つながりを取り戻す
この週末は、友人たちとの共同企画で、アメリカの環境活動家であり仏教とシステム理論の研究実践家であるジョアンナメイシーの「つながりを取り戻すワークショップ」を2泊3日で開催しました
色んな意味で濃密な時間でした。
このワークショップについてはこちらを御覧ください。
このワークショップは通常、心理的安全性とプライバシーを守るためにクローズドな環境で行われるそうです。
今回は私のお寺が会場ということと、コミュニティ全体がワークショップの場となるということで、完全なクローズドではなく、ある程度親しい人は出入りができ、場所もお寺の本堂だけではなく、境内や周辺の環境、また神社へ神社や森などにも出かける「半開き(セミクローズド)」となりました。
ワークショップの内容は、ウェブサイトを参考にしていただくとして、今回のこの3日間ではワークショップのテーマである、つながりを取り戻すというキーワードにシンクロするかのような出来事がいくつも起こりました。
ワークショップで行う植樹に使う苗木を檀家さんが寄贈してくださったり、近所の山菜採りの名人がたくさんのタラの芽を摘んできて置いてってくださったり、宿となった農家民宿のお母さんも私たちの少しややこしいオーダーにも快く応じてくれました。
また地元の友人たちがワークショップに参加しつつ、その世界観を一緒に感じたり、またワークショップの参加者を受け入れる側になってくれたり。
普段私たちが当たり前のように受け取っているつながりというものを、改めて再発見した感じでした。
そしてお寺、神社、そして森の纏っている100年〜1000年単位の時間の流れというものが言葉を超えてしみじみと感じられ、私たちの生きてる不思議さをよりはっきりした輪郭を持って感じるような時間でもありました。
最後に行った植樹はなぜか本当に楽しく嬉しかったです。世の中には色々ネガティブな環境問題が報じられていますが、たった1本の木を植えるということがこんなにも希望になり、こんなにも自分の命を喜ばせるものだということをに参加者みんなで驚き喜びを分かち合いました。
これからも私のお寺で何かイベントやワークショップ、合宿や研修などを行う時は必ず植樹をしようと思っています。
ジョアンナメイシーのワークショップに限らず森林浴や自然と禅の体験、里山リトリートなど企画がありましたら是非ご相談ください。
サポート、お願いはしませんが、喜んでお受けします。文章を書くことは私にとっての”托鉢”修行といえるかもしれません。