幸せの瞬間

いつも、食事は質素にすませている。

立ち食い蕎麦、マックのハンバーガー、松屋の豚丼・・だいたいこのローテションだった。どれも、1食300円以内(笑)

最近は、天気のいい日に公園でお弁当を買ってランチもしているが、これでも400円以内・・だいたい食べるものが決まってくる。サンドイッチ、ノリ弁、おにぎり・・

味や健康なんて、気を使っていられない。財布が僕の意思とは関係なく、「昼食」を決定してくれる。正直、昼休みだから、無理やり食べるというところもある。

かといって、味オンチと言うわけでもない。むしろ美食家だ(笑)

前の会社の時には、昼からみんなで焼き肉や、イタリアンなんてこともあったが、そんなことは、今となっては嘘のようだ(笑)

昨日、クライアントの新商品のサンプルを通販サイトに掲載する為、写真を撮った。松戸にあるピーナッツサブレーで有名な「富井」の新作である。

撮影が終わったあと、捨てるのも勿体ないので、みんなから見えないところで頬張ってみる・・・

うまい・・・実に美味い。

ほっぺたの両側がキーンと突っ張る・・

コーヒー風味のフィナンシェを食べた瞬間、どこか遠い世界に行ってしまった。

ここの焼き菓子はどれも、おいしいんだけど、この「コーヒー」風味はちょっと別格のうまさ。

・・し・あ・わ・せ・・

実は甘党の僕である・・いつもはコンビニの100円シュークリームが唯一の慰めだが、やっぱり値段の張るフランス菓子は違う。頬張った瞬間に思わず笑みがこぼれる・・これがフィナンシェというものか！

しかし、幸せとは一瞬で過ぎ去るもの・・何ともさみしいものである。

2006年11月1日記