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【SVダブル/S21】カイオーガwithヤミラミ(構築記事+エッセイ)レート1800×3ROM

初めに

自己紹介と最終成績

皆様、お初にお目にかかります。
ポケモンダブルバトル歴約1年、名を「にゅらら」と申します。
慣れない禁止伝説1体ルールを戦い抜いた証として、記念に構築記事を書いてみようと思った次第です。

S21の最終成績は以下の通りです。
① にゅらら:356位、レート1811
② アオ(バイオレットROM):423位、レート1803
③ アオ(スカーレットROM):395位、レート1806
※TN「アオ」はともに奥さんのアカウントを拝借したもの

にゅらら史上最高の成績でした
アオ史上最高の成績でもありました

①と②は旧型の構築で、③は本記事を執筆中に完成した新型の構築で挑み、全てのROMで目標のレート1800台を達成しました。
また、順位についても最終500位台がこれまでの自己ベストだったので、どえらいジャンプアップと相成りました。

③の方のアオに至っては、モンボ級からのスタートだったのですが…
8/27~28の2日間で30勝8敗(勝率:0.789)の成績を残しました。

3ROMもあったので1つくらいは更なる高みを目指せる状況でしたが、29日以降は育児と家事を優先しました(詳しくは後述)。

98勝74敗(勝率0.569、メインロムの勝率の低さは試行錯誤の裏返し)
30勝8敗(勝率0.789、新型構築が機能して一瞬で3桁順位に)

私が構築記事を書く理由

さて、構築記事を書いていく段階なのですが。
先に執筆する理由を提示しておきます。

1. 思考の足跡を自身と若い世代に残すため
2. 自分自身の ”ポケモン観” を見直すため
3. 従来の「構築記事」の様式に縛られない、新たな執筆スタイルの可能性を示すため

本記事は、構築記事+エッセイの体裁を取らせていただきます。
数か月後に再度レギュGを戦うことになる自分への「遅効性対戦マニュアル」という側面もありながら、同時に私自身の価値観の整理も兼ねる、少し特殊な作品となっております。

もちろん、普通にパーティの使い方だけ知りたいという方もおられると思いますので、【解説のみ】版もご用意させていただきました。

対戦歴も執筆歴も浅く、パーティに対する理解度も低ければ、読み物としての質も低い!
そんな見かけ倒しのガッカリ記事ですが…
お時間いただければ幸いです。


2. コンセプト

「……勝った」と言いたい

ダブルバトル民の皆さんは、どんな瞬間に楽しさを感じますか?
鬼火で物理アタッカーを機能停止にしたとき?
相手のワイドガードを読み切って単体攻撃を通したとき?
魂の勝負手で不利盤面をひっくり返したとき?
きっと、100人いれば100通りの回答があるかと思います。

私は、少し変わっているかもしれませんが…
自分だけが数手先の勝利に気付いたとき
この瞬間が一番 "生" を実感します。

具体例を挙げましょう。
前のめりな黒バド軸との一戦。

1ターン目から霊テラスを切り高圧的な立ち回り。
技威力とパーティ構成から、こだわりメガネ型が濃厚かという見解。
2ターン目に体力を半分ほど残した状況で交代し、緊迫した中盤戦へ。
その後、相手ポケモンを何とか3体までは倒したものの、こちらも2体を失い、残るは赤ゲージのガオガエンと後発のヤミラミのみ。

テラス権は残っていません。
あとはアストラルビットを上から撃たれて絶体絶命か?、という場面です。

この段階で私はもう気持ち良くなっていました。
これ、私視点では「降参込みで」9手詰めなのです。
あとはどのタイミングで降参するか、を楽しむだけなのです。

キミが今期の主人公だよ

① ヤミラミが悪戯心+身代わり
② アスビでガオガエンがダウン、ヤミラミの身代わりも消える
③ 悪戯心+金縛りでアスビを封じる
④ 黒バドはアスビを選択しており行動不能
⑤ 万が一こだわりメガネではなかったケースを考慮し、アンコールで縛る
⑥ 黒バド、悪あがきをするも微々たるダメージ
⑦ 再度先制で身代わりを置く
⑧ 黒バドも再度悪あがき、身代わりは壊れず
⑨ お相手降参

実は今シーズン、このような状況を狙って作り出すことを念頭に置きながら戦っていました。
想定された詰み筋に相手を誘導するような立ち回り、といった感じでしょうか。

急所や技外し、テラスや技の二者択一に依存しない、試合終了数ターン前の時点で確定する勝利
ここを目指して、私はこの構築を扱っていました。

余談なのですが…
一番の理想の勝ち方は、『ワールドトリガー』22巻、第195話のあのシーンです。
主人公の三雲修が、自身の低い戦闘能力すらも伏線として利用し、最後の最後で絶対的強者の心理的盲点をついて一撃を入れる、ワ民(ワールドトリガーファンの総称)大歓喜の ”追尾弾” のシーンです。

私がヤミラミに行きついたのも、実は「ヤミラミのスペックや戦い方ってオサムそのものなのでは?」と思ったからなのです。

主夫だからポケモンは二の次

私、2021年夏までは会社員でして。
転職も単身赴任もパワハラも60連勤も経験しながら、都会の建設現場から地方の石油プラントまで、日本中様々な環境で働いてきました。

