2023/4/22 この日記はすべてフィクションです。

今日は7:30頃に起きた。昨晩作ったカレーを食べてみる。概念的であるがコクと深みが足りない感じだ。今後煮込んでいく、もしくはオイスターソースを加えるなどして改良をしていきたい。

今日は先日に引き続き選挙見守りだ。人員の数の都合なのか、我々の力不足なのか参加できていなかったが、最終日と言うこともあり全員参加だ。
やはり気合が違う。今日は誰も遅刻をしなかった。

まずは候補者の自宅に到着してすぐに出発した。30分ほど歩きながら駅に向かう。休日の午前中であるが人通りはそこそこある。東京は大都会である。
私はお酒が大好きなので、夜中にこっそり公園などでお酒を飲もうとするのだがいつでも人の目がある。
これだから悪いことはできない。東京は常に監視されている。

ひとまずはもう粛々と活動していく。さっそくではあるがランチタイムだ。私と冨田さんは例によって車に乗りきらないので電車で追いかける形だった。岩崎さんは働き者なので、継続して車で移動し続ける。
私と冨田さんで昼食をとることにしたが、とにかく腹にたまるもので午後に備えようということでナン・ライスおかわり自由のインドカレー屋に入った。ああうまい。やっぱりカレーだな。一日に2度でも3度でも良い。

カレーを食べながらまたお笑いの議論をした。「うまいねえ👍」という言葉は果たして面白いのかというテーマで議論した。
広義で言えばもちろん面白い。しかしその面白いという感想はまっすぐな面白さなのだろうか。つまりはうまいことを言って「うまいねえ👍」と返すというやり取りを主軸として漫才のネタを作ることができたとして、M-1でいいとこまで行けるのかということだ。
私は難しいと思う。「うまいねえ👍」にはさまざまな要素が絡み合った結果、面白くなっているのだ。

私も結構このワードは使ってしまう。おおよその使い方としては、反応に困る言葉(ボケなど)をくらったときに「うまいねえ👍」で返して、「いや、うまくなかっただろ!」とツッコミをもらう手法だ。
私はボケとしての「うまいねえ👍」を多用してしまっている。

では、ほかに「うまいねえ👍」で笑いを取る方法はあるのだろうか。冨田さんの意見としては、相手がちょっとうまいことを言ってきたときに相手が言葉を言い切る前に使うことで「うるせぇ!」と話を遮るツッコミ形の変化形として使えはしまいかというものだった。
どういうことか今日の食事の中で実際に飛び出したうまいことでやってみよう。

例:①オーソドックス型
ボ「この店はナンのおかわりが自由だ。ナンを食べておかわりして、またナンが来ておかわりして。まさしく、‘‘一難(ナン)去ってまた一難(ナン)‘‘」
ツ「うん。うまいねえ👍」

②藤崎型
ツ「ナンはお米みたいだな。何(ナン)にでもあうからな。」
ボ「うまいねえ👍」
ツ「うまくねえだろ。テキトーに返事するなよ。」
※カレー屋のテーマではわかりづらい。

③冨田型
ボ「ライスをたくさんおかわりしちゃった。でも、米一粒も残さなかったよ。まさしく、華麗(カレー)なるいちz…」
ツ「うまいねえ👍(うるせえぞ)」

これらの形がざっと想定された。どうだろう。全部つまんねえな。
だがお笑いの難しいところは、これを真剣に議論する様はもう‘‘おもしろい‘‘の域に達している。そんなどうでもいいこと考えるなよ、とツッコまれる。

そんなことを話しながらカレーをたくさん食べた。繰り返すが、私はカレーが大好きだ。今年に入って毎日欠かさず食べているがやはり飽きない。
そんなにカレーが好きで飽きないなら、商い(あきない)にしてはどうd…ツ「うまいねえ👍」

※以下、いったんフィクションであるから本当にあったことだと勘違いのないようお気を付けください。

さあ午後になる。午後はよりいっそう気合を入れて戦っていく。
会も終盤になってきた。夕焼けがまぶしい中、帰宅中の有権者へ向けた駅前での遊説が始まる。我々手伝い組は応援を呼びかける。
終了の時間が迫ったところに黒い高級車がぶおーんと入ってくる。これを見た瞬間、私は あ、やばい。これはやばい人がお子さんとかのお迎えに来ちゃったかな、もしくはヤンチャな団体の人が怒鳴り込みに来たのかなと思った。

その車のなかから、すらっと身長の高くサングラスをかけた若い男性が出てきた。なんだろうか。ちょいときな臭い人が彼女のお迎えとかかなと予想した。ガチャリと助手席のドアが開いた。そこから○○な○○、○○スーツ(ここは消しておく)を着た女性がたすきをかけて登場した。私は心の中で大爆笑した。こんな絵にかいたようなやばい人っているんだな。

その車が到着すると、どこからともなく応援のおじさんたちがわらわらと出てきた。うわー。漫画みたいだな。
ちょっと古い学園モノの漫画に出てくる理事長の娘(生徒会長)のようだった。校内を歩くと大名行列を前にした町人のように頭を垂れて道をあけるシーン。胸の大きさを強調するように腕組みをしたまま、周りには風紀委員長やらを従えて廊下をザッザッと歩くシーン。そのようなどこかで見たようでどの作品かは名前がでない。そんな漫画のワンシーンが頭に思い浮かんだ。

うわー。こういう人も出てるんだなあ。いよいよこの人が当選するのか、この選挙区からは目が離せんな!と心から思った。

※ここまで妄想日記です。ぜんぶ嘘です。

ちょっと不安になったのであらためて書くが、私はプロパガンダを目的としてこの日記を書く気はない。どこの選挙区か、登場する候補者が誰なのかを公表はしない。いーや、もう言い切っておこう。全部フィクションだ。登場人物、団体すべてフィクションなので気にしないでいただきたい。
私の頭がおかしいがゆえに見てしまった気になっている幻想を文字化して日記というかたちにしているだけだ。

さて、火を消しておいた。もう完全に火は消えたものと見たのでここは後にしよう。

さあ、また場所を変えて応援をする。最後の追い込みと、より一層声を張り上げる。時間になりすべてが終わる。朝早くからよく歩いた。声を出した。立派なものではないか。
その場で解散して、満員電車に乗って帰ってきた。気づけば世間はGWを前にして遊びモードなのだな。いいことだ。
今回私は遊ばずに選挙見守りをしてきた。この経験を通して、おもしろいものっていうのは遊びだけでなく、仕事の中にも発見できるものだということをあらためて学んだ。

さて、今日はもうここらへんでこの妄想日記を終えることにする。目が覚めると全身にコードや管がつながった状態で研究所のベッドの上に横たわっているかもしれない。

今日も私の妄想は醒めることなく一日が終わってくれるようだ。ありがとう。

今日面白いと思ったことは「これらの日記は全部妄想だと思えば、別角度の面白さが見つかる。」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。