2024/02/29 休んだのか休んでないのかわからない

今日は9:00頃に起きた。またも早起きめである。
今日は以前より言っていた遠出をする日である。久しぶりに意図的に完全に休みを作ってみた。なるべくSNSも見ないぞと思い、LINEの返信もかなり遅めになってしまった。これは失礼いたしました。でもたまにはいいでしょう。

10:30に家を出て、電車に乗ってずんずん進む。秋葉原、千葉で乗り換えて、東金駅に到着する。そこからバスに乗って九十九里浜にやってきた。ここが九十九里浜だ。

道中のバスが私としては印象深かった。私はバスに乗らない。東京では一度も乗っことがないし、広島でも中学生の頃に2、3度乗ったくらい。沖縄では空港に行くのに鉄道がないのでバスで行くくらいのものだった。なるべくバスには乗りたくない。

バスは地域特性が高いことがストレスである。私が鉄道がない場所に行くにはバスに乗るしかない。地元の人は自家用車、お金がある人はタクシー、レンタカーに乗る。バスは地元密着の人しか乗らないのが基本だ。独自ルールというか、地域によって乗り方降り方が変わる。
例えば、乗り降りのドアが前か後ろかが変わる。SuicaなどのICが使えるか、現金のみかも変わる。
土着のバスはまだまだ現金のみが多い。現金であれば両替はどのタイミングでするのか、これは本当に地域の雰囲気による。降りる直前で停車時間が伸びるのも忍びない。走行中は危険なのでやってはいけない事が多い。
最初から小銭をたくさん持っていればいいのだが、そんな面倒なことはできない。千円札をそのまま運賃箱に入れられるバスもあるが、田舎に行くと基本的にない。残念。

また、ボタンを押さないと止まらないのもたいへんだ。バスに乗らざるを得ない場所は基本的に土地勘がないところだ。いまならスマホでマップを見ることもできるし、停留所と時刻表を見ながら乗ることができる。
それでも、やはり土地勘がないのでアナウンスされる停留所の名前に気をはらなければいけない。一つ一つは小さいことだが、これが積み重なって私はなるべく電車に乗るし、東京なら電車に乗ってレンタルサイクルで目的地に近づくという行為を繰り返してきた。

そんななかで今日は久しぶりにバスに乗った。自分が降りたい停留所の一つ前で数人が降りた。次のバス停のアナウンスで降りますボタンを押す。
これまでの人生で初めて降りますボタンを押した。あまり押し心地の良いものではなかった。

目的地のバス停に停まる。さっきのバス停から50mもなかった。申し訳無さ過ぎる。
運転手の方からすれば、他の乗客の方からすれば、さっきのバス停で降りといてくれよというところだろう。ああ、ストレスを感じた。でも歩くよりもとても早いし便利ではある。私はやらないが、路線バスの旅をぜひ皆さんもやってみていただきたい。

さきほども述べた通り、今日は意図的に休みを作り出した。ちょっといい宿でゆっくり過ごすことにした。
今回泊まったのは楽天ステイモーテル九十九里浜片貝という覚えにくい、別に覚えなくてもいい宿に泊まった。

以前、日光に行ったときに泊まった楽天ステイシリーズである。楽天ステイがけっこう良くて、直前の予約ならけっこう安く泊まれる。
また、地元の食事というのに興味がない私にとって嬉しいのが、食事は出ないが炊事場が各部屋にあり、広いベランダでホットプレートでのBBQが楽しめる。おまけに各部屋に露天風呂付きだ。これは最高である。

部屋で食事が出る旅館タイプが私は苦手である。給仕の方に気を使うし、もっと肉と米を多めで食べたいのに薄口で煮られた野菜なんかが出てくる。
昭和の、平成初期の人々はああいった場所に憧れていたのは不思議である。プライバシーなし空間になぜお金を払っていかなければいけないのか。車中泊のほうがまだ気が楽だ。これが今の若手の考えである。
我が家は当然、両親が昭和の人であるから子供の頃の家族旅行ではそういった旅館にも泊まったことがある。当時は自と他の区別が曖昧であったから気にならなかったが、今となっては嫌である。家族といえど、いや家族だからこそ同じ空間にずっといるのはしんどい。

そんなわけで、今日は楽天ステイだ。東金駅前のスーパーで食材やらお酒を大量に買った。今日はこれを食べていく。

せっかく九十九里浜に来たのに九十九里浜の感想を言わないのは殆ど見てないからだ。部屋と浜はかなり近かったが、防砂林が視界を遮って遠くの方にしか見えない。
道中で少し見た太平洋は波が高く恐怖感が強かった。瀬戸内海の海で育った私から見れば、あまりに波が高く、泳ごうなどとは思えない。
あと、特に防波堤などもないので、津波が来たら絶対死ぬだろうなと思いながらでむしろ気分は良くなかった。

部屋に15時に入り、まだ食事をしていなかったので買ってきたコロッケなんかを食べながらお酒を飲む。さっそく震度4の地震が来た。あ、死んだと思った。運良く死ななかったが、ここに来るまでで地震が起きれば死ぬと思っていたところにこれだから気分は悪い。

風呂に何度か入りながら、グラタンを作ってみたり焼き肉をしてみたりしながらで、食事をして眠った。朝5:30にまた震度4の地震があった。今度こそ死んだと思って飛び起きてしまった。
ぜんぜん心が休まらなかった。神にいじめられている。千葉県は何も悪くないのだが、千葉県へのイメージはだいぶ悪くなった。
次来るときはレンタカーでいつでも逃げられる態勢にしなければならないなと思った。

さすがに津波から逃げるために飲酒運転しても捕まらないだろう。捕まるんですかね。
そのあたり、知っている方がいたらご教示ください。

今日面白いと思ったことは「ほんとなかなか良いことがない。グラタンが美味しかったからそれでいいか。」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。