《バドミントン治療家》五十嵐

バドミントンのこと、身体のことをもっと深く。接骨院院長(柔道整復師)⭐︎トレーナー(バド…

《バドミントン治療家》五十嵐

バドミントンのこと、身体のことをもっと深く。接骨院院長(柔道整復師)⭐︎トレーナー(バドミントン) 【治療兼トレーナー活動の実績 全日本総合出場選手、2部大学、東京都内中高一貫校、市バドミントン協会、自衛官水泳部、など】 〜身体からラケットを変える〜

最近の記事

素早くシャトルに反応しよう!脳から身体への流れの理解

バドミントンの試合中、飛んできたシャトルを打ち返すまで、どのような流れで反応しているのか知っていますか? 早いシャトルに反応できない、対応できない。タイミングが取れない。などの悩みがある方はぜひこの流れを理解し、練習で意識してみましょう! ⭐︎反応から実行までの流れ  1. 目で認識 まず、シャトルが自分の方に飛んでくるのを目で捉えます。光が目に届き、その情報が電気信号で視神経を通って脳の視覚野に送られます。  2. 見えた物の処理と判断 視覚野に届いた情報はシャ

    • 身体の摩擦を減らして楽に速く動こう🏸

       バドミントンにおけるフットワークとショットの際に身体の摩擦を減らすことは、動作の効率性とスピードを向上させるためにかなり重要です。 試合時間が長くなったり、試合数が増えるほど影響は強くなり成績や勝ち負けに影響するでしょう。 今回はバドミントンで起こる摩擦とエネルギーに焦点を置いて話していきます。 ⭐︎摩擦とは  摩擦力とは、物と物が接触して動く際に生じる抵抗力です。フットワークにおいては、シューズとコートの間で起こるザッ。ズッ。キュッ。などが該当します。 -2種

      • 並進運動と回転運動(スマッシュを打つ)

        バドミントンプレイヤーの皆さん。 フットワーク中やシャトルを打つ際に並進運動と回転運動を意識してプレーをできていますか? この2つの動きはバドミントンの動きにおいて、試合の勝ち負けやパフォーマンスを最大限に発揮為に重要な運動といえます。 今回はこの2つの動きを知り、具体的にどの様に使われているかの例を出しながら話していきたいと思います。 ⭐︎並進運動とは 並進運動とは、物体の各点が等しい速度で同じ方向に動く運動のことを指します。 アイススケート選手を例に出すと、 脚

        • ニュートンの運動の法則をバドミントンに活かす

          みなさんは「運動には法則がある」ことをご存知でしょうか? アイザック・ニュートンという人が提唱した 「運動の法則」はバドミントンにはもちろん、日常の動きまであらゆる運動に当てはまっていきます。 今回は、この運動の法則をバドミントンに当てはめたらどんな状況や場面があるのかを紹介していきます。 1. 慣性の法則(第一法則) 「慣性の法則」とは、「外力が加わらない限り、物体はその運動状態を維持する」という法則です。 宇宙でボールを投げた時にずっと同じスピードで進んでいくの

        素早くシャトルに反応しよう!脳から身体への流れの理解

          〜バドミントン〜脱力と運動の基本原則の重要性

          今回はバドミントン目線から 運動の基本と脱力の深掘りをしていきます。 フットワーク、ノック、試合にも活きる知識ですので、獲得してもらえると嬉しいです。 脱力の重要性 バドミントンでは、ただ単に筋力に頼るのではなく、反射や欲求を使って体を動かすことが大切です。「筋肉が動かしている」のではなく、「動きたいという欲求」がスタートで体を動かしているため、この欲求をどれだけ自分の中で育てていけるか。が重要になります。 バドミントンで言うと、何がなんでもシャトルを床に落とさないぞ

          〜バドミントン〜脱力と運動の基本原則の重要性

          バドミントンに活きる体幹

          バドミントンのプレーにおいての 「体幹」をどれぐらい意識しているでしょうか。 「体幹」をどの様に考えているでしょうか。 一般的にはお腹に力を入れる。身体のぶれを減らす。という動きのイメージをするでしょう。 残念ながら、そのイメージはしない方が良いかもしれません。 今回はなぜそのイメージしない方が良いのかを話していきます。 ▶︎体幹とは「首から上と、腕、脚を除いた、胴体全体のこと」を指します。 体の中心であるお腹回りの事を指すと思われがちですが、実は胸や背中、肩回り、お

          バドミントンに活きる体幹

          バドミントンに大切な食事管理(2)

          🍽️アスリートの為の食事編🍽️ 今回の得られる知識 ⭐︎バドミントンの為の食事管理方法 ⭐︎自分の動きに適した栄養摂取方法 ↑↑ こちらの続きになります。 復習 ▶︎バドミントンプレイヤー向けの食事管理 ①シングルスプレイヤーには赤身肉(マグロ)をとれ! ②ダブルスプレイヤーには白身肉(スケトウダラ)をとれ! ③鉄分をマメに補給!(大豆製品) ④酸性からアルカリ性に!(レモン、梅干し○) となっております! 今回は③から、 ③鉄分をマメに補給!(大豆製品) バ

          バドミントンに大切な食事管理(2)

          バドミントンに大切な食事管理

          🍽️アスリートの為の食事編🍽️ 今回の得られる知識 ⭐︎バドミントンの為の食事管理方法 ⭐︎自分の動きに適した栄養摂取方法 バドミントンプレイヤーの皆さんは、食事や栄養をどんな事に気をつけていますか? バドミントンに最適と言える栄養素や食事はどんなメニューだと思いますか? 今回はグルテンに引き続き、食べ物の話です。 ▶︎一般的なアスリートが気をつけている事 ↓ ⭐︎炭水化物を食べてエネルギー補給をする ⭐︎タンパク質を食べて筋肉作りのお手伝い ⭐︎脂質は少なめに ⭐

