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「Yellow Geranium/石鹸屋を聴く日」(2023/05/08の日記)

 2023年5月7日、僕が10年近く追っているバンド「石鹸屋」の4thフルアルバム『Yellow Geranium』が発売されました。各種サブスクでももう聴けるみたいですよ。

いにしえのニコニコ動画を通ってる人なら
メイドガイ長」って聞いたことあるかな?
そのバンドです。

 予約してたのが今日ウチにも届きました。久しぶりのフルアルバムなのでめちゃめちゃ楽しみにしてた〜!嬉しいしせっかくなので感想を書きます。

1.削げ
 これが石鹸屋だ!
って感じの1曲目。削げ!!!って叫びたくなる〜〜〜!間奏のアーアーアーのフレーズもかゆいところに手が届く感じの気持ちよさがある。
 歌詞は思考の断捨離だと捉えた。余計な贅肉みたいに身につけたことで枷になる知識とか考え方ってあるよなぁ。全部削げ!

2.ただのsmell(2023)
 
2017年発売の『MelonBooks ShopBGM Compilations:001 - Nature -』に収録された曲がついに再録!
 当時のCDを持っていたので聴き比べてみましたがよりドラムの音が締まって疾走感が増してる!2023版良いな〜!!
 「石鹸屋 LIVE DOJO LIMITED 2017」っていう愛知でだけやったライブで聴いたのが初めてだったな。今でも思い出せる。

3.もう貴方より年上
 
石鹸屋がやっている「オリジナル曲を配信から発表していってみよう!」の第二弾の曲。
 これね〜〜〜。めちゃめちゃ歌詞が刺さる。数年前まで自分より全然大人だと思ってたキャラクターの年齢をいつの間にか越してたときの言いしれない寂しさありますよね。なんなら過去にその話で日記書いてた。そこでもこの曲挙げてますね。

 配信発曲も収録されてるけどリマスター?されててより聴きやすくなってる気がする。気のせいだったらゴメン。
 他にも配信発曲が収録されてるんだけどこの曲だけ少し前の位置に置かれてるのは、次の曲とセットなのかなと思ったり。

4.Remember Who I Am
 青春ロックって感じのテンポと激しさ!歌詞カード見ても他の曲に比べて歌詞量が少なかったり、こういう「つべこべ言わんと勢いや!!!」みたいな曲元気出るよな〜〜!
 でも歌詞!!!秀三さんの書く再起の歌詞がめちゃめちゃ好人(すきんちゅ)なのでこの曲も見逃せません。
 『もう貴方より年上』で年を重ねてしまった寂しさを歌ってから『Remember Who I Am』で「でも初心を思い出して今からもう1度スタートすればいいじゃん」になっていく流れが最高。ランニングしていい汗かいた時の気分になれる。これが「整う」ってことかもしれん。

5.愉快たれ命
 
『Yellow Geranium』予告クロスフェード動画でいちばん注目してた曲!こういう跳ねるテンポの曲超好きなので……。
 構成ごとに見て全部クセのある曲って感じ。謎歌詞(ウラララ)が襲い来るAメロ。畳み掛けるフレーズが心地よいBメロ。言葉遊び的なサビ。そこで転調するの!?なアウトロ。尊み……。

6.ずっとズレている
 スラップベースから始まるイントロおしゃれすぎ……。
続くサビ前のコーラスパートも不穏な感じでいいですね。
 歌詞もすごいぞ。愛すべき救いが呪詛の羅列になるのはズレというか180°逆まである。でも全く違うという点において同じなんだよな。

7.残香
 
配信発シングルの1曲目。「幼魚」を使うワードセンスすごくない?どっから出てくるんだろう。
 ラスサビ前にアルペジオで溜めてから解放するとこめちゃ好き。ジャケットの赤セーター秀三さんも麗しくて好き。

8.Love This Game
 配信発シングルの3曲目。個人的には配信発曲の中でいちばん好きかも!
 同じく石鹸屋の『レモン』の間奏とかゼッケン屋の『せまい』の間奏みたいな複数パートが同じフレーズをなぞるやつ(ユニゾンで合ってる?)がめちゃめちゃ好きなのでこの曲のBメロだけでご飯3杯いける
 ギターソロのシンセっぽい音もギターで出してるのかな。ラスサビ入ったとこでギターがフィードバック奏法(で合ってる?ギターのハウリングをわざと入れてるやつ)してたり好きポイントが多い。

9.映画じゃない
 
個人的にこういうロックバラードって感じの曲が刺さることあんまり無いんですけど、この曲はヤバい
 歌詞で情景が浮かぶからかな?主人公に何があったか分からんけどとにかくまるで映画みたいな良いことがあって午前4時なのにめちゃめちゃ浮かれてる!良かったじゃん!!って思ってしまう。どういうポジションなんだ。

10.優しい偶然
 
配信発シングルの4曲目。公式MVもあります。

 これも良い曲だよな〜〜!笑い合えたことを一番の宝物とか運命的なものだと表現するんじゃなくてただの優しい偶然って言っちゃうとこが良い意味でドライな、カラッとしてる関係性というか。ちょうどいい温度感って感じがする。
 アルバムタイトルになってる黄色のゼラニウムの花言葉も「偶然の出会い」「予期せぬ出会い」らしいので表題曲なんだろうな。めちゃめちゃ綺麗に締まってる〜〜!!!

最後に
 
Yellow Geranium』、名盤です。ライブツアーもあるそうなのでヘビロテして予習しておこうと思います。
 みんなも聴こうね!!!!!!!!!!!!!!

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