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中山明媚
2024年5月8日 08:16
ニーナは黄色のまちで黄色のにんげんとして生まれそだちました。黄色のにんげんのまちでは、まちもひとも、なにもかもが黄色でした。そのなかでニーナは肌だけが黄色で目と髪が黒色だったのです。そんなニーナを見るたび父と母はためいきをつきました。まちをあるけば人々がニーナのすがたを見てはうわさをしたり、いじわるをするので、ニーナは毎日がたのしくありません。年ごろになったニーナは黄色のペンキをじぶんに