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「デトロイトビカム比喩ーマン」(2023/12/10の日記)

ニチアサ見てエアロバイク漕いでポケモンでけいけんアメを集める、至って普通の日曜日だった。凪のよう。もっと荒波立つ人生を送った方がいい。ウェカピポ?


というわけで特に出来事がないので、ずっと思ってることについてでも書くか。

ARuFaさんのこの動画、初めて見て衝撃を受けて以来ずっと自分の中で反芻している。喉に引っかかったままの小骨みたいに、たびたび思考の食道に刺さっては刺激してくる。


ツイートの方のリンクを貼ろうとしたけどYoutubeの動画を見つけたのでこちらで。わざわざ僕の日記を読むような人がこの動画知らないことはないだろうけど、もし見たことなかったら先に見といてください。

レンジの扉を閉めた途端に窓の部分がスクリーンに、ウインナーが観客の頭に見えてちゃんと「映画館だ」と思える。

この「思える」というのが不思議で、レンジの窓の網がかっている感じがスクリーンみたいだと思えるとかウインナーの端を切って並べれば人が並んでるように思えるとか、この動画を面白いと思える(作者の意図を汲める)ということは、この動画を構成する要素/パーツについて理解できているということなんだよな。すごくまわりくどい説明だ。

ということはよ? めちゃめちゃおこがましい話なのは前提で言わせてほしいけど、この発想をARuFaさんより早く出来た可能性が自分にだってあったはずなのだ。ウインナー、レンジ、映画館というパーツは全部知ってるし、この動画の完成系を見て面白いと思える。そこは共通してるわけだから。
ただ現実はそうではなかった。それを"才能"の2文字で片づけることは簡単だろうけど、その距離をミリ単位でも縮めようと無い知恵絞って考えていた。


たぶんそこで「比喩」ってやつが首をもたげてくるんだと思う。
最近になって、流れてくる面白いツイートとか面白い記事とか面白い動画に対して「これはなんで面白いんだろう」と考えるようになった。脳を使うのが遅すぎる。レジギガスか?

その結果、ほとんどのものについて「○○って△△っぽい」という発想から繋げられそうだという結論に至った。
ARuFaさんの作品を一覧するとまさに顕著で、例えばテレビでも取り上げられていた「シチューのコスプレ」なんかも「乳白色系の入浴剤を入れた風呂ってシチューっぽいよな」から辿り着けそうな境地ではある。実際本人がどうだったかは置いといてですが。

もちろん例外はあるとはいえ、これはようやく掴めた発想の糸口な気がする。比喩、していこう。この世の全てを例えてやるからな。


アヴァンチュールみたいだね。

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