001:「サイバーパンク: エッジランナーズ」を観終わって
近未来を舞台にした少年少女の青春は、実にあっけなく終わった。
エンディングを迎えた時、あまりのあっけなさに、私は「そうか、ここで終わるのか」と。
決して自分の中で評価が低いわけではない。ただ、王道ともいえる結末を、安いハッピーエンドを期待していた自分がどこかにいたのだ。
それがどこで芽生えたのかと思い返せば、それは、主人公と同じタイミングだったのかもしれない。
そう、私はこの物語を「特別」だと思ったのだ。
けれど、この物語は、最後に私にこう言った。
いいや、現実は普遍だと。ど