          バドミントンに大切な食事管理

          小麦(グルテン)のコントロール🌾

          🍽️アスリートの為の食事編🍽️ 今回の得られる知識 ⭐︎小麦が身体に与えるの影響 ⭐︎小麦を摂る上で気をつける事 今回は食べ物の中でも、影響が出やすい『小麦』についてです。 パン🥖🍞、ラーメン🍜、ピザ🍕、パスタ🍝 たくさんの物に使われていますね。 その中のグルテンというタンパク質を深掘りして話を進めます。 ⭐︎小麦(グルテン)が身体に与える影響 ①身体の水分をたくさん吸い取って溜め込んでしまう。 ②胃腸の壁が働きにくくなってしまう。 代表的にはこの2つです。

          小麦(グルテン)のコントロール🌾

          🏸『ラリーの狙い』🏸を治療家目線から考える

          今回の得られる知識 ⭐︎ラリーが与える身体への影響 ⭐︎ラリーに入る前の組み立て方 ▶︎ラリーの狙い相手に対して、効果的なラリーとは何なのか。 達成するべきポイントは何なのか。 その答えが出れば、試合をかなり有利に進める事ができると言えます。 しかし、プレイヤーのほとんどが自分自身に意識が向き、自分がどうしたいのか、どこに打ってラリーをするのか、しか考えられていないのが現状です。 真に相手に対して効果的なラリーをしているとは  『相手の特徴を理解』し、それに合った方法を

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          バドミントンで起こる腰痛を改善する

          今回はバドミントンで起こる腰痛を改善について話します。 〜今回の知識〜 ⭐︎腰痛の仕組みがわかる ⭐︎腰痛の改善方法がわかる ▶︎腰痛の原因 ほとんどの腰痛の原因が 腰回りの筋肉が引っ張られ、これ以上伸びて欲しくない時に痛みが発生します。 具体例↓ 1、上半身の左右の筋力差 2、下半身の左右の筋力差 3、股関節の可動域低下 4、肩関節の可動域低下 5、体幹部の筋力差 6、広背筋の活性不全   など… これ以外にも様々な原因が存在します。 この中でも、『股関節の可動

          バドミントンで起こる腰痛を改善する

          目指すは『アイ◯ンマン』ではなく、絶対に『キャプ◯ンアメリカ』

          そう、あのシリーズのキャラクター達です。 なぜ、アイ◯ンマンではなくキャプ◯ンアメリカなのか。 今回はそんな真面目なお話です。 ▶︎なぜ、アイア◯マンではなくキャプ◯ンアメリカなのか 近年の身体の成長に対する『考え方』や『捉え方』のイメージを分かりやすく伝える為にこの2人を出してみました。🦸‍♂️🤖 みなさんに質問です。 1ヶ月後、バドミントンの大切な試合です。 どうしても勝たないといけません。と思った時に どんな工夫をしますか?思いつきますか? 例→ グリップを新品

          目指すは『アイ◯ンマン』ではなく、絶対に『キャプ◯ンアメリカ』

          腰痛って…

          腰痛の原因は人によってさまざまです。 しかし、変わらない事実として筋肉に伸ばされるストレスがかかっている為、その反応として痛みが出ているという事実があります。 今回ブログではその中でも、 より根本的な説明と腰痛を治す方法をお伝えして行きます。 ▼筋肉に伸ばされるストレスがかかっている状態とは 筋肉は輪ゴムの様なものと想像すると理解しやすいと思います。 筋肉にとってストレスがかかる主な状態は2つです。 1、輪ゴムが伸ばされている状態 →引き伸ばすとストレスがかかりちぎれて

          ホームポジションでの腰を落とせ…

          今回は、バドミントンに重要なホームポジションの話です。 ホームポジションでの話題で何かと出てくる 『腰を落とす』という動作。 この『腰を落とす』という動作が イメージでき、プレーに活かせる様に 身体の観点から解説していきたいと思います。 1、ホームポジションバドミントンプレイヤーの中ではホームポジション🟰このあたりの事を指しますでしょうか。 『ホームポジションの準備が大切だ!腰を落とせ!』 コーチや監督、先輩に一回は言われたことがあるのではないかなと思います。 みな

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          バック前が取れない…🏸

          こんにちは。五十嵐です。 こないだ、接骨院で治療をしていた際に バック前が取れません。と相談を受けましたのでその時のアドバイスをシェアしたいと思います! バック前が苦手だなと思っているかたはぜひ参考にしてみてください! 1.相談内容バドミントンでバック前がうまく動けません… どうしたらうまく動ける様になりますか? こんな相談を受けました。 バドミントンプレイヤーなら誰でも思う事ではないかなと思います。 この相談を受け、3つのアドバイスさせていただきました。 その回答

          バック前が取れない…🏸

          強い選手、弱い選手の違い

          今回は身体の作り(構造)や使い方の観点から 強い選手はこうだ。という話をしていきたいと思います。 1、皆さんが思う強い選手って 皆さんが思う強い選手ってどんな選手ですか? 具体的なバドミントンの選手で言うと、 リンダン選手、リーチョンウェイ選手、桃田選手、アクセルセン選手などでしょうか。 なぜこの選手が強いと思いますか。 強いスマッシュを打つから? コントロールの良いロブを打つから? 早いフットワークをするから? どうでしょうか。 治療家+現役のバドミントンプレイヤー

          強い選手、弱い選手の違い