2023/2/24 明日に備えてマジカル日記パワー

今日は8:30に目が覚めた。なんて早さなんだ。
起きていつものルーティンだ。ネットサーフィンをやったりご飯を炊いてラップに包んで冷凍する作業などをおこなった。ある程度家事が片付いたところで眠たくなっちゃった。早起きすると昼に眠たくなる。仕方ないことだ。

今日は17:00から漫才の練習の予定だ。13:00ころから眠り、15:00前に目が覚めた。
昨日は昼寝中に見た夢がおもしろかったという話をした。今日もなかなかいい夢だったのでほんの軽く書いておく。どうやら夢の話は他人にしてしまうとよくないという説も聞いたが、これは無視して書いておく。

今日見た夢は、はだしで薄暗い森の中を進むところから始まる。気づくと薄暗い洋館のようなところに入っていた。この洋館は不思議なことに床が森の中と同じように土と雑草が多少生えているような状態だった。
私は引き続きはだしのまま館内を歩いた。階段をのぼっていく。階段も土だらけだ。数段あがったところで右足の親指に異変を感じた。爪の間に何か入ってしまったようだ。目では直接見ずにそれをとろうとする。なにか異様に長い。このとき私はやっちゃった。針金でもさしてしまったかと不安になった。それにしては痛みがない。
なんとかそれを引っ張り出したところ、そこには体から黄色っぽい綿のようなものが生えた蝉の幼虫だった。いわゆる冬虫夏草だ。爪の間に入ってしまったものが冬虫夏草だと気付いたところで目が覚めた。

以上だ。どうだろう。なんとも言えない夢ではないか。でてくるものが冬虫夏草というところが不思議だ。キノコ類の中でも漢方などに使われるたいへん珍しいものだ。なにか吉兆のように感じた。
あすの漫才新人大賞予選は良い結果が出るのではないかと思った。

そんな少し得した気分で、ネタ合わせの支度をする。15:30頃にウーバーをやりながら練習場所に向かおうと出発する。その場所まではなかなか距離があるので、到着と集合時間を合わせるために、担当する依頼もある程度選んでいった。なんとか16:45に公園についた。田川くんには到着している旨、広い公園なので公園のなかでもここにいるというのをマップの画像付きでラインを送っておいた。

公園の椅子に腰かけて待つ。17:00になったが相変わらずさきほど送ったラインに既読がつかない。やってくれた。また寝坊している。
昨日の日記にも書いたが一昨日、昨日と彼は遅刻をしている。昨日の練習終わりにはあまり早いと田川くんが夜勤後、私には早朝で辛いという話をした。また、夜遅くだと、翌日の本番に支障が出るだろうと17:00に設定した。
私は、この公園近くでウーバーをやっているから起きたらラインをするように残してバイクに乗った。

17:25にラインが入った。「まじでありえない本当に申し訳ない今起きました」という文言が送られてきた。私からすればこいつはなにを言ってるんだというところだ。ありえないことではない。漫才コンビを組んで5年になるがこのありえないと言っていることが5年続いている。本当に申し訳ないという言葉も5年間聞いている。申し訳ないとは思っていないのである。もういまさらそのような薄っぺらい言葉を使うのはやめたほうがいい。

と、このように文句を言ったところでもういいやという気持ちだ。私はウーバーをさらに続けた。18:19に到着するというラインが届いた。それに合わせて18:15に公園に再度到着した。
18:22に「ついた」とラインが入った。私は先ほど送った画像の場所にいるがまだ姿は見えない。そこからほどなくして公園の反対側から彼はやってきた。それは到着したと言わないほうがいいのではないか。1分でも早く挽回したいという気持ちから公園の敷地についた時点でメッセージをくれたのだろうが、そのような小手先のことはしないほうがいいと思った。そもそもは17:00開始だから今更1分などなんてことはない。

というようなごもっともなことを言ってしまおうかと思ったが、私はもう疲れ切っていた。
ここで何か言ってもまた反省した振りをするだけなので私はいろいろな感情をこめて「頑張りましょう」と一言だけ言った。彼も大学を出るだけの頭はあるのだからそこは読み取ってくれたと信じたい。

ながながと文句を書いてしまった。本来ここまで書くつもりはなかったのだが、書き始めたら怒りが文字となってでてしまった。読んでも不快になると思う。申し訳ない。ここで言いたかったのは昼寝で吉兆を感じて向かったところでさっそく凶がでた感じが何とも言えないということだ。おみくじで大吉を引いたと思ったら参道の階段で足をくじいたような感じだろうか。

とりあえず、漫才の神様が仮にいるとして、いまのところ我々に微笑むか微笑まないかは完全にイーブンの状況だ。コンビとは運命共同体であり、片方が悪さをすればもう片方に悪い影響が出る。片方が頑張れば片方にも神がついてくる。そんな風にできていると私は思っている。
繰り返すが、今我々は完全にイーブンの状況である。あすの本番までになにか良いことをしようと思う。今の住まいの近くに芸能の神様がまつられている神社がある。あすはそこにお参りしていこうと思う。道中で重い荷物をもっているおばあさんがいれば私が持とうと思う。上り坂で大量のミカンが転がってきたら身を挺して全部拾おう。歩道橋でこまっているおばあさんがいればおんぶして渡ろうと思う。こうすれば笑いの神は我々に味方してくれるはずだ。

さあて、今日も長い日記を書いてしまった。あすは田川くんが遅刻してこないことを願うことしか私にはできない。14:00に日暮里だよ。

今日面白いと思ったことは「懲りないのも才能」ということだ。


こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。