2020年創作活動の振り返り

 創作活動を始めて約200日。折角文章を書く生活を始めたので、1年を振り返ってみたいと思い、創作TAIKさんの企画に参加させていただきました。

 それではまずは自己紹介から。
 月並海(つきなみ うみ)と申します。一次創作小説を書きます。
Twitterやアルファポリス、ノベプラで掌編や短編を投稿しています。

創作を始めた理由

 そもそも四半世紀ほど生きてきて創作をしたのは小学生が最後でした。そんな私が何故創作を始めたのかと言えば、理由は2つあるように思えます。
 1つ目の理由は就活が終わったこと。1年前から行っていた就活が無事終わり、その翌日にTwitterの創作アカウントを作りました。数年前から生活の中心だったオーケストラ部も引退し、何か新しい趣味が欲しかったのだと思います。
 2つ目は夢の内容を残しておきたかったこと。その日の昼寝で不思議な夢を見て「これはストーリーに起こしてみたい!」と思いました。
 表現の1つとして比較的手を出しやすい140字小説を始めたのが私の創作活動の最初でした。

今年のこと

 今年は新型コロナウイルスの影響もあり、ニート同然の生活でした。その分、毎日投稿や創作タグ、企画など創作活動に費やす時間が増えたのは私にとって良い変化でした。
 疎かになっていた読書も少しずつ行うようになり、web小説・商業誌どちらも読むようになったのも嬉しい変化です。
 楽器の練習ができなかったり卒研が亀の歩みだったり、悪い影響・変化もありましたが、自粛生活は私にとっては最後の夏休みのような心地で過ごすことができました。

・140字小説
 5/29から本日まで毎日投稿をしてきました。5月から9月までは1話完結でSSを書いてきました。初めは本当に人の目に留まらず、フォロワーを増やす方法も分からず、ただただなんとなく続けていました。
 後述のNovelberで11月は140字小説の連載に挑戦しました。楽しかったので12月も140字小説の連載「サンタクロースなんていらない」を書きました。この方法、1日空いてしまうので前後関係が曖昧になり読者としては読みづらいだろうなあと途中から思いました。
 場面から話を膨らませる自分にとって、初めての創作の手段に140字小説を選んだのは正解だったと思います。

・web夏企画
 初めて参加させていただいた創作企画。

「シャツ・花束・ソフトクリーム」という3つのお題で「練習帰りのソフトクリームがいつも楽しみだった」という吹奏楽部の女の子の話を書きました。
 今思えば拙すぎるにも程がある話ですが、小説を書き始めてから1番色んな方に読んでいただき、1番感想を頂いた作品でした。参加してよかったなあ!と強く思った企画です。
 話の設定自体は気に入っているのでいつか加筆修正したいなあと思っています。

・物書きカレンダー企画
 9月の頭に思いつきで「小説の載ったカレンダーが欲しいな」と呟いたら不思議な縁で12名の物書きさんにご寄稿いただけることになった企画。
 企画参加を通して交流の輪がすごくすごく広がったので、参加してくださった皆様には感謝しかないです……!
 自分が書いた9月は、花が主食の男の子の話にしました。お月見は月に似た食べ物を食べる⇒満月と菊は似ている⇒菊を月見に食べる話という風にイメージを広げました。こちらも好きな話なので加筆修正したいですね。

・Novelber
 綺想編纂館(朧)の企画に参加させていただきました。

 「ZumTurmImNovember -11月,塔へ-」という両親を亡くした少年がなんでも願いが叶う塔を目指す話を書きました。140字小説の連載という形式をとりました。多くのフォロワーさんが参加されていて、自分では思いつかない作品を多く読めたのが楽しい月でした。

・ペーパーウェル05
 ネップリ企画に初参加させていただきました。テーマは「旅」。お題が発表されたときから膨らませようと思ってた140字小説があり、それを加筆修正して企画に臨みました。あとはツアー案内のDM風ポスカも作りました。
 どちらも印刷してくださった方、感想くださった方がいらっしゃって本当に嬉しく感謝が溢れました。
 作品は本で出来た塔の話「それは失われるはずの物語」です。童話のような雰囲気になり、添削をお願いしている友人にも面白いと言われたお気に入りです。

