努力と夢中の違いを考えてみる
「努力は夢中には勝てない」という言葉が好きです。ホントにその通りで夢中になれる人は無敵だと思います。
ただ、そもそも夢中になること自体が難しく、しかもそれが仕事と連動するこはさらにハードルが上がります。
夢中になれればベストですが夢中になれない人は、努力するしかありません。つまり、多くの人は努力が必要なんですね。
そこで努力と夢中の違いはなんなのかを考えてみました。
まずはそれぞれの意味を調べてみました。
努力とは
目標を実現するために、心や身体を使ってつとめること
夢中とは
それに心を奪われ、ほかの事を考えない状態になること
意味を比較すると努力は目標達成の手段でありそこに感情がないことがわかります。一方夢中には目標はなく行為そのものが目的で感情に支配されている状態です。つまり目標を設定した地点で夢中ではなくなるということになります。この夢中はコントロールができないというところに難しさがあるんですね。
ちょっと視点を変えてみましょう。
この二つが比較されているということは共通点もあるはずです。
努力と夢中の共通点は何かを考えてみると「継続」が思い浮かびました。
努力は目標達成に向けて継続しますし、夢中は勝手に継続してしまうという感じでしょうか。継続という観点から考えてみるとこうも言えます。
ネガティブな継続は努力
ポジティブな継続は夢中
本来、「努力」の意味には感情は含まれていませんが、実際はきついや大変といったネガティブな感情がセットになっています。努力が続きにくいのはネガティブな感情だからかもしれません。
夢中はポジティブな感情100%なので継続します。というか止められません。でも夢中はコントロールできないんですね。
二つの特性を理解すると目標達成へのアプローチには2種類考えられます。
1.努力をできるだけポジティブに思えるように工夫すること
2.夢中になれることを仕事に展開できるように工夫すること
1は仕事であれば、苦痛な作業を仕組みしたり、仕事をゲーム化したり、外注化したりいろんな方法で別のやり方を考えてみるといいでしょう。
2は野球に夢中なれるとすれば、野球選手を目指すのではなく、野球に関する業界で働いたり、体を動かす仕事に就くということも考えられます。また、今の仕事に野球の要素を入れられないかを考えるのもありです。
どちらかのアプローチだと一般の人にも応用できるのではないかと思います。
努力と夢中に関して考察していきましたが、改めて感じたのが夢中になれることが仕事だということは本当にラッキーで素晴らしいことだということです。
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