煩悩短編小説。その3。

『煩悩短編小説』とは
煩悩の数である百八つにちなんで百八文字以内の超ショートショートである。

オチを敢えてフワッとさせているのが煩悩短編小説の特徴で、映画で例えるならハリウッド映画というよりはフランス映画といった感じだろうか。
久しぶりに書いたのでココで披露させていただく。

今回はその3。

※本はせきしろ氏と共著でしたが今回はボク一人バージョンです。
スマホだと改行が変になってるかも。
ゴメンナサイ。

「やよい軒のごはんおかわり処にて」
私はやよい軒が大好きだ。
ご飯のお替りがセルフで出来るのがいい。
その日もチキン南蛮定食で三杯目のお替りをしようと
ごはんのおかわり処に行った時だ。
そこで幼い頃生き別れになった母に出会った。

母も空の茶碗を持っていた。


【幸せの青い鳥】

青い鳥を見つけた。
青い鳥を捕まえれば幸せになれる。
必死で追いかけてもうちょっとで捕まえられそ
うだったのに餃子の王将のヌルヌルした床
でスベってしまい逃がしてしまった。

次の日、目を覚ますと家の鳥かごに青い
鳥がいた。


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