!」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。