がるぼ

30歳。やりたいこと、住みたい場所を探し続ける。

がるぼ

30歳。やりたいこと、住みたい場所を探し続ける。

最近の記事

この国で、この時代にする選択

買い物をするとき、どのような基準で商品を選ぶか。 どんな買い物をするかにもよるけれど、 幾つかの選択肢があれば安い物を選んでいた。 食べ物みたいに口に入れるものは産地や原材料を気にするけれど、 特に日用品は ”安さ” が選ぶ基準の一つになっていた。 それが誰によって、どこで、どのように作られているかなんて考えず。 そんな私の考えが、私のパートナーの行動によって変わってきた。 彼はあらゆる物において、「日本製」のものを探し、購入していた。 洗濯バサミから冷蔵庫まで。 それ

    • 思い出の残し方

      中秋の名月。 見事な月に思わずスマートフォンのカメラを起動させようと思ったけど、 きっと、見たままには残せないだろうと思ってポケットに突っ込んだ手を元に戻した。 よくわからない写真になって、後から見返してきっと消してしまう。 心が動いた今日見たこの月を、そんな悲しい写真にしたくなかった。 これまでも写真だったり、動画だったりでいろんな思い出を残してきているけど、 この写真や動画はいつまで、どういう形で残っていくんだろう。 見ればその時を思い出して幸せな気持ちに浸れ

      • バレンタインデー

        noteを始めたきっかけは、心に浮かんだ言葉や文章を残して、小学生の時から書くのが好きだった詩のようなものを書きたかったから。 だけど、自分の気持ちをスラスラと書けることに気づいてからは、職場のこと、働き方とか男女のこととかを書きたいと思うことが増えた。 今日も、最近感じた違和感を書き残しておこうと思う。 高校生の時までは楽しかったバレンタインデー。 友チョコがメインで、先生にもあげたり。 好きな人にあげるという友だちの勇気にみんなで盛り上がったり。 ただ楽しかっ

        • 気持ちの記録20201116

          占いに行ってみた。 付き合って3年になる彼氏がいる。 私ももうすぐ30歳になるし、「この人と結婚していいのか、いつ結婚するのか」とか、結婚について少し話を聞いてみようと思った。 結果、彼とは相性はかなり良く、2人ともお互いのことをとても好きあっているらしい。 しかし、結婚する気持ちにまだなっていない、とのこと。 私も彼も。 みんなが何歳までに結婚して、子どもを産んで、という将来設計をしている中、私も漠然と同じような人生を歩むんだろうと思っていた。 そうしたいかど

        この国で、この時代にする選択

          私はパンダ

          私の職業は女性の割合が少ない。 学生時代に理系コースを選択したときからいびつな男女比には慣れていた。設備的な面で実習のために着替える場所や女性用のトイレについてはもう少し考えて欲しいものだと感じていたけれど、女性だからと差別をしてくる同級生もいなかったからそれなりに問題なくやってこれていた。 大学生のある日、今の私の職業に近い女性の方と話をする機会があった。 その人は昭和の時代に就職したそうで、その当時その職業で女性は1人だったらしい。 その人が言うには、「当時の自分

          私はパンダ

          with コロナ の働き方

          今までは会議や打ち合わせに参加しても、その場の空気、参加者の顔色をうかがって意見を言うのに苦労した。ただ座っているだけとなった会議では、何のために参加しているんだと言われることもあった。 それが今ではweb会議が主流になり、都合が悪ければカメラをオフにし、意見がある時は挙手ボタンを押せばいい。今までなら言えなかったことも意見できるようになって、その調子でどんどん意見を言ってくれと褒められるようになった。 私には "with コロナ" の働き方が合っているように感じる。

          with コロナ の働き方

          忘れられない時間

          幼い頃の夏、祖父母の家に遊びに行った時のこと。 祖母は出かけ、家には祖父と私。 幼い私は人見知りで、初めての祖父と2人だけの空間に少し居心地の悪さを感じ、家の中を見て回ったり1人で適当に過ごしていた。 祖父はいつものようにパソコンで囲碁を打っていた。 少し時間が経った頃、祖父が普段は近寄ることのない場所に立っていた。 お茶を入れようとしていた。 年季の入った、茶色いよくある急須を使って。 私は祖父がお茶を入れているのを、その時、初めて見た。 祖父は病気の後遺症で右

          忘れられない時間

          止まない雨はない

          勢いよく飛び出した私を心配そうに見つめるあなた。 立ち込める分厚く灰色がかった雲から大粒の雨。 振り返ると、雨のスクリーンごしにあなたは見えず 前を向き直しても何も見えずにただ雨に濡れる。 手をつたい、地面に落ちる雨が 地面に叩きつける雨に混じる。 大雨の中歩いていてふと思い浮かび残しておきたくなって noteはじめました。

          止まない雨はない