かと思えば、国立大文系学部卒の肩書を人質に取られながらの書類作成デスマーチ。
「大卒なんだから仕事はできて当然でしょ?」という空気感を押し付けられ、その不出来さから勝手に失望される、という悪循環を抱えながら生きてきました。

あれから3年が経ちました。
大人になってからダメになったというよりは、生まれつき…的な話で。

最後の会社を退職し、間もなく育児と家事が生活の中心になりました。
で、一応今は家庭教師や塾講師としてちょこちょこ働いてはいるのですが。
小~中学生を相手にする都合、労働時間は夜に偏るんですね。

更に、娘が昨年度から保育園に、今年度からは幼稚園に通うようになりました。
家事を終え、暇になった成人男性がやること…
そう、草むしりとポケモンですね。

主夫なので草はちゃんと抜くし、洗い物や洗濯もする

こうして、2023年夏から本格的にランクマに参戦することになりました。
その際、奥さんから3つ条件を提示されました。

・家のことをやってから遊ぶこと
・ゲームを優先してご飯を抜かないこと
・夜の10時にはゲームをやめること

言い換えれば、家族と自分の健康を優先しろってことです。

人生を賭してやるのではなく、あくまで趣味の範囲でやる
この縛りは、私自身の対戦環境に対する理解をやや遅らせはしましたが、同時に程よいモチベーションの維持にも繋がりました。
無理なくちょうどいい感じにポケモンを楽しめたのです。

少しずつ歩みを進め、1年経ってようやくここまで来ました。
ランクマッチを始めた頃から掲げていた、複数ROMレート1800超え。
素直に嬉しいですね。

本当に、諦めずに生きてて良かったです。
30年辛かった人生に、煌々と差し込む光。
それが私にとってのランクマなのです。

NOT ”倒し切る” BUT "詰ます"

本構築のコンセプトは、最終的に相手に ”にげる” を選択させるところにあります。
可能な限り相手の勝ち筋を断ち切り、運の振れ幅に関係なく勝利を確定させる、というのが理想の終局図です。

その性質上、負けない立ち回りが要求されるため、どうしても試合時間は長くなる傾向にありました。
が、元々TODでの勝利に快感を覚える系のクソ野郎だったので、これに関しては全く問題ありませんでした。

ただし、今期は初見○しのようなギミック構築は採用しませんでした。
個人的にはトリッキーな構築は大好物です。
ついこの前まで、ドブベトン&自己暗示黒バドレックスを使っていた前科もあります。
しかし…

これは、どこかで見聞きした考え方に基づくものなのですが。
相手が知らなければ勝ち、というのは相手依存になるわけで。
多くの場合、そういった構築は時間が経つほど対策が共有されて通用しなくなります。

S20の終盤くらいで、ある程度有名なギミック構築相手なら、自分が戦っても対応できてしまうことに気付きました。
ということは、他の中〜上位プレイヤーも同様に攻略してくるということになります。

つまり、対戦考察が煮詰まったS21という環境で結果を出しにいくのなら、相手の知識依存になるギミック構築ではなく、自身のプレイングの強さが勝率に反映される構築の方が好ましいのではないか、と私は推測したのです。

ここでちゃんと考えたおかげで、今回の構築に辿り着くことができました。
ある意味、ダブルバトラーとしての1年で最も成長した瞬間かもしれません。

3. 構築内容

カイオーガ軸を選択

私、SVがランクマ初参戦でして。
その昔暴れたとされるザシアンやガエンゴリラのヤバさを、ついこの前までちゃんと理解しておりませんでした。

なので、特にレギュE以降は過去のランクマ環境に関する知識不足が足を引っ張り続けました。
結局、初参加の2024年PJCS予選は惨敗。

ランクマ環境がレギュGになり、まずは一通り禁伝ポケモンを使ってみました。
気付いたら世界大会も終わり、レギュHの告知がされました。
時が過ぎるのは早いですね。

S18・S19は一般的に強いと言われる禁伝を(厳選が間に合わなかった白バド以外)全部触って、結局どれもしっくり来ることなく大敗。
先述した黒バド+ドブベトンも、3桁順位から先に進めずじまいでした。

その後、S20では一転して白バド&ドーブル構築を使い続け、最後はギリギリ800位台でフィニッシュしました。
目標には勝ち越し数にして5~6勝ほど足りず、壁の高さを実感しました。

さて、S21です。
特に白バドを使っている時に感じたのですが、カイオーガを筆頭に水タイプのポケモンがめちゃくちゃ重くて。
じゃあこっちが使ってやろうの精神で、カイオーガ軸を考えることにしました。
特に、S19で好成績を残した瞑想カイオーガは何度戦っても負ける相手でした。
というわけで、ここを目指すことにしました。

カイオーガを倒されないように立ち回り、瞑想を積んだカイオーガで押し切る。
この方針は、「自分は積んで相手には詰んでほしい」という私の志向性にピッタリでした。

その一方で、特に初期はプレイングの未熟さ故に初動で大きく不利を取る(いきなりカイオーガが落とされるなど)みたいなケースも少なくありませんでした。

そこで、練度に合わせてポケモンをチューンアップしていきました。

① カイオーガ

構築の軸にしてゴリ押しの神

H:4N+1の中で最大値
C:11N
B:残りぶっぱ

当初は元ネタ同様、根源の波動を採用しておりました。
命中不安は試行回数でカバーする、というのが本家の考え方でしたが…。

命中率85%は実質命中率40%くらいなのでは?と思うほどの信頼性の低さを見せつけてくれたので、魂のリストラ。
カイオーガの根源の波動を潮吹きに変更しました。
攻撃するたびに祈るのはもうウンザリ。

