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【生きがい】必須の贅沢



「一体何が不満なの!?」「もっと感謝しなさい!」「これ以上何を求めるの?」「贅沢過ぎ!」

こんな感じのこと親や周りの大人からから言われたことある?

最近よく"自分らしく生きる"とか"自分に合ったライフスタイル"、"ありのまま"そんな言葉をよく見聞きする。

親世代(大体40代以上くらい)の"贅沢"は僕達が生きる上で必須になってきている。ここでの"贅沢"は物質的なことではなく"自己表現という贅沢"。
世の中の多くの仕事が自分自身でいることを必要としないんじゃないかと思う。自分自身でいるというのは自分の特性を理解して、ポテンシャルを最大限に引き出せている、もしくは引き出せる環境や人の周りに身を置くこと。自分なりに輝けること。
恐らく多くの仕事では自己表現を必要とせず、決まっていることや言われたことに従うことでほぼ成立するのではないだろうか。   
バイトなんてのはシステム化されていて、言われたことをそのまま出来ればOKな場合が多いのでこの象徴だと思う。
僕達の親の世代、そしてその親の世代、またその上、上から今ここに至るまで物質的にどんどん豊かになっていっている一方で心はどうだろう?
"風の時代"なんて言われた方もするみたいだがまさに今僕達は心の豊かさを最も求めているのだと思う。

・ペンで例えて表してみようと思う。

【第①段階】とにかく書ける
【第②段階】
安定して字を書けるようになった。まっすぐ字を書きやすくなった。
【第3段階】
壊れにくくなった。より握りやすく、より安定。
【第4段階】
なんか金の部分が付いた。かっこいい。ノートなどに留められる。ラグジュアリー。


これを先ほどの話に当てはめると、、

①とにかく生命を存続できればよかった。(サバイバルモード)

②衣食住が安定してきた。

③仕事の雇用が増え、働けば安定して暮らせるように。

④自分に合った働き方や暮らし。人との付き合い方。


今僕達が求めているのはこのゴールドの部分。一見不必要でラグジュアリーの様に見えるがどんどん不可欠になってきている。

On purposeという"生きがい"をテーマにしたポッドキャストが全米でナンバーワンになっていた事はいい例だと思う。

/生活は特に困っていることもなく、不便もしていないのにどこか満たされていない感じがする。でも何か分からない。何か変える必要があるように感じる。

どこかでそんな風に感じて無いだろうか?  

【追記】
ここに書いたことは俺がニュージーランドにいた時に出会ったマダガスカル島出身のウィルソンと話していた内容だじょ。
軽くそのウィルソンについて書いておくね。

/ウィルソンは10歳までマダガスカルの超貧困地域、いわゆるスラム街でおばあちゃん、2歳上の姉、他親戚、いとこなど10人程と小さな手作りの家で育った。環境は酷く、学校、家庭での暴力が絶えなかったそう。その後、実の母親がいることを知らされて、姉と2人でフランスにいる母親と義理の父親に養子として引き取られることに。母親に勉強を強いられ、医者になる為に大学に行くものの好きになれず2年で辞め、量子力学を一年間勉強する。同時にファームを営んでいた義理の父親の手伝いなどをしていたが経営が破綻。その後24歳から3年間海外で過ごし今年フランスに帰国。/

自分と向き合い、より深く深く理解を深めていくことで、アルコール依存、鬱、トラウマ、様々な問題から抜け出したウィルソンは1人の人として本当に尊敬してる、、

ある時こんなことを言ってた

『これは声を大にして伝えたい事だけれど、貧困は国、人種関係なく心の中から生まれるってこと。自分の母親は何一つ知識が無かった。どうしたらこの貧困を乗り越えれるかについて。だから母親は何故自分がこんなにも落ち込んでるのか理解できなかった。隠すしか無かった。今だに全ては伝えれない。言ったら母親が抱えきれないのが分かるから。長い間この貧困マインドセットに苦しめられて、自分自身になることを深い部分で諦めていた。物凄い孤独だった。けど今なら、この経験は最悪で最高のギフトだと言えると思う。』

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