肩書きだけでは、人は成長できない。

社会人になって聞くようになった。「肩書きが人を成長させる」という言葉。

間違えではない。でもそれだけじゃ足りないと、実感している。

コピーライターになって、もうすぐ1年。

企画やコピーをつくる中で、「できた!」と思える感覚はほとんどない。

自分の押しよりも、それ以外のもの方が「いいじゃん」と言われることがまだまだ多い気がする。


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言葉の企画を通して、分かったことがある。

成長するために必要なことのひとつは「夢中になる」こと。

2回目の講義で、阿部広太郎さんの企画書を見せてもらって、「熱量」が圧倒的に違うことを再認識しました。

阿部さんは世の中も意識しているけど、ちゃんと「自分ごと」にしている。

「正論より楽論」(正しいだけでは人は動かない。楽しいことが人を動かす。)

阿部さんは、企画を受け取る人やエンドユーザーさん目線で話をしてくださったけど、この考え方はつくる側も同じだと思うのです。


「ちゃんと的を得るものつくらなきゃ。だって、コピーライターなんだから」

そんな気持ちが自分を追い詰めちゃって、楽しめなくて、考えることが苦痛になっていた。

夢中になって、どこまでも自分ごとにする。

それが、企画の熱量になるのだと思う。

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いまは肩書きが、ただ荷物になっている。

一度、肩の荷を下ろして考えてみよう。

コピーライターだからとか、そんなの忘れて

課題にちゃんと向き合って、しっかり楽しむ。

まずは、夢中になることを心がけていこう。


2019.06.21 杉本初芽








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