それ以外は結構ありふれた調整だと勝手に思っています。
潮吹きである以上体力を大きく削られたら実質機能停止なので、後生大事に使いました。
この1ヶ月間で何体分を倒したか分からない、自慢の破壊神です。

② ゴリランダー

汎用性に特化した一般通過ゴリラ

H:最大
A:11N
B:残りほぼぶっぱ
D:あまり(4)
S:あまり(4)

カイオーガの相棒Aです。
グラスフィールド下でどれだけカイオーガの体力を維持できるか。
ここに全てかかっていました。

猫だましによるサポートやとんぼ返りによる対面操作はさることながら、やはり高火力アタッカーとしての側面も外せません。
後述するドーブルによるデコレーション+ウッドハンマーによるパワープレーで3勝ほどしているので、やはりなくてはならない存在でした。

③ ガオガエン

ゴツメが似合ってるよキミは

H:最大、4n
B, D:B≒Dになるように調整
S:4振りガオガエン抜き抜き
A:あまり(4)

カイオーガの相棒Bです。
威嚇を警戒させるだけでも偉いのですが、実はウーラオスのAを下げられるのが本当に偉くて。
カイオーガに対するインファイトが思ったよりもダメージが出ず、あれ?と思った対戦相手も多いことかと思います。
(水流連打の確定急所のイメージが強すぎて盲点になりやすい)

ゴツメなので物理特化でも良かったのですが、汎用性が生きる場面が意外と多かったのでこの調整に落ち着きました。
技構成はわりと一般的で、今期はフレアドライブを抜いて挑発を入れていました。
ここは諸説あり、といった感じです。

相手を倒すより止めてほしい場面が多かったので、とりあえず挑発でいいのかな、と今は思っています。
今は、ね。

④ ヤミラミ

嫌がらせに特化した自称三雲修

H, B:最大、4n+1
D:あまり(4)

いたずらごころの枠は、オーロンゲからヤミラミに変更しました。
種族値が大きく落ちるのが不安でしたが、フィニッシャーとしての運用に辿り着いてからは裏のエースとしての地位を確固たるものにしていきました。

対戦相手の中には、あまりにもヤミラミに好き放題されて台パンしていた方もおられるかと思います。

技構成自体はオーソドックスなアンコール+金縛り型です。
割と軽視されることが多いので、守るや見切りではなく身代わりを採用しています。
基本的には後発採用でしたが、どうしても鬼火を入れたい場合に限って先発することもありました(1勝1敗)。

⑤ ドーブル

何ヶ月も一緒にいる忠犬ドブ公

S:最大
H:4n+1
B, D:H≒B+Dになるように調整

怒りの粉 or この指の枠は、モロバレルからドーブルに変更しました。
皆さんご存知、究極の何でも屋さんです。
過去にドブベトンを2ヶ月ほど使用していたこともあり(S16で500位台)、この子の扱いは割と得意としていました。

猫だましはガエンゴリラに任せて、ドーブルにはデコレーションを持たせました。
カイオーガだけでなく、ゴリランダーやタケルライコを化け物に変えた実績もあります。

また、戦いが長引く都合上、ムラッ気ガチャの試行回数も多くなります。
素早さUPを引いて上からキノコの胞子…という犯罪ムーブにも、実際何回か助けられました。

⑥(旧) 水ウーラオス

上手く使ってあげられなくてゴメン

A:11n
S:準速
H:4n+1
B, D:あまり(4)

この枠は元々タケルライコでしたが、途中から水ウーラオスに変更しました。
低耐久タスキ枠を破壊するためのスカーフ+雨+水流連打はもちろん、ガエンゴリラとのバランスも良好だったため採用した形です。

そこまで出番には恵まれませんでしたが、選出誘導としての働きも兼ねていたため、使用中はあまり気にはなりませんでした。
しかしながら、対戦時はやっぱりライコを恋しく思う場面もあり…

⑥(新) タケルライコ

ブラキオサウルス君

H:最大、4n
C:11n
B, D:B=Dになるように調整
S:あまり(4)

旧型構築でROM①・②のレートを1800台に乗せた後、私は記事を書き始めました。
しかし、改めて考察をした結果、やはりライコの方が役割が持てるのでは?となりまして。

そこで水ウーラからライコに戻し、ちゃんと戦えるかどうか ”再調査” をしました。
その結果、ROM③は2日間でモンボ級からレート1800に到達しました。

練度が上がっていた影響もありますが、目に見えて勝利に貢献していたので…
タケルライコを真の6枠目とさせてください。

命の珠だと体力が削れて少し嬉しくない、食べ残しとチョッキは持たせたいけど既に使用済み。
ということで、やや消極的ですがブーストエナジーを持たせました。

対水・ドラゴン決戦兵器+ヘイトタンクとしての役割を期待していたので、迅雷・龍星群・守るに加え、雨必中&麻痺バグの上振れを狙える雷を採用しました。
カイオーガ・ゴリランダー・ガオガエンが被弾することの多い、草・水・炎・電気・飛行辺りを裏からカットできるのも魅力でした。

以降の考察は、タケルライコ採用型で話を進めようと思います。

4. 要対策ポケモン考察

基本選出が曖昧?

