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強い選手、弱い選手の違い

今回は身体の作り(構造)や使い方の観点から
強い選手はこうだ。という話をしていきたいと思います。

1、皆さんが思う強い選手って


皆さんが思う強い選手ってどんな選手ですか?
具体的なバドミントンの選手で言うと、

リンダン選手、リーチョンウェイ選手、桃田選手、アクセルセン選手などでしょうか。

なぜこの選手が強いと思いますか。
強いスマッシュを打つから?
コントロールの良いロブを打つから?
早いフットワークをするから?

どうでしょうか。
治療家+現役のバドミントンプレイヤーの
五十嵐の中では、明確な答えがあります。

それは
無駄な身体の動きが少ない(ロスが少ない)
=強い選手。
です。

2.無駄な動きが少ない

無駄な動きが少ないとはどういう事かと言うと。

『60%のパワーとスピードで、コートサイドにスマッシュに打つ。』
と自分の脳で決めて、実際の身体を動かした時に
『60%のパワーとスピードでコートサイドにスマッシュが打てる。』

という事になります。
余計な事はしません。
70%の力で60%のスマッシュは打ちません。

これが強い選手だと思っています。
この高さ、強さでロブを打つ。と決めたらその通りに身体を動かします。
(シャトルの軌道などはその結果です)

バドミントンという行動に意識を向けると当たり前だと感じますが、身体の内側に意識を向けると必ずしもそうではない事ばかり。
むしろ無駄のオンパレードです。

例↓↓
えんぴつで指に力をいれ
【バドミントン】という文字を紙に書き、相手に見せ、伝える。をゴールとした時に、

最小限の力で【バドミントン】と書けばいいものを【バドミントン】とえんぴつの芯をかなり削りながら筆圧濃く書いてしまいます。

軽く書いても、筆圧濃く書いても、相手に伝わる【バドミントン】という文字は同じ。
だけど濃く書いてしまう。

こんな感じでしょうか。
これを人間は無意識のうちにたくさんしています。

《自分》膝を90°曲げるぞ→《身体》膝100°曲がる
が起きているのです。
これが無駄です。

強い選手はこの無駄が少ないのだと思います。
この無駄がないので、プレー中に疲れにくかったり、良いパフォーマンスが大会中に維持できたり、継続して良い成績が残せるのだと思います。

今回は膝で例えましたが、
バドミントンは指の関節(第1〜第3)、手首、前腕、肘、肩甲骨、肩、首などたくさんの関節を使い動いています。

無駄が発生する可能性しかありません笑
ですので、その無駄が発生する可能性を少しでも減らす事が強い選手に繋がるし、良いプレーができるきっかけになるのではないかなと思います。

3.具体的に無駄を省くにはどうしたらいいのか

ラケットを持ち、自分の身体を鏡で見てみる。
膝はどれぐらい曲がっているか。
肩は下がって見えるか。つま先はどっちを向いているか。見ます。
片足立ちをしてみるのも効果的でしょう。
(左右で足裏の着き方が違うかも。)

そんな事で十分です。
そこで自分自身に違和感を感じるのなら、
もも裏の柔軟をする。追加で筋トレをする。などして違和感をなくしましょう。

そんなところが強い選手への第一歩ではないのかなと思います。

前回のブログで話した怪我の話にも繋がりますが、

その認識不足が結果、怪我の原因になったり、きっかけになったり、思う様なプレーが出来なくなってしまいます。
強い選手になる為には
まず、自分自身の身体を知って、感じてみることをおすすめします。

今回は以上です!

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