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2024年読書メモ

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2024年の読書メモ保存先。 おみくじは2度引いて両方中吉。写真は高田馬場の諏訪神社。
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2024年1月の記事一覧

【a-9】昨日がなければ明日もない 宮部みゆき 著 読書メモ

【a-9】昨日がなければ明日もない 宮部みゆき 著 読書メモ

オーディブル。
杉村三郎シリーズ、多分最後?

もはや、完璧にシリーズスタート時と別の物語になりつつあるけど面白い。

宮部みゆきのこのシリーズは高校の時に読んだ名もなき毒から続いて、本当に下手すると隣人になりうる狂人による被害が語られる。
今回は永遠の思春期のような母親の傍若無人かつ瞬間湯沸かし器のような人格が出てくる。

また、大学の体育会のノリが抜けない悪い先輩の身内ノリの延長で犯罪を犯す話

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【a-10】首洗い滝 よろず建物因縁帳 内藤了 著 読書メモ

【a-10】首洗い滝 よろず建物因縁帳 内藤了 著 読書メモ

オーディブル。
シリーズもの。オカルト、結構怖い系。

広告代理店に勤める若手女性が主人公。
町おこしの仕事受注のために動いたら、滝で悲惨な死亡事故。
その事故は明らかに人為的なものの域を超えている。

調べていくと江戸時代の因縁が事件を引き起こしてたことがわかり、その辺を解決していく。
オカルト色強めなのでとんでもストーリーになりがちなのは仕方ないかな。
まぁまぁ面白かった。

【a-8】石の繭 警視庁殺人分析班 麻見和史 著 読書メモ

【a-8】石の繭 警視庁殺人分析班 麻見和史 著 読書メモ

オーディブル。
シリーズものっぽい?

新橋で遺体が発見された所から始まる劇場型の連続殺人事件。
主人公は若くして警視庁の刑事課に配属された女性。亡き父も同じ仕事だった。
二代連続の刑事が悲劇を招く。

かつての身代金目的の誘拐事件が発端となり、今回の事件が起きる。
ストーリー内の謎解き要素というか、犯人当てもキチンと考えると面白かったと思う。

社外秘をその辺でペラペラしゃべるもんじゃないですね

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【a-7】おいち不思議がたり あさのあつこ著 読書メモ

【a-7】おいち不思議がたり あさのあつこ著 読書メモ

オーディブル。
あさのあつこさん久しぶり。この人の本は必ず爽やかな気分にさせてくれるから好き。

江戸の世話モノかつオカルトミステリーって感じ。蘭学医術を学んだ父と貧乏長屋でお金のない人々に医療を提供するおいちが主人公。

おいちは実は見える人なので、色々察知してしまい、様々な事件に首を突っ込んでいく。
岡っ引きの親分とも協働して狂ってしまった大店の薬屋を救っていく。

お父さんも只者じゃなさそう

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【a-5】帝都地下迷宮 中山七里 著 読書メモ

【a-5】帝都地下迷宮 中山七里 著 読書メモ

オーディブル。
これは面白い。しかもオチがSFになりきらない感じがすごく好き。

主人公は役所勤務の廃駅マニア。
仕事のストレスから我を忘れて不法侵入して夜の東京の地下に潜り込む。
そこで人に出会ってしまう。そこから現実とは思えない人々の地下暮らしに遭遇し、事件に巻き込まれていく。

その人たちは、原発関連施設の事故の被害者で紫外線に当たれない病気になっているとのこと。
高速増殖炉もんじゅってそう

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【a-4】可燃物 米澤穂信 著 読書メモ

【a-4】可燃物 米澤穂信 著 読書メモ

オーディブル。
聴いてからだいぶ経ってしまってかなり忘れてしまった。ミステリー短編集だった。

覚えているのは群馬県警?の警部?が色々な捜査に独特の勘を働かせて事件の勘所を見極め解決してしまうというもの。

ゴミへの放火の事件でスーパーの店員さんが火の用心への警告としてやっていたのだけ覚えてる。

【a-3】禍事 警視庁異能処理班ミカヅチ 内藤了 著 読書メモ

【a-3】禍事 警視庁異能処理班ミカヅチ 内藤了 著 読書メモ

オーディブル。
シリーズの続き。

何やら日本各地で霊的な異変が起こりつつあり、各地にいるミカヅチOBたちから対応要請が入る。
主人公の霊視能力も覚醒しつつあり、様々な影響を受け、目撃してしまう。

三田警察署の話で日本の警察署は忌地に建てられてることが多いっていうのは本当なのかな?
三田は江戸の僻地だったというのも面白かった。その僻地で刑場やら墓場やら置いて、それが前巻のカンカンダラの話しでは、

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【a-2】復讐の協奏曲 中山七里 著 読書メモ

【a-2】復讐の協奏曲 中山七里 著 読書メモ

オーディブル。
弁護士御子柴シリーズ。多分最後の話。もっと続編が欲しい!

今度は事務所の事務員のヨーコが逮捕されてしまう。個人ブログの扇動により御子柴への懲戒請求が大量に届く中、このヨーコの生い立ちを探ることで自分の無知さ、鈍感さに打ちのめされていく。
ずっと身近にいたヨーコの不気味な素性に疑心暗鬼になる中、ヨーコが逮捕された事件の真相も徐々に見えてくる。

最後の2回目の法廷の場で、全てをひっ

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【a-1】桜底 警視庁異能処理班ミカヅチ 内藤了 著 読書メモ

【a-1】桜底 警視庁異能処理班ミカヅチ 内藤了 著 読書メモ

オーディブル。
2024年1作品目。

ミカヅチシリーズの続き。
何やらエピソードゼロって感じの話で主人公の安田くんがミカヅチに入るきっかけが描かれていた。

なんとオカ板怪談で有名なカンカンダラが題材となってトラブルを抱えてしまい、その解決をミカヅチに入って助けてもらう話。

仲間たちの能力も見えて面白い。

カンカンダラと言えば、反抗期で母親に酷いことした息子に親父が怒り、禁足地へ行ってみろと

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