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期待せず信じる

中学生の頃、自分が嫌いでした。自分のダメさを自分が一番よくわかっている。弱気なのに見栄っ張りで、カッコつけてもホントはダサくて、傷つくのが怖いから中途半端にしか人に想いを伝えられない。

そんなダメさを一つ一つ確認しては、自分を嫌いになっていく。氣づいたら自分アレルギーになっていました。もちろん毎日が面白くない。唯一嫌いな自分を忘れさせてくれたものが部活でした。バレー部だったのですが、練習や試合をしているときだけは、純粋にボールに集中できたのです。そこには自分がいませんでした。
レギュラーになれたことで、試合に出場し、その試合が終わってふと我に戻ると、自己嫌悪が始まりました。

「なんでオレって、こんなこともできないのか・・」

徐々にメンバーとうまくいかなくなりました。なぜなら自己嫌悪でチャージした“陰氣”を周囲に放電していたからです。なぜうまく行かないのかわからないので、悶々とし、さらに陰氣をチャージしては放電することを繰り返していました。氣づいたらレギュラーを降ろされていました。怪我をしてグレたスラムダンクの三井寿状態だったのです。


今思い返すと、この自己嫌悪病にかかった原因がわかります。それは、自分への期待。「自分はもっとできる、もっとすごいはず」といった期待に対して現実は全然ダメ。そのギャップの大きさ。ギャップは失望となり、失望はショック体験となり、そのショック体験で自分を不快に感じ、自分が嫌いになっていったのです。

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