学部別有名大学〜理系編〜
どうも、AKiRAです。
本日は学部別で有名な大学を列挙しようかと思います。
これもまた私の独断と偏見によるものですので悪しからず。
対象となる学部は以下となります。
医学部、理学部、薬学部、農学部、工学部、歯学部、獣医学部、水産学部、法学部、文学部、経済学部、教育学部
こちらは国立最多の学部数を有する北海道大学を参考に社会学部を追加いたしました。
今回は理系学部のみをピックアップします。
それでは早速紹介しましょう。
医学部
こちらは東京大学医学部なのは自明の理ですが、阪大医学部をあげたいと思います。
そもそも大阪大学医学部は、緒方洪庵が1838年に設立した適塾を起源とし、明治新政府により1869年に設立された大阪仮病院や大阪医学校が幾多の変遷を経て、1931年に医学部と理学部の2学部からなる大阪帝国大学が創設されました。
つまるところ、大阪大学の根幹は医学部にあり、その歴史も旧帝大では東大についで二番目に強いです。
特に臨床系の分野で輝かしい実績を残しており、特に脳神経外科は日本一といっても過言ではないでしょう。
理学部
理学部はもちろん京大です。
京大の看板学部である理学部は、理工科大学を起源とし、これまで複数のノーベル賞・フィールズ賞受賞者を輩出してきました。
京大の自由な校風は研究へ一心不乱に打ち込むにはうってつけでしょう。
対抗馬としては東大理学部や名大学理学部があげられます。
薬学部
薬学部は比較的新しい学部です。もちろん旧帝や慶應などのいわゆるトップ大学の研究もすばらしいものがありますが、ここでは私立最古の薬学部をもつ東京薬科大学をあげたいと思います。
東京薬科大学の起源は1880年創立の東京薬舗学校にあります。そして1883年に東京薬学校。1929年には上野女子薬学校が設立され、1931年に東京薬学専門学校女子部になりました。
このような経緯から今でも男子と女子は別れて勉学に励んでおります。
農学部
文句無しで北大です。
北海道大学はそもそも札幌農学校を前身とし、かの有名なクラーク博士が在籍したのがこの札幌農学校時代です。
恵まれた環境は農学の研究には最適であり、他大学よりも大きなアドバンテージをもって研究が進められます。
東京大学農学部もやはり名門ですが、北大農学部に軍配があがるかと思います。
工学部
工学部といえば東北大学でしょう。
東北大学の特に材料系の分野には世界的にも著名な研究者が多数在籍しており引用論文の数では東大や京大に引けをとりません。
東北大学工学部の前身は、1903年に仙台高等工業学校を移設した附属工学専門部であり、応用化学科がもっとも最初の科であることから、やはり材料系の研究が盛んであることが分かります。
歯学部
全国でも少ない歯学部。もちろん偏差値的には医科歯科がトップであることは事実ですが、歴史を紐解くと東京歯科大学となります。
日本最古の歯科大学である東京歯科大学は、終戦時に存在していた旧制歯科医学専門学校のうち、戦後直後に廃校にならずに大学に昇格した6歯科大学の1つです。
今なお歯学界隈では影響力をもつ有力校です。ただやはり旧帝歯科部も勝るとも劣らない存在でしょう。
獣医学部
これは北大以外ないです。
そもそも学部単位で設置している国立は北大のみでその影響力は国内にとどまりません。
北大獣医学部は日本の大学で唯一アメリカの機関の認証を取った動物実験施設、つまり実験動物の福祉に最大限配慮した動物実験施設を保有していることからも、獣医学における研究力の高さが伺えます。
他にも北里大学獣医学部や日本獣医生命科学大学も有名です。
水産学部
これも北大です。
北海道という地の利を活かした研究フィールドはまさに水産学部たりうる環境でしょう。北大の看板学部は農学部や獣医学部も間違いではありませんが、水産学部もその一角を担っているのは間違いないでしょう。
もちろん東京大学や東京海洋大学も同分野で素晴らしい実績をあげておりますが、歴史や研究背景を考えると北大が頭一つぬけています。
総評
いかがでしたでしょうか。北大を基準とするとどうしても北大ばかりになってしまうのは少し偏っていたかなと思います。
もちろん入試難易度や入学する生徒にも左右されますが、研究という点においてその分野における影響力というのは大変重要です。
もちろん、すべての分野において東大はトップクラスの影響力をもつのは間違いないのですが、地域柄、設立の経緯などを踏まえるとそれだけではないことも事実です。
学部選びの際は参考にしてはどうでしょうか。
以上となります。次回は文系編です。
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