🏸『ラリーの狙い』🏸を治療家目線から考える
今回の得られる知識
⭐︎ラリーが与える身体への影響
⭐︎ラリーに入る前の組み立て方
▶︎ラリーの狙い
相手に対して、効果的なラリーとは何なのか。
達成するべきポイントは何なのか。
その答えが出れば、試合をかなり有利に進める事ができると言えます。
しかし、プレイヤーのほとんどが自分自身に意識が向き、自分がどうしたいのか、どこに打ってラリーをするのか、しか考えられていないのが現状です。
真に相手に対して効果的なラリーをしているとは
『相手の特徴を理解』し、それに合った方法を取っていくのが最重要事項だと言えます。
しかし、なかなか難しい話です。
簡単にできたら苦労しませんし、すぐ世界トッププレイヤーになれてしまいます。
僕らが目指すのはよりシンプルに、そして実際に落とし込めるかが重要なので、それに気をつけながら進めていきましょう。
▶︎相手も人間。
筋肉、骨、皮膚から構成
話始めのところで、『僕らが目指すのはよりシンプルに、そして実際に落とし込めるかが重要』と
お伝えしました。
それを踏まえて、バドミントンに限らずですが、決して変わらないひとつの事実があります。
それは、相手が人間という事です。
筋肉、骨、皮膚から出来ている人間が相手なのです。
空を飛べるスーパーマンが相手ではありません。
であるなら、筋肉、骨、皮膚の特徴を理解できれば、相手をある程度は理解できると思いませんか?
難しく考えず、筋肉、骨、皮膚の特徴を理解するのです。
▶︎『筋肉』の特徴
大きく分けるとこんな感じです。
今回は『速筋と遅筋』を抜粋して話を進めましょう。
▶︎遅筋と速筋
プレイヤー個人の好き嫌いに関わらず、
『遅筋、速筋』のタイプと分類されていきます。
ラリーをしていた方が身体が動きやすい。
↓
遅筋タイプ
序盤から攻め立ていく方が身体が動きやすい。
↓
速筋タイプ
今の現在の選手に当てはめると
桃田選手、奈良岡選手→長距離選手
リージージャ選手→短距離選手
でしょうか。
タイプに分かれる理由は日頃の食事や練習メニューや環境、遺伝などがあります。
▶︎遅筋、速筋タイプを活かし方
どちらが良い悪いではなく特徴があるだけです。
それぞれの活かし方を理解する事が重要になっていきます。
簡単な例をあげていきます。
【試合】
速筋タイプが相手の場合、
前半で攻めてくる可能性が高いので、
ラリーには高さを出さずに組み立てていく。
後半になり攻めが減ってきたタイミングでこちら側が仕掛ける。
【練習】
自分は遅筋タイプだ。苦手な速筋を意識して始めから攻め立てるのメニューを増やしてみよう。(素早い左右の飛びつき)
こんな感じです。
筋肉のタイプや特徴を理解するだけで、相手より有利に試合運びができる事が増えていきます。
皆さんはどんなアイデアが浮かびましたか?浮かんだアイデアをぜひ実践し、プレーに活かしてみてくださいね。
今回は以上です。