自分でも不思議なのですが、今期は初めてシーズンを通してちゃんと基本選出と呼べるものが脳内に存在しませんでした。
もちろん、各禁伝枠に合わせておおよその先発は決まってはいたのですが、後発はほとんど相手の6体に合わせて選出していました。

ここでは、現時点における「よくランクマで見る」ポケモン達に焦点を当てて、1体1体どんな感じで対処を考えていたかを記します。
リアルな思考回路をそのまま文章化したものなので、当然実力相応の甘いところがございます。
1つ1つを読むのが面倒な方は〔まとめ表〕に飛んでください。

※ 細かい先発・後発の考え方は後述

禁止伝説枠

・黒バドレックス:カイオーガで瞑想を積んで対処、アグロ寄りならドーブルでワイガ、積んできそうなら相方を挑発で止めつつヤミラミ着地でロック、ガエンは妖テラス前提ならそこまで当てにならない

・ミライドン:先発ゴリランダーでフィールド書き換え、カイオーガへの集中砲火を警戒しつつリキキリンやエルフーンを削る、ボルチェンで逃げられるケースを常に想定する、フィールドを奪ってドーブルの胞子

・白バドレックス:結局ガオガエンで有利に立ち回れる、水テラスならゴリラで攻撃するルート、炎テラスならそもそも水技を怖れて切れないから遠慮なく潮吹きを撃つ、ドーブルかヤミラミを後発に準備

・カイオーガ:雷に気をつけつつ瞑想を積む、持久戦調のカイオーガ(草テラス濃厚)には安易に草技や胞子を撃たない、最悪の事態に備えてドーブルがワイガを選択できる状況を準備する

・テラパゴス:パーティ構成から急戦志向か持久戦志向かを判別する、ドーブルを前面に押し出しつつガエンゴリラで支援する、カイオーガは瞑想を積めそうになるまで出さない

・ザマゼンタ:カイオーガは不利だから安易に先発で選出しない、草テラスを考慮して胞子ではなく鬼火を当てにいく、相手のゴリラが展開するグラスフィールドを利用する

・コライドン:雨は奪われる前提で動く、潮吹きではなく冷凍Bを交代読みで当てにいく、サイクル戦による天候奪取を考慮して瞑想は積まない

・グラードン:後ろから天候を奪うことを意識する、晴らされたらタケルライコで便乗しサイクルを回す、サポート組で相手の主戦力を積極的に弱らせる

・ルナアーラ:初動のメテオビームにだけ気を付ける、積んできたルナアーラはヤミラミでロックする、ガオガエンの叩き落とすに頼らない

アタッカー寄りの一般枠

・水ウーラオス:構築単位で猫だまし対策が薄そうなら霊テラス or 隠密マントを警戒する、ゴリランダーとタケルライコを大切にする、威嚇か鬼火を入れるチャンスを伺う

・ゴリランダー:草技を誘って草テラスで反撃する、とんぼ返りに気を付ける、相手がグラスフィールドを展開してくれそうなら遠慮なく便乗する

・炎オーガポン:雨が降っているうちに倒し切る、威嚇を入れながら猫だましでカイオーガを保護する、アンコールに気を付ける

・岩オーガポン:ニードルガードをされてもいいので猫だましで止めることを最優先する、どうしようもなくなったら鬼火

・水オーガポン:ゴリラの草技やとんぼ返りで削る、カイオーガを安易に先発させない、やはりアンコールに気を付ける

・タケルライコ:みんなで頑張って削る、龍星群を警戒しながら立ち回る、デバフ要因としての耐久型タケルライコは起点にする

・テツノカイナ:フィールドを奪って特性を発動させない、猫だましで止めながら積む、どうしようもないなら威嚇と鬼火を入れにいく

・悪ウーラオス:激烈に重たい相手なので半分試合を諦めて戦う、ドーブルのこの指とまれに全てを託す

・イーユイ:猫だましケアの霊テラスを念頭に置く、悪技を撃たれる前提で立ち回る、悪の波動で怯んだら相手を褒める

・パオジアン:タスキ前提で動きつつ他にタスキを持ってそうなポケモンがいないか気を配る、ヤミラミでは勝てないので対面しないようにする、あまり苦しいようならガオガエンにフレアドライブを搭載する

・赫月ガチグマ:ほぼ選出されないものと考える、トリル特化の構築だけ気を付ける

・化身ランドロス:カイオーガ以外の5体で全力で止めながら起点にする、スカーフかどうかを早めに判別する、身代わりを警戒する

・ヘイラッシャ:寿司対策のためにヤミラミを最後まで温存する、ドーブル&ヤミラミのダブルサポーター体制も検討する

・カイリュー:ハチマキ神速を最大限に警戒する、テラスを切らないようなら速やかに冷凍Bで倒し切る

・コノヨザル:スカーフ命がけ前提で動く、コーチングがあるのでこの指で対処し切れると思い込まない

サポーター寄りの一般枠

・ガオガエン:カイオーガを嫌って出てこないイメージ、狙って倒しに行くのではなく潮吹きでついでに倒しにいく

・リキキリン:後発による猫だまし封じに気を付ける、容赦なく瞑想の起点にする、トリックルームは張られてもいい

・エルフーン:瞑想→アンコール警戒の守る&ドーブル交代→アンコール警戒のこの指、という一連のルートを念頭に置いた上で瞑想の起点にする、突然の嘘泣き+特殊高火力に警戒する

