2023/10/19 小さな秋、小さな闘争

いやはや今日もつかれました。疲れながら頑張って書きます。
ここでいう、疲れたのは書いている今にとっての今日であり、これから書くのは今から見て昨日事である。うるせえ!さっさと寝ろ!と死んだオヤジの声が聞こえる(生きている)。

夜中まで起きていて、10時ころに起きたと記憶している。
明日は事務所のネタ見せにもかかわらず、漫才大行進がある。にも関わらずとは何事だ。舞台をいただけることのありがたさを忘れたか?と怒る方もいるだろう。
でも人間ってそういうもんじゃないかと私は思う。
仕事があって、飢え死ぬことはない程度にお金がもらえていることに感謝する一方で、もっとお給料を上げてほしいなあ、今日はやたらと眠いから仕事に行きたくないなあ、と思う。
人間の心は白黒、喜怒哀楽どれかに常に当てはまるということではなく、複合的である。竹中直人さんの笑いながら怒る人、というのは何も完全なフィクションではなく、リアリティを持ったものであることも面白いと思う感覚の一端を担っているのではないか。

そいやと起きて、支度をして東洋館に向かった。到着して、すぐさま着替えて10分間の楽しい漫才をやる。
出番が終わって、楽屋に戻るとドルフィンソングのお二人がいた。お二人がご所属のタップという事務所のライブ形式などをうかがった。いろんな事務所があって、みんなそれぞれ頑張っているんだなあ。
はやぶさ丸の大竹くんもやってきてちょいちょいと喋った。なにかのタイミングでドルフィンソングの三木くんが大竹くんの肩だったかをツッコミ交じりに小突いた。すると、大竹くんは一瞬イラっとしてしまったのだろう。
勢いよく三木くんの胸を叩いた。胸を叩くというのは、感動を与えたことの比喩とかではなく、シンプルに殴った。
ドンと音がして、三木くんは壁にもたれかかる形になった。さあ、ここから一気に嫌な空気になった。三木くんは明らかに怒っている。大竹くんは一瞬のイラつきを暴力に訴えた自身の行動に驚いているようだ。ああ嫌だ嫌だ。こうやって小さな争いが大きくなって、戦争になっていくのだ。

始めは小さな火種だが、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い(「パラダイムシフト高倉憎けりゃ、関西弁まで憎い」と言い換えることができる)状態となり、イデオロギーのぶつかり合い。武力闘争に発展する。ああ嫌だ嫌だ。

この件については、また大竹がやったぞ、と私としては面白半分であるが、とりあえずは静観することにした。最近、いらぬお節介をしたら顔に汚物をぶっかけられる経験もしている。くわばらくわばら。

楽屋が闘争状態になったので、私は東洋館の陰でこっそりとネタ作りをすることにした。サイゼリヤでネタ作りをやろうと思っていたが、喫煙ができないことを思い出した。ネタ作りにタバコはつきものである。体に毒とわかっているが、良い逃げ道になる。できるだけタバコが吸える環境だとネタ作りはやりやすい。その点、東洋館であれば、行き詰ったタイミングで屋上に行けばタバコが吸える。

今日はまだ何も食べていないので、とてもお腹がペコちゃんだったが耐えながらネタを書いていた。なにわプラッチックの三輪さんがいらっしゃって、いっしょにタバコ吸おか~とお誘いいただいたので、しばし休憩をする。その流れで楽屋に戻り、漫才協会のこれからについて熱く議論した。
途中、2世代ターボの河崎さんも楽屋に到着した。とても恥ずかしいことを正直に言うが、私は4、5年と漫才協会にいるが河崎さんとちゃんとお話したことが無かった。というのも、河崎さんは見た目がなんとなく怖いのだ。
そして、金谷ヒデユキさんと河崎さんが闘争状態にあるという話も聞いていたので、なるほどこれはよほど怖いのだろうなと思い、話しかけられないまま今日に至っていた。
そういえば、金谷さんとBOOMER伊勢さんも仲が悪い時期があった。漫才協会に入る前に、爆笑問題カーボーイで金谷さんVS伊勢さんの話を聞いていたこともあり、二人ともよほど変人であり怖い人なのだろうと思い込んでいた。

いい年して喧嘩ばかりしたくないもんである。

三輪さんと話していると、ススッと河崎さんも会話にご参加くださった。おお~、このタイミングで初めて河崎さんと話すなあと緊張しながら話した。思っていたよりもとても物腰が柔らかく、良い方だとわかった。
私はつくづく勘違い屋さんである。勝手に難しく考えて、勝手に近づかないようにしてしまっていた。改めなければいけないなと痛感した。

これがおよそ15時過ぎくらいだったろうか。さすがにお腹のペコちゃんが大騒ぎし始めたので帰ることにした。

帰宅して、食事をしたところで眠たくなった。2時間ほど眠った。
そこから、うおおおおおおおとネタを書いて、朝6時過ぎに寝た。
ああ、ようやく一つ日記を書き終えた。ふ~!

今日面白いと思ったことは「喧嘩はやめたほうがいい。」


こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。