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SKULL THRASH ZONE VOL.1

僕がスラッシュメタルを聴くようになったきっかけは
ずばりX(エックス)だ。あえてXJAPANとは書かない。好かん。

Xとの出会いはあんまし良くなかった。夜ヒット(夜のヒットスタジオ)かなんかで紅を聞いて、
なんだこいつら、ダセー!!と大嫌いになった。

ところが、ある日ENDLESS RAINを聴いて、おおぅ?と
シングルCDをレンタルしてみる。
するとそのカップリングにXのライブバージョンが入ってて、
これではまったのね。
当時BOOWYなどビートロックばっか聴いてた僕でしたが、
もっと曲が早けりゃカッコいいのに、ってずっと思ってたので、
Xのスピード感にぐっと来たわけですよ。
んでBLUEBLOOD借りて、速い曲ばっかりでうれしくなり、VANISHINGVISION買って
大喜び。

んで、ある時XのインタビューとかXの本とか読んで、
彼らのルーツはやはり洋楽だって知ったのよ。
初めて、音楽というものに関して真剣に調べていくようになったね。
KISSが全員好きだったというので借りてみたが速くなかった。
当時友達がみんな聞いてたガンズも速くはなかった(笑)
そういうスタンスで洋楽聞き始めたから、ちょっとひねくれた洋楽趣味を
持ってしまったのかもしれない。
正直、洋楽はダメだ、日本のほうが良いって思う寸前でした。
ここで奇跡が起きる。

ちょうど時代は日本のアンダーグラウンドシーンでスラッシュメタル系が活躍してた頃だったのか、バンドやろうぜっていう雑誌でスラッシュメタルの特集をしてたのよ。

様々なバンド名が表に載ってて、そこにはスラッシュメタル四天王だの、NWOBHMだのなにやら魅力的な言葉がたくさんあり、これらのバンドを週1枚ペースでレンタルしていきながら段々詳しくなっていったのね。
の雑誌は僕にとって運命の一冊だった。
立ち読みして本当によかった(←買えよ)

メタリカ、スレイヤー、アンスラックス(なぜかメガデスは借りなかった)、デストラクション、テスタメントこの辺。エクソダスはなんか違ったCD借りちゃったのか、あまりに大人しくて、全然だめだった。数年後に後悔する。中でもメタリカの「メタルマスター」、アンスラックスの「アタックオブザキラービーズ」はめちゃくちゃ気に入ったんだよなあ。

一方Xのほうはというと、なんか全然アルバムが出ず、その代わりにと「かまいたち」とか、似たようなかっこしたバンドを聞きあさって見たものの、もう全然だめでね。
そんな時、たまたまCD屋さんで見つけてすげー気になったのが、タイトルの
SKULL THRASH ZONE VOL.1だったのね。
なんたって、Xの曲が入ってる。しかもライブビデオ観た時に演奏してたSTAB ME IN THE BACKが入ってるのよ。
いや、それより、各バンドの顔がこえーこえー(笑)特にDOOM。人間じゃねえ(笑)
本当にこんな人達が日本人でいるのかと思うとなんか慄然とした。
でもお金ないし買わなかった。しばらくしてたまたま見つけたレンタルCD屋で、このCDが置いてあってレンタルしたのさ。

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左からYOSHIKI、TOSHI、TAIJI。いかついけどまだ序の口

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JURASSIC JADE。真ん中のHIZUMIさんは女子です。こえー。

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DOOM。に、人間じゃない(笑)

このCD初めて聴いた時はこりゃあ人前で、少なくとも親の前では聴けないなって思った。
まあ当時はANTHRAXのMILK(S.O.Dのカバー)を聴いた時も親の前で聴けないって思った子だったからね。
なので、音楽はイヤホンで聴く事の多い子でした。
んで、このアルバム、Xがやっぱ良いなと思って良く聴いてたんだけど、もひとつGROUNDZEROってバンドのDEATHTRAINって曲がやべぇこれ!
と怖いもの見たさ的に思ったな。
デェストレ~~ン!って、僕の人生初めてのデス声だったかも。
JURASSIC JADEもやばいなと思った。あの声が男か女か、若いか年かわからず、怖かった。
DOOMはベースがすげぇってのを後から知ったんだけど、そういうのあんまり分からない自分はついていけなかった。今聴いたらどう思うかな。もう死んじゃったんだよね。

後から知ったといえば、GROUND ZEROってなんと地元浜松のバンドでした。浜松実はスラッシュメタルシーン非常に熱かったんですね。

X好きな人は、「ジェラシー」に入ってるSTAB MEよりカッコいいから一聴の価値ありだと思います!


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