2023/7/30 立ち上がれ、西日暮里

今日は9:30に起きた。
起きてから、まずはサンデージャポンを見た。そのあとにワイドナショーを見た。そのあとは、聞き逃していたラジオのニュースコーナーをチェックした。

それらをしていれば、12時を過ぎた。今日は13時から西日暮里のファミリーレストランで、めろんぱん稲倉さんとネタ作り会である。ネタ作り会といっても、稲倉さんがネタについて「どうしよう~」と言っているのを「こんなのどうですか」と投げつける会である。

このファミレスの眼前にある植木だけ不自然に枯れていたのは驚かされた。まさか。

既に発表済みであるが、8月からは稲倉さんは事務所ライブにピンネタで舞い戻ってくる。
稲倉さんとしては漫才をやりたいという気持ちがあるということで、漫才につながるトレーニングとしてのピンネタをやりたい気持ちが合うようだ。
であれば、こういったのはどうだ、これはどうだと投げかける。

他者のネタとなれば、たくさん案が出てくるのが不思議なもんである。自分のものとなると違うんじゃないか、うーんと悩んでしまう。

マセキのネタ見せはマネージャーさんと作家さんに見てもらって、その後ダメ出しを貰い、それをもとに改良したものをライブで披露する。
その改良を今日は行ったのである。

それにしても、稲倉さんは私の案をたくさん採用してくれる。もはや私の作品と言ってもいいかもしれない。いや、そんなことはないのだが、何と言えばいいのだろう。やる気がないということではなく、おそらく本当にどうすればいいのか五里霧中(国民年金)のような状態で何も手につかないと言ったところだろうか。

そのネタでいくなら、面白いと思うところはここだろうから、ここが一番伝わるようにする感じですかね。といえば、確かにそうですねと。となれば、ここは逆に浮いちゃうので別の近くて遠い大喜利にして、といえば。確かにそうですね。
と、なんでも受け入れてしまうのだ。私には、こんな凝り固まった発想の人間の意見は聞かずに自由になんなら裸で踊るようなネタをやっていただきたい気分である。

ひとまず、おおよその方向性は決まったので、来月の事務所ライブの稲倉さんのネタには注目していただきたい。また我々を驚かせてくれることだろう。

そんなことより、私のほうのネタはどうすりゃいいんだろう。稲倉さんと話をしながら私も見直してみたのだが、うーんうまく浮かばない。
恐らくだが、もっと気楽に考えた感じが良いのだろうが、それをすると一つのネタとしてのまとまりがなくなる。

カチッとはめていくイメージで作ったネタは、パートが分かれているように見えるとのアドバイスをいただいている。
でも、ネタってこういうくだりをやるパート、このパートと言うのを組み合わせて作るもんじゃあないのか。違うのか。
思いついた面白いことをどんどん入れていくとまとまりがなくなる。しかし、角度をかためようとすると今度は作り物感が強くなる。
難しすぎる。これ、どうすりゃいいんでしょう。

あと、我々はニュースを題材にしているのだが、1つのニュースで5分のネタを作るということはだいぶ慣れてきたのだが、要するに自然な形でいくつもの話題をつなげて一つの作品にするということができない。
これは本当に難しい問題だと思う。

爆笑問題さんのファンの方ならよくご存じだと思うが、一時期、太田さんVS高橋維新氏という大きな戦いがあった。
高橋氏はとにかく、爆笑問題さんの漫才が話題ごとに別の作品のようになっているのが連続しているだけであるということをネットニュース記事ライターとして書いていた。太田さんは漫才でバトルをしようと語り掛けるという恐ろしいものであった。

高橋氏のおっしゃることというのは、確かにまったく道理が通っていないとまでは言い切れない部分がある。
やはり、ニュースを話題にする以上、そのニュースの属性によっては語るトーンも変わるし、茶かすことが容易なもの、難しいものと混在する。それらをきれいな一つのテーマで整えるというのは簡単なことではない。
特に爆笑問題さんの時事ネタは圧倒的で独自の角度で刀を差し込んでみせると言う芸であるからそもそも着られるニュースの形がバラバラであるからその差し込む角度と言うのは変わってしまうだろう。

日本刀で竹を一閃、真っ二つに切る芸がある。あれは竹の形が個体差こそあれ、細長いものと統一されているから、ほとんどの場合は向かって左上から右下にかけての刀の動きで切られている。いわば、統一感がある。

しかし、ニュースには竹のように細長いものから、丸いもの、はたまたレゴブロックで組み立てられたかのようないびつな形のものも存在する。
となれば、常に同じ角度で刀を振ったところできれいに真っ二つというのは難しい。
もちろん、お笑いであるのだから、常にきれいに真っ二つにすることだけが正解と言うわけではないということもある。

要するに難しいということである。

久しぶりになんだか気持ちが乗っかった文章を書けたと思う。読んでいる人には何を言いたいのかは伝わらなかったと思う。
いったんこれくらいにしておく。

ネタ作り会は17時頃に終えて、帰宅した。あと5件だけウーバーをやって、30件3000円のボーナスだけはもらっておこうと出発した。

昨日とは打って変わってスイスイ運べた。ネタ作り会は昨日やって、今日をウーバーの日にしておけばよかったと思った。

帰宅してから、ハヤシライスを作って食べた。カレーも美味いがハヤシもまあそこそこ好きである。
ハヤシライスのルウもゴールデンカレーシリーズから出ていた。なるほど確かに、ゴールデンカレーで培われた味の深みがしっかりある。
これは結構うまい。結局ゴールデンシリーズが美味いわけだ。

今日面白いと思ったことは「なぜ自分のことになると頭がうまく動かないのであろうか」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。