・文学フリマ東京
 初めての同人イベント参加!フォロワーさんが出展されるというので直接本を買いたい一心で(情勢は無視して)一般参加しました。
 感想は一言。行ってよかった!イベントの独特の空気を吸えたり、素敵な作品との出会いがあったり、本を作るモチベーションが上がったりなど良い影響ばかりでした。
 紙の本っていいな、と。自分の本が紙になったら感動するだろうな、と。夢が広がるイベント参加でした。

・妄想コン
 エブリスタで開催されるコンテストに2回参加しました。
 1つ目はお題「神様、お願い」でストレスを食べる小さな悪魔とOLの話「目をつむってシルブプレ」。
 2つ目はお題「私からあなたへ」で脳移植の研究をする異母姉弟の話「心のあるところ」。
 コンテストの結果は分かりませんが、自分では今年1年でよく書けた作品のトップ2です。ずっと掌編ばかり書いていた自分にとって8000字近い短編を書くというのは初めての挑戦でしたし、プロットの大切さを教えてくれた作品でした。(シルブプレはかっちりプロットを書いたので1日で仕上がった。心はプロット書かずに本文を始めたので1週間くらいかかった。)
 ノベプラにもまとめてます。

来年のこと 

 さて、2020年の作品の総文字数は凡そ75000字。一次創作を始めて半年、と考えればそこそこ書けた方ではないかと自分を褒めたいです。
 情勢がどうなっていくか想像つきませんが、私自身は変わらずマイペースに一次創作を続けたいなと思います。

・140字小説
 1,2月はとりあえず新たなアイディアに割くリソースがないので、シリーズものにしたいと思ってます。1月は魔女の素材集め。
 それ以降は1話完結の話に戻したいと思います。分かりやすさが肝要ですね、Twitter小説。

・バレンタイン朗読企画【その恋の色を、美しいと誰かが言った】
 朗読企画に参加させていただいてます!
 2月に公開のはずなので今からもう楽しみです。私は「鐘の音にチョコレート」という作品を水星七星さんに読んでいただきます。
 各作品に対して作っていただいた画像がとっても素敵なので見てほしいです!

・妄想コンに定期的に参加する
 これは起承転結の訓練として続けていきたいなと思います。批評など貰えたら御の字ですし、そうでなくとも私は小まめに投稿をしてモチベを保つ+長編は最後まで書ききらないと投稿できないという面倒な性質なので、短編を書くのは長編を書く上で良いリフレッシュになるんじゃないかと思ってます。とりあえず、次回は2月目標!(その前に卒論という名の中編を書かねばならない)

・長編連載をしてみる
 フォロワーさん増えてきて長編連載を読んで「自分も書きたい……!」という欲が募っております。実は1話目のプロットは出来ていて後は書くだけなのですが、後回し後回しになっているのが現状です。
 週2更新くらいで出来れば理想です。1話が12万字くらいある予定なので単純計算で1話完結までに3か月かかります。4月までにどれだけストックができるかですね……。

・公募に挑戦してみる
 私の創作活動の1つの意味として、自己顕示欲の満足というのが挙げられます。それを一番満足させられるのが公募かもしれないと考えています。
 どこに応募するかなど何も決まっていませんが、とにかく1本長編を応募したいと思ってます。あと定期的に行っている短編にも応募したいな!と!
 小説家になりたいわけではないので気楽にやりたいと思います。

・本を作る
 これは完全にイベントの影響です。中身も時期も予算も決まってないですが、記念に一冊、作ってみようかと。公募用に書いた長編でもいいし、加筆修正した短編集でもいいし。通販とかイベント参加とかはあんまり考えず、自分の記録に作ってみたいと考えてます。

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