・ハバタクカミ:古代活性S↑型ではない場合は一応アタッカー型に気をつける、電磁波を当てられたら相手を褒める、ドーブルでこの指 or ワイガの択を押し付ける

・トルネロス:雨に便乗した木枯らし嵐をワイガで止めつつ速攻を仕掛ける、挑発があるので安易に瞑想は押さない、日本晴れに注意

・モロバレル:挑発 or 草テラスで起点にする、過度に恐れない

・イエッサン♀:積みの起点にする、潮吹きでもう一体にダメージを与えるついでに削る、釣り出しがあるのでゴリランダー出しは注意深く行う

・オーロンゲ:壁張りよりも電磁波や噓泣きの方が怖い、ソウルクラッシュをカイオーガが受けないように立ち回る、ドーブルとオーロンゲが対面したらミストフィールドを警戒する

・ペリッパー:猫だまし対策はされている前提で動く、後発のドーブル or ヤミラミで動きを止める前提で瞑想の起点にする

・ピッピ:サポート組で動きを封じつつ瞑想の起点にする、不意のアンコールや歌うは対策がほぼ不可能だがほとんどいないので選択肢から切る

・ドーブル:ドーブルにはドーブルをぶつける、ドブベトン構築はドーブルとベトベトンに挑発を入れつつ確率勝負を受け入れる、かつて強いと思って使っていた側なので文句は言わない

・ウルガモス:猫だまし等の物理受け狙いの後発展開だけ気を付ける、過度に恐れず瞑想の起点にする

・テツノブジン:ワイガやアンコ金縛りなど相手のパーティに足りない技を持っている前提で動く、読み合いになりがちなので後悔のない選択をする

・シャリタツ:あまり気にしない、合体寿司の段階で詰ましにいく

・Gマタドガス:毒ガスは1回守るか諦めて受け入れる、ドーブル警戒の草テラスを切らせてから冷凍Bで倒しにいく

まとめ表

長々と書き連ねましたが、要するにこういうことです。

◎:テラスなしでも有利
○:テラスあり(使わない場合も含め)で互角~やや有利
△:テラスありでも互角~やや不利
✕:基本的に不利

なお、カイオーガ・ゴリランダー・タケルライコに関しては撃ち合いで勝てるかどうか、ガオガエン・ヤミラミ・ドーブルに関しては相手へのデバフや味方への支援が通るかどうか、で判断しております。

禁伝枠、単体攻撃を得意とするコライドン・ザシアン・ザマゼンタ辺りが苦手
一般アタッカー枠、高火力型のウーラオスとサポートもできるオーガポンが苦手
一般サポーター枠、上から電磁波を使ってくるサポーターは相手にしたくなかった

5. 選出例 / 運用法 / 改善点

勝ち筋

まずは、本構築の想定される勝ち筋です。
ゴールラインを明確にし、それに合わせた選出を行います。

① カイオーガで瞑想→体力管理をしつつ敵を妨害→潮吹き・冷凍Bで押し切る
② オーガガエンゴリラ@1でサイクルを回す→数的有利を取りながら詰ます(TOD含みの技選択)
③ ゴリランダー・タケルライコの一撃でカイオーガの天敵を倒す→カイオーガを強引に通す

基本的には、先発はカイオーガ@1です。
①が理想的なルートですが…
天候を晴らしてくる相手や守りに偏った構築、水タイプでタイプ受けしてくる相手には②や③も視野に入れて戦います。

・ゴリランダー:グラスフィールドを展開できるときはほとんど先発、特にミライドン構築相手には100%先発
・ガオガエン:威嚇の通りがいいときに先発することが多い、クリアチャーム持ちが多い白バドにも強気に出す
・ヤミラミ:ほとんど後発で使う、鬼火を入れないと即負けになる場合のみ先発を任じる
・ドーブル:タスキを盾に胞子が決まりそう or ワイガ・この指が必須の相手に対しては先発
・タケルライコ:対水・晴れ構築、瞬間火力枠

後発は、残る4体から選出します。
自分が本構築で戦う際は、アタッカー組・サポート組に関係なく、警戒すべき禁伝・一般枠に役割が持てそうなポケモンを選んでいました。
引き先が必須になるので、ガエンゴリラの少なくともどちらかは採用することが多かったです。

ほぼ毎回先発で疲れちゃったネ…

負け筋

続いて、本構築の想定される負け筋です。
以下のような展開を避ける動きを続けることで、少しずつポイントを稼いでいきました。

・カイオーガが集中攻撃で倒される
・カイオーガが積む前に天候とフィールドの両方を奪われる
・カイオーガが草テラスを切った後に相性不利のアタッカーと対面する

とにかく、まずはカイオーガを大切にします。
ゴリランダーやタケルライコといった一般枠アタッカーでは、どうしても一度傾いてしまった形勢は戻しにくいのです。
カイオーガを見捨てるときは、終局図まで読み切ったときだけとします。

