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日本人が米を食べなくなった本当の理由

米の消費量が右肩下がりである。1人当たりの消費量は1962年をピークに減少を続け、ピークの118キロから2022年度は51キロまで減少している。

ピーク時の半分以下である。
私は米が好きでパンはあまり食べないけど、本当にそんなにも減っているものなのか?

食の多様化、パンやパスタの普及、穀物など主食以外の食材を食べるようになった、など、色んな理由が挙げられるが、それだけで本当にそんなに減るものなのか?

興味深い話がある。
日本人の昔の食生活はどんなものだったのか?江戸時代には一日三食が定着していたといわれるが、もちろん三食ともお米(農村部ではヒエや粟なども混ぜる)だ。
メニューはよく言われる「一汁一菜」、ご飯と味噌汁、漬け物などの一菜といったシンプルなものだ。
当時はたんぱく源は大豆が主流で、肉はあまり食べず、豆も炊く以外に豆腐や納豆なども食べられていた。でも日本人はとにかく「穀物」を主に食べていたのだ。

朝に1日分まとめて米を炊き、朝は熱いご飯、昼はおむすびなど、夜は茶漬けなど、とにかく米を中心に食べていた。
その量はなんと一人五合だったといわれる。

今は平均的に一日に茶碗二杯程度を食べるらしいが、一人五合ってものすごい量ですね!
茶碗のご飯の換算すると11杯。つまり一回の食事でご飯を3〜4杯食べていたことになる。これはトップアスリート並の量だ。
一汁一菜でよくそんなにご飯ばかり食べられたと思うが、それから考えると、食の多様化により、パンや麺ではなく米を食べたとしても、その量自体が減っているということである。

さて、パスタを作ろうかな!(笑)

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