転職を経験して感じたこと

お久しぶりです、生きています。


こんにちは、こんばんは、バイスマンです。
早いもので、転職してまもなく1年が経とうとしています。いくら同じ業界や業種の会社に移ったとしても、新しい環境は慣れないものですね、死に物狂いで日々生きています。人間関係はもちろんですが、社内システムの使い方や仕事の進め方なんかも慣れないと大変ですね。今日はたまたま時間があるので、自分への備忘録として転職して良かったと感じることと、苦労していることをつらつらと殴り書きしていきます。自分宛なので、読みづらい文章になっています。あしからず。

転職して良かったこと

年収が上がった。

これは転職の一番大きな目的だったので、良かったと思っています。具体的な金額は伏せますが、お給料が増えるというのはモチベーションに直結します。衣食住や趣味にかけられるお金も増えました。前職では年間の昇給がほぼ0だったので、毎年しっかり昇給があるというのも非常に良いと感じています。

休みが増えた

前職でも有休はある程度自由に取得できる会社でしたが、有休消化率が上がりました。

労働環境が良くなった

前の会社ではフレックスという概念は無かったのですが、非常に便利。「今日は遅くまで資料作成したから、明日は朝は10時半から仕事しよう。」みたいなことが可能になりました。(もちろんお客様のご都合や業務調整をしている前提ですが)

同世代に優秀な人が多い


これは本当に良かったと思っています。前職では、「とりあえず内定出たのでこの会社に決めました。この業界には興味無いです。」みたいな人が大勢いましたが、現職ではそんな人が全くいない。ExcelとかPowerPointの使い方ひとつをとっても、私よりお若い方が非常に詳しくて、このままじゃやばい、という意識を持てました。

営業先が大企業になった


前職では中小企業が主な営業先でした。中小企業は社長一族のワンマン経営の会社も多く、その点が中小企業の強みだったりもします。転職して営業先が大手企業になったことで、違いにも気づくことができました。中小の場合、社長のOKが出ればすぐに買ってもらえることが多いです。それに加え、歴代のベテラン営業担当が社長と休日にゴルフするようなズブズブの関係を築いてくれているので、他の会社は一切コンペには呼びません、みたいな関係性のお客様がいます。
こういうところを引き継ぐと、見積出せば買ってくれたりするので、営業としては楽なんですが、今思うと個人のスキルは積み上がっていかない、と思います。
お客様とゴルフしたり深耕を深めることを否定するつもりはありませんが、そういった再現性の低い営業スタイルは、今後淘汰されていくんじゃないかなと個人的には思います。なぜなら私含め接待が苦手な若者がほとんどだからです(笑)。仲良いお客さんなら全然楽しいんですけどね。
現在はアカウントと呼ばれるような大手企業を担当していますが、中小企業と違うのは、明確に会社や部としてのIT予算が決められている点。例えば会社として、年間1億円のIT予算を計上していて、情シスはそのうち5000万円が使えて、情シスの中のインフラ部門が1000万、DX推進部が4000万円、、、みたいな。(この場合、DX推進部に営業かけたほうが買ってもらえる率が高い。)で、あとはお客様の決済ルールも1000万までなら○○部長の決済でOK。1億超えると社長稟議、みたいなルールも大手企業はしっかりしています。そこを把握すると、案件の受注時期や、訴求すべき点(業務効率化なのか、費用対効果なのか、株主へのアピールになるのか、等)もある程度予測できる。予算もしっかり1年間で使い切らないと、翌月の部の予算が減ってしまうから、お客様の決算時期を見て、予算が余っているか?次の予算はいつ決まるのか?など抑えておけば、必要なタイミングで営業をかけることもできますよね。

自分の能力不足に気づいた


同世代に優秀な人が多い、と同じ意味合いですが、俺マジでこのままじゃやばいかも?って思いました。年下の若手の子が営業職でも応用情報とか持ってたり、プレゼンめちゃめちゃ上手かったり、、、。このままじゃやばいと思い、休みも仕事のインプットや読書をすることが増えました。

