日本茶インストラクター二次試験の対策について

一次試験に合格した方、おめでとうございます!!

あとは、実技だけですね。合格はすぐそこです。
残念ながら、合格できなかった方。また1年後になってしまいますが、
頑張ってください。

私は15期なので、試験を受けたのは7、8年前?(覚えてませんが)
なので、当時と状況は変わっていることもあるかと思いますが、
少しでも参考になれば幸いです。

当時、一次試験(筆記)の合格率は30%前後、二次試験(実技)は90%ほどだったと思います。

実技の細かい部分は下記の記事などを参考にしていただくとわかりやすいと思います。

私は、正直そこまで覚えておりませんので、実技試験(指定のお茶を淹れる)の手ごたえをその場で得る方法をお伝えしようと思います。

上記のすずこさんは細かい部分まで覚えていて、当日の様子などとても参考になると思います。

二次試験で私が押さえた3つのポイント

①試験対策勉強会には絶対参加!!
(東京支部が試験前に対策として行ってくれるものです)
②茶の鑑定に不安があるなら、近所のお茶屋さんで行っていないかチェック!!
③実技試験は、試験管に釣り糸を垂らせ!!

①試験対策勉強会には絶対参加!!

当日の雰囲気や試験の流れをそのまま再現してくれるので、事前に雰囲気をつかむにはもってこいです。これに参加するか否かで、当日の緊張感やテンパり具合は全く違うものになると思います。

私は東京支部でしたが、お金がかかるかは忘れました。
まぁ、実技に落ちて次の年まで1年間熱意を持続できるかを考えたら、
お金払ってでも受けたほうが良いです。これは断言します。

②茶の鑑定に不安があるなら、近所のお茶屋さんで行っていないかチェック!!

資料茶が手元に届いて自分で荒茶鑑定するも、どうも納得がいかない、不安だ。と思う方は多いと思います。私もそうでした。
で、どうしたか。ググりました。藁にすがりながらググりました。
で、どうなったか。神が見つかりました。ゴルゴダの丘で死んではいませんでした。

神です↓

茶師十段の大山さんが試験に合わせて、荒茶鑑定のワークショップを開いてくれていました。
(現在は行っているかわかりませんし、他の場所でもやっているところはあると思います。)
1日で定員5名ほどを2回転していたと思います。いずれも満席でした。

荒茶鑑定で、出来が良い順に1~5番まで並べるのがあったと思いますが、
最初に1番と5番を決める。あと3種類で時間をかけるということは覚えています。

合格後、大山さんにお会いした際に、きちんとお礼を伝えました。

③実技試験は、試験管に釣り糸を垂らせ!!

何を言っているのか、全くわからないと思います(笑)

私が最初に考えたのは、「実技試験をやる意味」です。
お茶のセオリーを押さえているかは当然として、日本茶インストラクターとしてインストラクション(=指導)する立場になる、日本茶を普及するためにどのように消費者に興味をもってもらうか?
その考えを実技で表すということだと考えました。

要は仮説を立てました。
実技を終えた後、自分の実技に対して、試験管からそこを質問されれば、実技はクリアできている(であろう)と。
なぜなら、試験管(ここでは消費者代表)が興味を持ったからこそ、そこに質問してくれるわけです。

「玉露の抽出時間は●●分とおっしゃっていましたが、本当にそうですか?」
「ほうじ茶の二煎目の抽出時間はどれぐらいにすればよいと思いますか?」
などは、セオリーに対しての質問なので、釣り糸はかかっていません。

私が、試験管に垂らした糸。それは、

【お茶をミュージシャンに例える】

です。例えば、こんな感じ。

玉露→織田哲郎(高音が心に染み入るのが旨味に似ている)
上級煎茶→誰にしたか忘れた
中級煎茶→松山千春(甘みと多少の渋みが絶妙)
ほうじ茶→誰にしたか忘れた

whoとwhyだけ考えておけば大丈夫です。
ちなみに、当日の試験管の年齢層がわからないので、
2パターン(①50代以上、②30~40代)考えていきました。

実際、当日の試験でも、ばっちり質問されました。
私は上級煎茶の淹れ方を指定されたのですが、「中級煎茶はミュージシャンに例えると誰ですか?」と60代ぐらいの男性の試験管に聞かれました。
この瞬間、実技は問題ないと確信しました。

ただ、この方法が良いか探りを入れるため、①の対策の時にも荒削りの状態で試したのはいうまでもありません。

こんな記事を試験管が読んでいるとも思わないので、
ミュージシャンで例えてみる。もしくは、料理、楽器、タレント、映画など色々考えることはできます。
また、一日の中で、どこでそのお茶を飲むのが最適かを考えたり、
色々釣り糸を垂らす準備はできると思います。

あっ、あと実技試験の時間制限は4分だったと思いますが、
ほとんどの方が時間を少しオーバーするはずです。
そこはあまり気にしなくても良いかと思います。

二次試験に落ちた方数名にお会いしたことがありますが、
おそらくこの4分をゆうに超えてしまったからではないかと思います。
ようはおしゃべり体質。5分、6分しゃべっていたのではないかと推測。
20~30秒ほどではだいじょうぶかと。

鑑定試験も全問正解までいかないまでも、テレコになってしまうぐらいは問題ないと思います。そうでないと合格率90%も行くはずがありません。

当日は緊張するなというほうが無理なので、やることはやって、あとは費やした時間と自分を信じて、緊張とダンスするのを楽しんでください。

試験に合格するのがゴールという方も、やっとスタート地点に立てたという方も様々いると思います。
私は後者でした。スタート地点に立った途端、世界が広がりました。
お茶の世界は楽しいですよ。

あと一ヶ月ほどで二次試験だと思いますが、ラストスパート頑張ってください。

実技でお困りの方へ

鑑定の方はもっと適任がいますが、実技でお困りの方(緊張になれるために実技を見てほしい、アドバイスが欲しい、もっとアイデアがほしいなど)がおりましたら、お気軽にメッセージでご連絡ください。

私は千葉市住まいなので、実際にお会いしてでも、zoomでもお受けします。
料金はくれ次第で。タダでも、お茶でも、内容に見合った支払いでも全く問題ありません。ただ、note、インスタ、ツイッターをフォローしていただけるとありがたいです。

書きたいことを書いていたら、長文になってしまいました。
最後までお読みいただいてありがとうございます。



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