本構築の改善点

1つ致命的な弱点があるとすれば、それは悪タイプに弱いという点でしょうか。
ヤミラミの悪戯心が機能せず、他5体も抜群を突くことができません。
(旧構築の水ウーラオスはこの弱点を消す役割を持っていました)

特に悪ウーラオスには苦労しました。
選出画面の時点で水ウーラオスの可能性も考慮しなくてはならず、使用率的にも水の方が圧倒的に人気であったため、どうしても悪ウーラの警戒が薄くなります。
で、いざ対戦時に悪の方が出てくると終わり!なんてことも多々ありました。

また、オーロンゲやパオジアンなども手が出しにくく苦戦必至でした。
この辺りは今後の課題ですね。

6. 各構築 対応考察

最後に、有名構築に焦点を当てて、それぞれの対処法をどのように考えていたかを記していこうと思います。
こちらも先ほど同様、リアルな思考回路をそのまま文章化しております。
甘いところはご愛嬌とさせてください。

対黒バドレックス構築

想定戦術:メガネ速攻型、積み型、高種族値スタン型
一般枠アタッカー:水ウーラオス、ゴリランダー、タケルライコ、オーガポン、ヘイラッシャ(寿司)など
一般枠サポーター:ガオガエン、トルネロス、イエッサン、ピッピ、Gマタドガス など

・黒バド&イエッサン♀が先発ならワイドフォースを警戒する
・単体攻撃はこの指等で吸われるため、カイオーガの瞑想→回復を挟んでから潮吹きを撃てるように行動する
・急戦調ならドーブルで勢いを止める
・持久戦調ならガエンゴリラでフィールドを確保しながら敵を止めつつ、こちらも瞑想を積みながらサイクルを回す

対ミライドン構築

想定戦術:メガネ速攻型、瞑想パラポラ型、ドラゴンエール型
一般枠アタッカー:テツノカイナ、水ウーラオス、オーガポン、イーユイ、悪ウーラオス、赫月ガチグマ など
一般枠サポーター:リキキリン、エルフーン、ガオガエン、オーロンゲ など

・先発はカイオーガ・ゴリランダー、後発はドーブル@1が一番安定する
・先発はミライドン&エルフーンが特に多く、ゴリランダーはフィールドを奪ったら速やかに引き、カイオーガがアンコールをされないようにドーブルのこの指で守る(猫だまし等の先制技はリキキリンで防がれるため)
・ドラゴンエール型は天敵なので諦める(環境にほとんどいないのが救い)
・カイオーガよりもゴリランダーを優先して倒しに来るケースが多い

対白バドレックス構築

想定戦術:トリル型、高種族値スタン型
一般枠アタッカー:水ウーラオス、オーガポン、タケルライコ、ゴリランダー、赫月ガチグマ など
一般枠サポーター:リキキリン、モロバレル、ペリッパー、ガオガエン、テツノブジン など

・トリルは張られても構わない
・白バドが水テラスならゴリラの反撃が通り、炎テラスならカイオーガの前ではテラスが切れないという寸法
・白バドよりも各種オーガポンに注意しつつ、サポート組でデバフを撒きまくる

対カイオーガ構築

想定戦術:追い風速攻型、積み型(ミラーマッチ)
一般枠アタッカー:ゴリランダー、 水ウーラオス、ブリジュラス、化身ランドロス、パオジアン など
一般枠サポーター:トルネロス、 ガオガエン、リキキリン、オーロンゲ、モロバレル など

・先発してくるカイオーガはこちらに打点がある(草テラバ、雷など)場合が多い
・ドーブルで初動を抑えながら瞑想を積んでいければ基本的には有利になる
・ゴリラライコでテラスタルを強要させてから対応していくという動きもあり

対テラパゴス構築

想定戦術:メガネ型、積み型
一般枠アタッカー:ゴリランダー、水ウーラオス、オーガポン、タケルライコ、イーユイ など
一般枠サポーター:ハバタクカミ、ガオガエン、モロバレル、オーロンゲ、エルフーン など

・雨はかき消されてもいいので瞑想を先に積む
・グラスフィールドはテラパゴスのアシストになる場合が多いので、安易に先発で展開しない
・どの型のテラパゴスも相当ドーブルがキツイようなので、むしろドーブルを保護するような動きの方が相手は嫌かもしれない
・デバフ中心(電磁波、嘘泣きなど)のオーロンゲは天敵なのでスパッと諦める

対ザマゼンタ構築

想定戦術:スタン構築
一般枠アタッカー:ゴリランダー、パオジアン、タケルライコ、水ウーラオス、オーガポン、イーユイ など
一般枠サポーター:ハバタクカミ、ペリッパー、ガオガエン、トルネロス など

・どれだけボディプレスを使う機会を奪えるかがカギ
・ザマゼンタ自体はほとんど火傷に耐性がないため、狙えるのであれば積極的に鬼火を入れる機会を作りに動く
・ヤミラミ+霊テラスガオガエンを並べてボディプレスをアンコールしてしまうのが一番手っ取り早いが、その場合はこちらの火力がなくなることに注意