1つの会社に依存する考えが無くなった

前の会社にはそこそこ長い期間在籍していました。尊敬する上司との会食は学びもあり好きだったのですが、意味を見出せない社内イベントや、忖度みたいなことは苦手でした。ただ後でネチネチ言われたり、社内で孤立することも怖かったため、しぶしぶ参加していました。
今の会社ももちろんそういうイベントはありますが、正直「これ行っても意味ないな」と思うようなイベントなんかはきっぱり断れるようになりました。どーせいつかまた転職するし、いっか。みたいな。いい意味でサバサバした社会人になれました。

自己分析が進んだ

転職で働く環境や業務内容が変わったことで、これまで自分が何気なくやっていたあの仕事、以外と面白かったなー。と気づかされることが多いです。例えば提案フェーズのシステムデモなんかは前職ではめちゃめちゃやっていましたが、現職ではSEがやることが多いです。
お客様の1日の業務の流れを事前にヒアリングして、それを自分が扱うシステムに落とし込んで、デモをやると、「なるほどー、このシステムを使うイメージが良く分かったよ」と言ってもらえることが多かったので、それがめちゃめちゃ楽しかったんだよなーと今になって思っています。


自分のキャリアに繋がるか?という視点で仕事をするようになった

転職の際に作る、職務経歴書に書ける内容かどうか?を判断して仕事への熱量を調節するようになりました。雑用みたいなExcel入力とか、社内報告のためだけの資料とか、全然モチベが上がりません・・・。


転職して苦労していること

人間関係、社内人脈の構築

まあ、当たり前ですよね。人間関係の構築が大変です。しかもリモートワークですし。Sierは特に社内の色々な部署の方に相談、合意しながら進めていくので、非常に苦労しています。自分の工夫として、WEB会議の時は少し時間より早めに入って雑談してみるとか、頑張っています。

社内システムの使い方


ワークフローとか経費精算とか、勤怠とか、とにかくたくさんあり覚えるの大変です。上に書きましたが、自分のキャリアに繋がるか?という視点で仕事をするようになったので、きっと無意識に覚えようとしていないんですよね、これ書きながら理解できました、反省します(笑)。
全ての会社で統一はできなくても、同じ業界の会社内で使用するシステムなら統一できればいいのになって思います。SaaSベンダーのゴールがきっとそこなのかな。

暗黙知のキャッチアップ


かっこよく暗黙知とか書きましたが、結構しんどいです。例えば、社内のマニュアルとかには書いてないけど、ワークフローを申請する時は事前に○○部長に直接話してからじゃないとNG、みたいな(笑)。転職者からすれば知らねえよって感じですが、こういうの多いんですよね。守らないと怒られるくらいならいいんですけど、業務にクリティカルなことも多いです。○○領域の商材は社内に専門部署はないけど、XXさんが詳しいから、営業同行してもらう、みたいな。困っちゃいます。

中途社員のプレッシャー


やっぱり結果が求められます。大きい会社であれば毎年新卒をたくさんとっているため、同年代の新卒組と比べて何か武器がないと社内で評価されません。私は前職で新規営業をメインでやっていたので、新規アポの取得率については部署内で一番高く、そこは上司によく評価してもらっています。

すぐ転職を考えるようになった


良かったことにも書きましたが、ちょっと嫌なことがあるとすぐ、転職しよっかなーと考えてしまいます。0と1ってやっぱり大きな違いがありますよね

やりがい


書いていて思ったのですが、まだ自分の中で仕事面白い!って思うことがあまりありません。お客様のことも、扱う商材のこともまだまだ勉強不足なので、お客様の窓口係、調整役感が強いです。年次重ねたら面白くなるのかな。

結論:転職してよかった

つらつら書きましたが、結論としては転職して良かったです。前の会社に大きな不満はなかったですが、あのままぬるま湯につかっていたら、自分のキャリアに危機感を感じることもなかったでしょうし。

これからのキャリアプランはどうするのか

きっとまた転職するんだろうなーって思います。転職して良かったと思っていますけど、今の会社で何十年働いている姿は正直想像できません。来たるべき時に備えて、日々の仕事と自己研鑽を怠らずに、日々職務経歴書をアップデートしたり、キャリアについては継続的に考えていかないといけないですね。
こんな駄文をここまで読んで下さり、ありがとうございました。