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ドバイから陸路で行けるオマーンの飛地ムサンダム地方とブッカを探索

古き良きアラブ・オマーン

オマーンは中東にあるアラブの国で、正式名称はオマーン・スルタン国(Sultanate of Oman)と言い、響きがカッコいいです。

https://goo.gl/maps/rh2Pzfc4cfeeLhUg9

首都はマスカットで、これまた素敵な名前です。

カッコいい世界の首都の名前はヌアクショット、ハルツームなどアフリカに多いですが、首都以外でも面白い名前の地名があればぜひ教えて下さい♪

ブドウの方のマスカットはMuscatですが、オマーンのマスカットはアラビア語だとMasqat(مسقط)で、完全に同じではなくて残念です(笑)

Masqatの「T(ط)」は普通のTよりも口の中で力を入れて発音する強めのTです。

オマーンはイエメンのように古き良きアラブを垣間見ることが出来て、オマーンを訪れた人の満足度はきっと高いと思います。

マスカット旧市街(オールドマスカット)

歴史的にも、オマーン帝国はアフリカのザンジバル島を含む広大な領土を所有しており、他のアラブの国とは明らかに違った独特な文化があります。

オマーン人はフレンドリーで、例えばカタール人と喧嘩をした場合、次の瞬間には国外退去になりそうですが(笑)、オマーン人とは喧嘩が可能で、言い返しても、向こうは黙って言い返して来なかったりします。

オマーンでも石油は採れますが、他のGCC(湾岸協力会議)諸国に比べて一人当たりのGDPは一番低く、カタールなどの超お金持ち国家に比べると成金感はかなり薄く、人々も腰が低いイメージです。

中央アジアの中では断トツでカザフスタンが経済的に発展しているのですが、そんな大国の横で腰が低めだったキルギルスタンの人たちを思い出します(笑)

ムサンダム地方

オマーンには本国とは離れた飛び地があり、ムサンダム特別行政区(Musandam Governorate)と言い、ホルムズ海峡に面しています。

対岸にイランがあるので、行きたくてたまらなかったです。イランは旅人にめちゃくちゃ優しい国です。服とかバスチケットを買ってもらったことがあります。

実際、ムサンダム地方の中でもほぼ最北端に位置するクムザールではクムザール語が使われていて、イラン南西部で使われている言語であるラレスタニー語やラル語に近いです。

https://goo.gl/maps/x1U22Pze45rCtw3j6

ムサンダム半島の海岸線はギザギザとしていて複雑であり、「フィヨルド」と呼ばれます。珊瑚礁もあり、スキューバダイビングの観光地として有名です。

マスカットから行政区の中心であるハサブ(Khasab,خصب‎)のフライトは頻発していますが、陸路で行けるのはUAE(アラブ首長国連邦)からのみです。

また、UAEからもバスなどの公共交通はなく、観光として訪れるにはドバイから旅行会社のツアーに参加して日帰りで行く方法が最もポピュラーです。

ミニバンでのツアー参加や車(+ドライバー)のチャーターとなります。

10社以上の旅行会社に問い合わせましたが、コロナのためか、ムサンダムツアーは今はやっていなかったり、そもそも返信がないところが多かったです。

国境を超えてからは絶景の海が続く

UAEとオマーンの国境を超えてから左手に見える海がとても美しく、絶景ポイントが続きます。

マスカットの海は、もっと深く濃い青い色です。

車の中から小さい公共ビーチを見かけ、暑すぎて誰も泳いでいませんでしたが、季節や時間帯によってはプライベートビーチのように貸切気分を味わえそうな感じでした。

ブッカ

ムサンダム地方の中で、印象に残っている場所の一つがブッカ(Bukha)で、海岸線に沿って国境から車で約15分です。

とにかく海が綺麗なことに加え、空の色のコントラストも素敵で、ブッカ城がある小山から街全体を見渡すことが出来ます。

朝早く、気温も高かったので当然のように誰も歩いていませんでしたが、「牧歌的」と言う単語の海バージョンがあったらピッタリな感じで、ゆっくりと平和な時間が流れているような場所でした。

一瞬でどこかに行ってしまいましたが、まだら模様が可愛いヤギさんもいました。

ちなみにブッカ城は閉まっていました。

海の反対側は山となっていて、オマーン全体を通してですが、海も山も楽しめる場所です。

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