対コライドン構築

想定戦術:スタン構築
一般枠アタッカー:ハバタクカミ、タケルライコ、イーユイ、ゴリランダー、オーガポン、ウネルミナモ、パオジアン など
一般枠サポーター:ガオガエン、エルフーン、トルネロス など

・晴れ構築のハバタクカミだけは特性と火力を両立してくるので要注意
・基本的には前のめりなので、盤面をある程度落ち着かせてからカイオーガを着地させることを意識する

その他

【グラードン構築】
・猫だましに耐性がないことが多いので、足止めしながらカイオーガを通すチャンスを伺う
・重力パは100戦やって1回当たるかどうかだが、最強戦法のようにも見えるのでいつかやってみたい
・天候は奪えたらその方が良いが、最悪粘って晴れが終わるのを待つのもあり

【ザシアン構築】
・ザマゼンタ軸と対処方針が似ている
・ガオガエンを大切にし、サイクルを回しながら敵を弱らせていくことを意識する

【ルナアーラ構築】
・あまり当たらないが、かなり強敵の印象
・瞑想合戦に勝てるかどうかがカギ
・メテオビームにしろ瞑想にしろ、積んできたタイミングでヤミラミを着地させロックをかけたい

以上で、ポケモン対戦に関する内容は終わりです。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

1. スタートライン

子供の頃の話

小学生の頃から、私はポケモンが好きでした。
第二世代…金銀クリスタルの頃からです。
しかし、田舎出身ということもあり対戦相手は身の回りにほとんどおりませんでした。

時は移り高校時代、第四世代(DPPt)の頃です。
特にHGSSにのめり込んでいた私は、いつかポケモンの大会に出てみたいという願望すら抱くようになっていました。

というより、ポケモンでも何でもいいから結果を出して、自分を認めてほしかったのです。

しかし、私は長男なので「しっかりする」ことが義務付けられていました。
ちゃんと勉強し、ちゃんと大学に行き、ちゃんと就職する。
やったところで、褒めてもらえるわけでもないのに…

それでも、自身の思いを言葉にする能力が大きく欠落していた当時の私は、黙って従うことしかできませんでした。
生きにくさすら説明できない、八方塞がりな人生でした。

大学受験を機に私はポケモンを封印しました。
BWが発売される少し前のことでした。
結局、イッシュ・カロス・アローラの地に足を踏み入れることはありませんでした。
(ヒスイは2年前に、ガラルは2ヶ月前に着地済み)

本当は、ただポケモンと一緒にいられればそれで良かったのです。
誰かから認めてもらわなくても、コンテンツに触れられるだけで幸せだったのです。
(今はSVと並行してポケスリもやってます)

ポケモンをやらなかった10年の間に様々な経験をし、言語能力や価値観が拡張されたことで、ようやく内面にある ”真実” に辿り着くことができました。

消えた承認欲求

結婚して娘が生まれて、家族3人で過ごす中で、私の中の承認欲求が目減りしていきました。
それもそのはず、私のことを無条件で認めてくれる人がこの世に2人もいるわけですから。

自分らしく生きるようになったので、人生に対する焦りもなくなっていきました。

認められたいという気持ちでポケモンをやらないので、勝ちを急いで不正に手を伸ばす理由もなければ、健康や人間関係までも犠牲にして戦いに没頭する理由もありません。

自分のペースでゆっくり地に足をつけながら学び続け、その結果このタイミングで目標に手が届き、気の向くままに構築記事を書いた。
ただそれだけの話なのです。

これが、「大人になる」ということなのかもしれません。
ポケモンだろうが仕事だろうが、本質は同じなのだと思います。
人は人、自分は自分。
自身がどうありたいか、そのためにどのような行動選択を取るか。
そのスペクトラム構造こそ、人生なのではないでしょうか。

何のためのポケモンか

「ポケモンが楽しい」という気持ちは、時を経て「(言いたいことは山ほどあるけど)ポケモンが楽しい」という気持ちに落ち着きました。
根幹の部分に変わりはないわけで。
やっぱりポケモンをやっていると幸せを感じるのです。

では、ポケモン絡みとは言え、Switchの電源も付けずにPCに向き合い続けるこの時間は?
これも、私にとっては幸せそのものなのです。

ポケモンを介して自己と向き合い、曖昧だった内面を整理し、言葉にする。
少なくとも私にとっては、とても楽しい時間と言えるでしょう。

究極的な話、私はこの記事が完成した段階で十分満足なのです。
他の人に読まれなくても私は一向に構いません。

しかし、それではこれからの時代を担う若い方々の成長に貢献できません。
30歳を超えた私がポケモン界隈のためにできることといったら、事象や思考を徹底的に言語化し、次世代に託すくらいなのですから。

皆さんは、何のためにポケモンで遊んでいますか?
どんなところが楽しいですか?
きっと、100人いれば100通りの回答があるかと思います。

終わりに

にゅららの人間性

まずは、こんなところまで読んでいただきまして、本当にありがとうございした。
今読んでいるアナタは、よっぽど時間を持て余しているか、あるいは私同様変わり者なのでしょうね。

さて、勘のいい方ならもうお気づきでしょう。
にゅららという人間の本質、それは「理由・仕組み大好きマン」なのです。

なぜそのような行動をするか。
なぜその現象は起こるのか。
どのようなギミックで動いているのか。
それは私でも再現可能なのか。

ウマ娘でいうところのアグネスタキオンのような思考回路…とでも表現すれば、一部の方ならご理解いただけるのかもしれません。
とにかく、目の前の事象に対して、その理由や背景を科学的・論理的に追い詰めていくのが楽しいのです。

