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楽描きエッセイ

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日々の思ったことを、らくがきアートとと一緒に綴っています。
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2014年8月の記事一覧

どっぐふーど。

何度も言うが僕は美食家である。 だが、それは決して高価な食材で一流の料理人が作った食事が好きだという事ではない。たとえば、コンビニのおにぎりでも青空の下で食べたりするような「食する事に美しさ」を求めるのである。 食事の美しさとは、見た目ももちろんだが、食事を作った人間のもてなしの美しさでもある。たとえ、ご飯とアジの開きであっても、焼き立てを出すのとそうでないとでは美味しさに雲泥の差が出る。 食事中の会話への配慮も重要だ。 会社の不満や、人の悪口を種に会話をしようとする

¥100

そぼくなぎもん

人は日々、生きるために様々な生き物を食べている。 その土地の風土に合わせ、食は研究され進化して大事な文化となった。 その中でも和食の文化は実に多彩だ。 しかし、現代日本ではむしろ諸外国の食文化のほうに慣れ親しんでしまっている。僕ももういい年だが、普段、口にする和食と言えば、思い浮かぶのは、寿司、すき焼き、煮物ぐらいで、懐石料理なんかはそうそう口には入ってこない。 そんなんだから、和食への知識も乏しいし、たまにお呼ばれで料亭などで本格和食を食べても、その繊細な和食の旨さを実

あたりまえのまえ。

このところ年のせいか布団から一気に起き上がれなくなった。 というよりも、つかまり立ちをするのが癖になってしまったというのが正しいのかも知れない。 一昨年に椎間板ヘルニアを煩い、とにかく腰を曲げるのが辛い。特に起き抜けは腰が固まっているのか支えなしでは顔も洗えないぐらいだ。 そんなわけで、布団から立ち上がるときも近くの椅子やチェストに掴まり腕の力で引っ張り上げることでなるべく腰に負担をかけないように起きるのが日常となってしまった。 こんなことでは、よそ様よりも一足先に介護保

しめじのちから

311の震災以降、我が家の食卓に椎茸となめこ、そして浅利が上がる機会がなくなった。僕の大好物のしめじは屋内栽培だからと言う理由で、なんとか家内の安全基準はクリアしているらしい。 言わずもがな、放射性物質の吸着を恐れてのことなのだが、僕個人としては正直バカバカしくもある。 ある時点ではチェルノブイリ以上に汚染された東京を離れられない現実。 そういう中で暮らしているというのに、何を敏感に反応しているのだろうと思うわけである。 体内被曝は確実にジワジワと僕らの体を破壊していく

JAPANESE CRISIS 2013

¥100

幸せの瞬間

いつも、食事は質素にすませている。 立ち食い蕎麦、マックのハンバーガー、松屋の豚丼・・だいたいこのローテションだった。どれも、1食300円以内(笑) 最近は、天気のいい日に公園でお弁当を買ってランチもしているが、これでも400円以内・・だいたい食べるものが決まってくる。サンドイッチ、ノリ弁、おにぎり・・ 味や健康なんて、気を使っていられない。財布が僕の意思とは関係なく、「昼食」を決定してくれる。正直、昼休みだから、無理やり食べるというところもある。 かといって、味オン