持家と賃貸どっちが得？なんて呑気なこと言ってる場合じゃないよ

持家と賃貸どっちが得なのでしょうか？よく議論されてきました。私にとっては取るに足らない議論ですが、今までは賃貸の方が得という意見が多かったようです。不動産に知識のない人なら概ね賃貸が得というのは間違いありません。しかし持家で得し続けて来た私のような人間もいるので、人によるし、物件にもよるという事です。

ただ別の側面から見れば賃貸が得と言えない状況になってきているのです。つまり持家と賃貸どっちが得？という議論にさえならない状態になっています。その理由は以下のようなことです。

１，ファミリータイプ賃貸（３LDKなど）が新しく供給されにくいことによる家賃値上げが起こり、住みたい家と実際住んでる家のギャップが高まる

２，定年など収入減で今までの家賃がキツくなり、新たな安い賃貸をさがすと、駅から遠くなるか、駅から同距離なら狭くなるかになる。

３，高齢者入居のお断りにより入居できる住宅が制限される。下手すると住む場所がないか、高齢者用の事故物件を斡旋されるようになる

賃貸に住めなくなる状態が発生してきたら、賃貸が得か損かの議論ではなく死活問題になってきます。その結果、実家に90代の両親と60代の夫婦と30代の子供が住むみたいなことが起こってくるでしょう。実家が近いならまだこれも可能ですが、地方出身者で都会で仕事をしているとなるとこれもできません。

パワーカップルや高収入の人は、身の丈に合わない家を買う人が多いですが、都心の需要がある地区ならまだいいのですが、ニュータウンに豪邸などもってのほかです。次売る時ローンが残ってしまい売れないのです。家で見栄を張る暇があったら、家はそこそこにして余剰金を投資か起業に回した方がいい。

そこで私は老後になって軽い負担で住めるよ家を買っておくことを勧めます。大阪（神戸・京都を含む）・東京（神奈川・千葉を含む）・名古屋、または４大地方都市である札幌・仙台・広島・福岡で、築年数が古い土地だけの価格になった安いマンションを購入し、リノベして気に入った空間にして住む。これに尽きます！

100平米で1億する新築マンションの隣に建ってる築50年のマンションは2000万円です。同じ広さ・同じ立地なら断然2000万円のマンションに精一杯リノベしても1000万円以下で抑える、これが令和を生き抜く人の家の買い方です。実際私はそうしています。

※クルマは負債なのでリセールのいい車か、私なら価値の上がる旧車しかのりません。

一例ですが、私は神戸に住んでいますが、神戸市だけで言えば、西区・北区そして垂水区・須磨区の山奥を除いた、六甲山の南側で手頃なマンションや団地を買うのが正解です。バス便利用の団地の5階なら100万円～300万円ぐらいで買えるし、団地は管理費・修繕費・駐車場代も安いのでローンが無ければ人気の東灘区でもキャッシュで購入して年間維持費30万円（固定資産税込み）で住めます。月25000円です。これはどんだけ安く探しても賃貸ではありません。1つ持っておいて絶対損はありません。いざとなればファミリータイプ賃貸は足りない訳ですから場所さえ間違わなければ借り手は比較的すぐ着きます。

そして起業もおすすめです。昼間会社員として時間の拘束を受けている人が大半ですので、権利的収入になる起業をした方が良いでしょう。昼クロネコ・夜佐川や、昼学校の先生・夜塾講師では、やってる時しか収入にならず権利収入になりません。積み上げ型の起業をした方が良いでしょう。これは若ければ若いほどいいので早く着手しましょう。私は30歳で会社員の傍ら起業して32歳で今でいうFIREをしました。

令和になって、風の時代を勘違いしてほっこりしてる暇なんてありませんし、風の時代をスピリチュアルに置き換えてスピスピしてる人も本当に意味ないから、しっかり足元をみて行動した方が良いです。

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