見出し画像

「出産・育児や介護」と「仕事やお休みとお金」について整理してみる

働き方を日々模索されている皆様、こんにちは。

私の家族状況について整理した記事をよろしければ先にご覧ください。


表題に関することについて考える人々は日々多くなっていっているのではないかと感じています。

現在、被介護家族(私の伯母)と一緒に暮らしている私にはまだまだ元気で健康な両親がいます。
その両親たちにも遅かれ早かれいつか、介護が必要なタイミングがくることを念頭に、常に時代は変わっていくことは理解しつつも、いろいろと考えていかなければなって、そう思っています。

まだまだ、やりたいことだってありますから!

ただ、その頃はワンオペになりそうだなー・・・と。

現在在職中の人が利用できる制度

雇用で働いている人たちは、以下のような制度を利用できるのですが、みなさんはどれだけご存知でしょうか。

労働基準法では、雇用形態を問わず、派遣社員・パート・アルバイトといった非正規社員でも産休・介護休暇・介護休業を取得できると定められています(育休は育児・介護休業法により取得には一定の条件あり)

子育て関連の休暇取得

産休の期間
産前:出産予定日の6週間前から(任意)
産後:出産翌日から8週間(義務)

育休の期間
育児休業:子どもが1歳になるまで
延長可能:子どもが1歳6か月になるまで
再延長可能:子どもが2歳になるまで
育休取得の対象者の条件
子が1歳6か月(1歳半から2歳の育児休業の場合には、2歳)に達する日までに、労働契約(更新される場合には、更新後の契約)の期間が満了し、更新されないことが明らかでないこと
その他、労使協定で対象外となる労働者
★育休は男女ともに取得できます。

その他、「パパ・ママ育休プラス」という制度もあるようです。

参考:doda

産休・育休におけるお金のはなし

厳密には細かい条件があったりするので、ご自身が対象になるかの条件はしっかり確認してくださいね!

  • 出産育児一時金 ⇒ 原則、全員対象
    ∟出産した1児につき50万円

  • 出産手当金 ⇒ 国民健康保険加入者や扶養内は対象外
    ∟過去12ヵ月の標準報酬月額を平均し、30で除した額の2/3相当の額

  • 育児休業給付金 ⇒ 雇用保険加入者(※扶養内は対象外が多い)
    ∟育休開始から180日目までは育休開始前の賃金の67%、181日目以降は育休開始前の賃金の50%が支給

  • 社会保険・厚生年金の支払いの免除 ⇒ 扶養内は対象外
    ∟手続きは会社が行ってくれるようです

参考サイト:

介護関連の休暇取得

  • 介護休暇→要介護状態の家族を介護する目的で、一日や半日などの短期間の休暇を取得できる制度
    ∟対象家族1人の場合、介護休暇は年間に最大5日間まで、2人以上の場合は年間で10日まで取得可能。

  • 介護休業→要介護状態の家族を介護するために長期間に渡って休暇を取得できる制度
    ∟対象家族1人につき通算93日まで、また3回まで分割して取得可能。

要介護状態とは
「身体上又は精神上の障害があるために、入浴、排せつ、食事等の日常生活における基本的な動作の全部又は一部について、常時介護を要すると見込まれる状態」を指します。
「要介護2」以上が判断基準(取得条件ではないので注意!)

介護休暇・介護休業におけるお金のはなし

介護休暇・介護休業期間についての賃金の支払いは法的に定められていません。つまり無給。
※会社によって取り扱いが異なるようです

介護休業の場合は、条件を満たせば雇用保険の「介護休業給付」を使うことで、賃金の67%相当額の給付金を受けられます。雇用保険なのでハローワークに申請ですね。

自分が対象となるかは条件を要確認です。ちなみに私は、被介護者が「伯母」なので、介護休暇も介護休業も対象外です。

現在に関してはフリーランスなのでその土俵に立つこともできませんが、今後どこかに雇用されることになった場合でも対象外となってしまいます。

新しく仕事を探したい人

仕事を探す時に、まず一番大事なのは今のご自身の環境ですよね。

育児・介護についてあなたのワンオペなのか、あなたに協力してくれる人がいるのか。
その協力してくれる人も同居家族なのか、別居している家族なのか。
家族でなくても協力者はいるのか。
はたまた、メインは別の家族であなたはサポート的な役割なのか。

ワンオペで介護離職をしてしまったけど、やはりお金は必要。どうにかもっと稼ぎがほしい。

それによって、フルタイム勤務が可能なのか、時短が必要なのか、週3日ほどがいいのか。

在宅でできるような仕事でないと厳しいのか。

そうすると結構条件が限られてきますよね。

安定雇用を望む人

企業が雇用する条件として今だに「時間を拘束される」ことが必須条件となるところがほとんどですし、求人情報も正社員は週5日勤務でフルタイムという条件であるため、安定した給料をもらうためにはどうしても、

  • 職場へ出勤できる

  • だいたいが9時~18時くらいの時間帯

  • 平日週5日働ける

この条件を満たさないと、正社員雇用についてスタートラインにも立てません。

まして、スキルがあるのに育児・介護・その他の事情で、上に挙げた三つの条件を満たせない人もたくさんいらっしゃるんじゃないかなー。

そうすると、やっぱり週3日だけ働くとか、家で仕事ができる在宅ワークとかが必然的になってきますし、求人情報を見ていても在宅ワーク系の求人にいつも"人気!"マークがついています。