では、最後に答え合わせといきましょう。
繰り返しにはなりますが、ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

答え合わせ(表現編)

Q. 「1. スタートライン」が記事冒頭ではなく終盤に配置されているのは何故か。

A. 1~6のナンバリングは、数字が大きくなるほど内容が抽象的→具体的へと変遷している。しかし、同時に「1. スタートライン」は、本記事における結論に該当する。故に、【序論→本論→結論】という基本的な文章構成法に従い、この位置に配置した。なお、2→3→4→5→6→1 の元ネタは、2008年にリリースされ今年5月にHDリマスター版が発売されたアクションパズルゲーム、『Braid』。

Q. 堅苦しい言い回しが多いのは何故か。

A. 構築記事としてだけでなく、読解力の向上にも役立ててほしいから。また、一般的に堅い表現と自覚しつつ、にゅらら自身は日常生活でもこのような言葉で本当に会話しているから。よく奥さんに「もっとみんなに分かるように話しなさい」と怒られる。

Q. ” ” と「 」はどう使い分けているか。

A. ともに注目させたい文言に使用する。繰り返し表現を避けるために片方だけを使用し続けないようにしている。明確な定義はないが、4文字以下なら前者、それ以上なら後者を採用するように私は心掛けている。

Q. 端々の言葉遣いにやたら将棋用語が出てくるのは何故か。

A. 将棋指しだから(アマ2~3段程度)。

Q. 「NOT ”勝ち切る” BUT ”詰ます”」 とは何か。

A. 〔not A but B〕:AではなくB

答え合わせ(心情編)

Q. 一貫して ”地道” な手段を取るのは何故か。

A. 生まれつき持たざるものだった私が周囲からの期待や圧に応えるための、ただ1つの勝ち筋だったから。

Q. 3ROMともレート1800超えで止めたのは何故か。

A. ① レート1800到達を記念した記事を書く(しかも月初めに投稿したい)という目標設定をしていた以上、そこから更に頑張る強い動機が存在しなかったから。②構築のポテンシャル自体は強く感じるが、これ以上勝ち切るための自信が欠如していたから。③ 目標を達成した段階で、ランクマに潜るより執筆をしたいという気持ちが大きくなったから。④ ストレスが大きすぎて育児に支障が出そうだったから(特にランクマ終盤)。

Q. 大人になってから判明した、内面にある ”真実” とは何か。

A. 何にも縛られず、自分の気の向くままにポケモンをやりたかっただけという、にゅらら自身の子どもの頃からの本心。

答え合わせ(小ネタ編)

Q. にゅららは ”ワ民” か。

A. 水上(嘘つきブロッコリー)推しの一般ワ民。

Q. ポケモン遍歴は正確にはどのようか。

A. 太字は購入したソフト、細字は借り物
・小学生~高校生:→銀→緑→→赤→黄→R→S→E→D→P→Pt→HG→SS
・成人後:レジェアルVS
他、ポケダン空の探検隊やポケモンレンジャーなど。
現在は毎日ポケスリを触っている(9/1時点で408日目)

Q. ポケモンにニックネームはつけないのか。

A. つけない。情がないわけではなく、単に面倒だから。

Q. アイコンがウツロイドなのは何故か。

A. 特にこのポケモンに思い入れがあるわけではない。ただ、親友に描いてもらった絵なのでアイコンにしている。10年以上前に貰ったもので、以降変える理由がないので使用し続けている。ちなみにその親友は絵師で、主にエッチな絵を描いているらしいが、にゅらら自身が興味がないので詳しくは不明。

Q. こんな記事をいつも書いているのか。

A. ポケモンの構築記事は初投稿。別アカウントのにゅららは「ある症状群」に関する研究記事を筆頭にいくつかの記事を投稿している。調査や物書き自体は高頻度で行っているが、ほとんどは仕事用の資料で公表はしていない。

Q. 家庭教師でもこんな感じなのか。

A. 基本的には丸暗記ではなく論理的な理解を優先した指導を行っている。本人が頑張っただけなので実績として挙げたくはないが、一応3年間で7人ほど志望校に合格させた。にゅらら自身が専門的な知識をある程度有していることから、各種障害を持つ小~中学生を担当することも多い。

Q. 主夫は暇か。

A. 工夫次第。私は徹底的に無駄を圧縮し、理詰めで各作業の効率化を実現させているため、1日あたり3~4時間程度は空く。しかしながら、唯一のイレギュラー要素である娘(3歳半)次第では、一般的な会社員よりも長い時間の労働を余儀なくされる。本記事の執筆中は生憎の夏休み期間で、度重なる妨害に耐え忍びながら投稿まで漕ぎつけた。

Q. またいつか構築記事を書くのか。

A. しばらくは書かない。本記事の構成が一発ネタである以上、2度も同じことをするのは美しくない。加えて今回の執筆を「1円にもならないのに1週間もかけて書く意味が分からない」と奥さんに一蹴されたのも痛かった。皆が忘れた頃に別のネタを引っ提げてここに戻ってきたい所存。

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