求人広告の闇を晒します

求人広告には良い面しか書かれていません。
企業側に不利な情報は応募数の減少につながるからです。
でも、中にはメリットに見えるけど実はデメリットだったり、ウソの表記があったりします。
現役求人編集者の僕が、そんな求人広告の闇を晒していきます。

面接確約! ⇒ 面接させて下さい!

「面接確約」って上から目線な感じがしますが、翻訳すると「面接させて下さい」です。面接確約は書類選考で落とされることがないので応募者にはメリットに感じますが、実際は、応募が無くて困っている不人気会社が使う苦肉の策です。
応募が多い人気企業で面接確約していることはなく、むしろ書類選考で落としていきます。選ばれる企業か選んでもらう企業かの違いですね。

未経験者歓迎!経験者優遇! ⇒ 経験者歓迎!

これもよく見る表記ですが、実際は経験者を歓迎しています。
でも経験者の採用は難しいから、妥協して未経験者を採用しています。
本当に未経験者を歓迎しているなら、「経験者優遇」の表記はありません。

ノルマなし! ⇒ 目標あり!

営業職では「ノルマなし」の表記がありますが、ほとんどの場合、「目標」があります。ノルマと目標は意味合いは違いますが、目標だから未達成で良いかといえば、そうはいきません。たとえ目標だったとしても未達成なら注意されます。会社によっちゃ怒られます。
「ノルマなし」だから楽な仕事だと思うのは危険です。営業職は結果が全てです。

20代活躍中! ⇒ 20代募集!

求人広告は年齢を限定しての募集は法律で禁止されています。でも企業側からすると、やっぱり若手を採用したい現実があります。
そういう時に「20代活躍中」を使用します。
「20代募集」はNGですが、「20代活躍中」は事実を言っているだけなのでOKなんですね。だから実際には20代より40代スタッフの方が多い職場だったりします。

シニア活躍中! ⇒ 本当は若者募集!

一方「シニア活躍中」は「シニア募集」で間違いないんですが、ニュアンスがちょっと変わります。本当は若者を採用したいけど、若者の応募がないから、しかたなくシニアをターゲットにしているんです。

○○アドバイザー ⇒ 営業職

「○○アドバイザー」とか「○○コーディネーター」「○○プランナー」などカッコいい職種に聞こえますが、結局は営業職です。
このように職種名を横文字に変換して誤魔化す職種詐欺に注意しましょう。ちゃんと仕事内容もチェックしてどんな仕事なのか理解しましょう。

月収100万円以上可能 ⇒ 月収100万円以上も不可能ではない

高収入をアピールする求人も多いですが、あまり真に受けない方がいいです。トップ営業の収入だったり、過去に事例があるだけだったりと、現実的ではありません。あくまでも、給与例ではなくて月給で判断しましょう。

ほかにも求人広告の闇はまだまだあります。
今後も晒していきますwww


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