在宅ワークを希望する人

しかし、私の経験上ですが、子育てや介護をしながら在宅ワークでできる職種は結構限られてしまうと思います。

集中したくても途中で遮られてしまうんですよね。

特に認知症介護は難しいです。動ける人だったら邪魔してくるし、別部屋で作業してても部屋に入ってきてしまうし。大声うるさかったりするし。
認知症家族でなくても、例えばしょっちゅう呼ばれてしまったり。

子育てだと、赤ちゃんがなかなか泣き止まなかったり、急に熱がでてしまったり、目を離せなくてどうしても気になっちゃったり、でしょうか。

フリーランスなどの個人事業主

なので、いわゆるクリエイティブ系は厳しいと思います。

例えばウェブデザイナーやコーダー、プログラマーなど、コードをがっつりガリガリ書く系のお仕事は難しいですね。(できる環境の人もいるかもしれませんが、私の環境では無理だと思いました)

かくいう私は、フリーランスでいただいているお仕事の一つにホームページコンテンツの更新・修正・改修(いわゆる保守)があります。

このお仕事に関しては、コードを書く作業というよりもwordpressを使っているので直感的に作業しやすいです。長時間がっつりPCと向き合わなければならない、というわけではありませんし、今時間が空いてるから30分でここだけやっちゃおう、みたいなやり方が可能なんですよね。

ただこれは、お仕事の依頼元である企業様の方針や相性にもよると思います。

フリーランスで自由にやっていくためには、仕事内容はもちろんなんですけど、自分とお相手企業様の方針や相性が合うか・・・結構重要なのかな、と。(合わなくてお仕事の継続が不可能となった企業様も今までいくつかあります)

自分の仕事の進め方について理解をいただいてますし、すごくやりやすいです。

だからといって、そのお仕事一本では稼ぎは少ないです。

複数のクライアントさんを持つか、他に収入源を探すことが必要です。

正社員・アルバイト・派遣でも在宅ワークできるところはある

また、会社に雇われている場合でも在宅ワークを採用しているところはあります。ですが、在宅であっても時間の拘束があるところがほとんどです。

派遣については、在宅ワークの競争率が非常に高いようなので、なかなか紹介までに至らないことが多いです。

コアタイムだけ指定があって、その他はフレックス、というところも見かけます。

在宅ワークでもうまく自分の環境に合うように条件があればいいですよね。

介護における「2025年問題」はすぐそこ

ほんとうにもうすぐそこです。

2025年問題
人口ボリュームゾーンである団塊世代が75歳以上の後期高齢者となり、企業や団体の従業員も介護にかかわらざるを得ない時代=「仕事」と「介護」の両立支援が必要な時代がやってくること。

介護の話になってしまいますが、介護離職をしてしまうことが一番の懸念ポイントです。

特にワンオペで介護する状況の方は、仕事どころじゃなくなってくるんですよね。

うちのように、ツーオペとかだったらまだ、どっちかが働いて、どっちかがメインで介護を担って、みたいに役割分担できるんですが、ワンオペ介護ってこの先すっごーーーーーく増えるんだと思うんですよ。

その上、施設の入所キャパも、どこもかしこもパンパンって状況になると思う。

あくまで予想ですが、現状うちがショートステイ受け入れ場所について難航した経験もあり、これ数年後はどうなるんだろう、とちょっとした絶望感みたいなのを感じた瞬間がありました。

(この記事を書いている現在、ショートステイの受け入れ先がきまりました!)

ケアマネさんとうちの母の相性が本当によく、ケアマネさんが本当に粘り強くいろんなところを当たってくださるので、家は本当に助かっています。

ショートステイ先はもちろん、週に一度のデイサービス受け入れ先もなかなか難しく、今お世話になっているところも週1回。おそらくそれ以上は、スタッフさんの人数の関係で無理かなってかんじです。(伯母にスタッフさん一人がついていただかないといけないくらいの伯母の状態なので)
※2024年3月現在、デイでお世話になることも不可能な感じで大変になってしまったので、デイは辞めました。

施設入所は当分考えていませんが、伯母が若年性アルツハイマーになって十数年以上。ここ数年でその進み具合は著しいです。
そう遠くない未来に入所を考えなければならないかもしれません。

介護は、終わりが見えないですし、終わりが見えない中での金銭的な不安はメンタルにも大きく影響してきます。

特に私の母に関しては、自分の実姉をみていることになりますが、伯母の介護でこのまま人生を終えてもらいたくはないです。

私はもっと母に親孝行したいし、まだまだ元気なうちにいろんなところに連れていってあげたい。それもこの数年を逃すと、体力面だったり移動することだったり、母だって高齢者なので体の融通がだんだんききづらくなってきてしまうんです。

介護にはお金が本当に大事。だけど、時間も大事。マジで大事。

ということで、介護しながら自分でできる仕事をもっと増やせるように、アイデア次第ですが自分でもつくれるように、いろいろとリサーチしたり勉強したりしていきます。

または、自分の価値を上げていき、もっと高額な報酬をいただける自分になろうと思います!

おまけ

今日は雪ですね・・・

在宅ワーカーのフリーランスだと、こういう時に家で仕事ができてよかったなーって、そんな風にふと思ってしまいました・・・。

皆様、ご自愛くださいませ。

この記事が参加している募集

#仕事について話そう

109,852件

#お金について考える

37,494件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?