2024/08/17 あつまれ!貧乏の森

思ったよりも影響のなかった台風は過ぎ去った。
台風が過ぎれば、一気に晴れ渡って、台風一過なんていう。小学生のころ、同じソフトボールチームの、一つ上の学年の子の家に(の が多い)遊びに行ったときの話。実際に入っているのはソフトボールチームであるが、やはり野球も好きで「パワフルプロ野球」で遊んでいた。パワプロはオリジナル選手を育成して、それでチームを作って遊ぶことができる。これは面白い。
自由に選手を作れると言っても、小学生だから打てて、走れて、守れてのいわゆるオールAの選手ばかりを作っていた。大人になれば、パワーと走力はそこそこあるがミート力と守備力が低い選手を作って、高い身体能力を評価されて入団したが結果が出ず、あと数年で肩を叩かれるのではないかという人生を想像して楽しむということをする。大人のパワプロプレイヤーは皆そうである。言い切る。

で、小学生の時分、その友達の家で遊んでいると「台風一家」という選手を作っていた。台風一家は名字であり各選手の名前は「父」「母」「兄」「姉」というようにけっこうな数の選手を作っていた。
台風一過という言葉を知らないので、それについて何も思わなかった。そこから時間が経つにつれて台風一過という言葉を知って、あああのときの友達はそれをもじっていたのだと気付いた。
そしてさらに時間が経過した今日、思い起こせば私が4年生で友達が5年生くらいだったと思う。小学5年生で台風一過を台風一家ともじって、家族に見立てて選手を作っていたというのは、なかなかどうしていわゆる「ギャグセンス」が高いと思う。

日記になかなか入らないのだが、あの頃たくさんいた友達は今どこにいるのだろう。年をとって思い出せば、あの子は貧乏だったのだなとか、家庭環境が入り組んでいたのだなと思うことがある。
私なんかは、幼稚園以外は全て公立学校出身であるから、各ステージで様々な人間模様を見ることができた。すべて公立に行くと、大人になってから多少の変人には驚かないようになる。そこにいたんだから、私も変人である可能性も高い。
子供を育てている方は、子供を私学に行かせるか公立に行かせるかは悩みの一つだろう。すべて公立ならさきほど述べたように社会へなじむ能力が高まるだろう。ただ、現代のお金儲けにはそんな能力はいらない。
私は私の人生にそこそこ満足しているから、すべて公立でいいじゃないと思うけども、今の賢い親御さんなら私学一択なのかもしれない。でも、せっかく高い税金を払っているんだから公立に行った方がお得だよなあ。子供なんかそこそこほったらかしててもそこそこ育つでしょう。これは中川家剛さんの言葉。

えーつと日記である。
今日は漫才大行進。今日と明日に大行進をして、今月の大行進出演は終わりだ。今日は出番を終えてからささっと帰宅することにした。日記がたまっているから書かなければと思う。今日は晩御飯は外に行こうと決めていた。なので朝昼と食べなくてもいいかと思っていた。それでもさすがに腹が減った。どうしようかな、軽く食べることにしようと決めてまいばすけっとへ向かう。
カップ焼きそばの食べ方、という話しはしましたっけ。一回はしたかと思うけども、もう一回しておこう。みんな忘れてるし、毎日読んでいるという人も少なかろうから。

今日の昼はカップ焼きそばにした。カップ焼きそばとはなんとも美味しい。美味しいのだが、味が濃い。白飯も食べられそうだ。しかし焼きそばと白米だけでは脂質と糖質、塩のみの体に悪すぎる。
白飯を野菜に変えられないかしらと思ったのが、大学生のときである。野菜と言っても、わざわざ調理していてはカップ焼きそばの手軽さを失うことになる。カップ焼きそばは安いというのも魅力の一つでそこも失いたくない。
ということで、もやしとキャベツを入れる。これを10年近くやっている。

やり方も様々で、常温のもやしをカップ焼きそばのカップ内に無理やり詰め込んで、熱湯を注ぐ。麺をふやかす3分なり5分なりでモヤシは見事にしんなりしてくる。お湯を切って、千切りキャベツを混ぜてもいいし、麺をおかずにキャベツを食べてもいい。
こうすれば、カップ焼きそばは100~130円くらい、もやしは高いところでも30円、千切りキャベツは100円で買える。300円あれば、野菜も摂れて腹いっぱいになる。これは貧乏人の皆さんにはお勧めだ。前やっていたバイトで貧乏なYくんにこれを教えたらとても喜んでやっていた。これが年の功である。貧乏の先輩に学べ!眞鍋かをり!

貧乏レシピをご紹介した。というのも今日の東洋館で、オキシジェンの田中さんと楽屋で「趣味ってなんだろう」という話しをしたからだ。
田中さんは自他ともに認める「無趣味」らしく、お笑いを仕事にするうえで趣味はいるだろうといろいろ考えてみたが、やっぱり無趣味だったとのこと。でも、人並みに音楽を聞いてみたりゲームもやってきたが、お笑い界の層の厚さはとてつもなく「趣味です!」とどうどうと言えるほどの知識はないそうだ。確かにそれは難しい問題だ。日付変わって、18日にはアマレス兄弟さんにレスリングの仕事でサンジャポに出られて、いいところに目をつけましたねと話したら、いいやもっとすごい人がいるからねとおっしゃった。レスリングの仕事は、私がレスリングに興味が無いからこそ知らない、公式の位の高い仕事があるらしく、それはもっと本格的にレスリングに取り組んでいる芸能人がさらっていくのだそうな。
なんでも上には上がいる。

そこで、田中さんと話す中で、そういえば私はほぼ毎日料理をやっている。料理と言っても、こだわりの食材で上質な食事を、なんてもんじゃなくて、月収8万円でも食っていけてそれでいて美味いという食事が得意である。これは未だかつて存在しないジャンルだ。
さもしいレシピを笑う企画はある。年収300万円のレシピもある。かつて、年収100万円以下で美味しく食べられるレシピなんてあったろうか。ということで、その第一弾としてカップ焼きそばグレードアップレシピを紹介した。

晩御飯に備えて、カップ焼きそばにしたが、これが食べすぎだった。気分が悪くなった。晩御飯は鳥貴族でキャベツを食べて来た。そこで気分が良くなったから「ディスコで踊ろう」と提案したのだが、うまくいかなかった。LINEできんぶらさんにも声をかけたがダメだった。
星飛雄馬のクリスマス会のような気分だった。

今日面白いと思ったことは「年収100万円以下レシピ!まとめて売ろうかな!あつまれ貧乏人!」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。