選択肢型試験問題対策

はい なぜ日本の受験勉強が重箱の隅を突くような難問奇問になったのか?って話でもあります。
なぜ、教科書に載っていない(もしくは資料集の片隅のそのまた片隅の事象に関する)出題があるのか?
なんで、専門家でも二度と使うことが無いような事が出題されるのか。
答えは簡単です。選択肢型問題だからです。
でもって試験対策を教える人が 馬と鹿だからです。
例えば問題に対して5つの選択肢があるとします

憶えておかなきゃいけないのは
Aは絶対に憶えておかなきゃいけない事
Bもまぁ憶えておいていいんじゃないって事
Cは多分 専門家くらいしか知らない事(憶えていなくても大丈夫)

問題は ほにゃらかです 次の用語と説明のうち正しいものを選びなさい

  1. AのことをAの説明で正しく書いてある

  2. BのことなのにAの説明を書いてある

  3. AのことなのにBの説明で書いてある

  4. Bのことなのに明らかに違うことが書いてある

  5. CのことをAの説明で書いてある

正解は もちろん 1です でね このAはこの学問で絶対に憶えておいたほうが良いことです 教科書にも太字で書いてある
だけどBはさらっと書いてあってCは載っていない教科書もあったりする

これねAのことを正しく憶えておけば答えられる問題なんですよ
だって、1.を絶対に選ぶじゃん
ちょっと不安でもAのことをしっかり憶えていれば2.と3.が違うのがわかるよね そして5.もAの説明じゃん!で違うってことがわかるんよ

なのに「憶えることイコール学問」だと信じている馬と鹿のハーフのような教師はAもBもCも憶えておけばこの問題に対応できる。って考えるのよ。

まぁCを憶えておくのもいいけど ABCの3つだけじゃないからね
絶対に必要なものをしっかりと理解する(憶えるじゃない)ことで
例えば

1.AのことをAの説明で正しく書いてある
2.AのことをEの説明で書いてある
3.EのことをXの説明で書いてある
4.Xのことをγの説明で書いてある
5.βのことをAの説明で書いてある

にだって対応できるのです
別に坂本龍馬がどこの店で斬られたって歴史に大きく関係ない
年号が1年や10年違ったからってどうでも良い
ただし その年号がとても意味がある(他の国の事象と関連があるとか関係者の年代に意味があるとか…)ものなら憶える必要があるかもしれない
でも なぜその事件が起こりそれがその後の世界にどのように影響を与えたのか であれば 登場人物の名前のスペルが違ったっていいし、事件が起きたのが冬であろうが真夏であろうが そんなのどうでも良いことがほとんどだ)

選択肢問題は採点が楽だし 出題だって一つ正解を示せば あとはどうでもよいことを教科書や資料集の隅から引っ張り出してくれば良い
それで一部分を間違えて書けばよいだけだ
絶対に正しいしみんなが知っておかなきゃいけないことなんてそれほど多くはない。あとは趣味嗜好で用語や年号・人名などを引っ張り出してくる

そんで 馬と鹿の違いもわからない教師が 膨大な無駄な知識(知識と呼ぶのも穢らわしい)をその意味さえもわからずに学生に憶えさせる

選択肢問題を作るために無駄とも思えるものを憶えさせられる。
貴重な時間と労力が浪費されているって思っちゃったんだからしょうがない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?