そこそこのクオリティでアプリアイコンを作る
趣味でAndroidアプリを作っています。そこから得られた経験を記事にしていくシリーズ。
アイコンはアプリの顔であり、ストアでダウンロードされるかどうかを大きく左右する要素とも言われています。つまり超重要なわけです。
しかし、自分みたいにデザインセンスもスキルもない身にはアイコン作成はハードルが高い。新しいアプリを作るたびに毎回四苦八苦しております。
それでも数をこなすといくつかアプローチが見えてくるもの。今回はアプリアイコンを苦しみながら作った経験を踏まえ、アイコンづくりのアプローチをいくつか挙げてみます。
あくまで「センスやスキルがなくてもそこそこのアイコンを作る」方法です。イケてるアイコンが必要なら本職のデザイナーさんに頼みましょう。餅は餅屋です。
前提
なるべくシンプルな構成にしましょう。
AndroidのAdaptive Iconベースで考えるなら、背景は単色、前景に何らかのアイコン的なものを配置、くらいで十分。と言うか、シロウトの手に負えるのはこれくらいの複雑さ(単純さ)が限界じゃないかと。
個人的にはシロウトが中途半端に凝ったものを作るとむしろダサくなると思っています。手に負える範囲にとどめておくのは超大事。
フリーのアイコン素材ベースで作る
ありがたいことに世の中にはフリーのアイコンを提供してくれる人がたくさんいます。そこから拝借してアイコンに使う、という案。
いくつかサイトを挙げておきます。
・アイコン素材ダウンロードサイト「icooon-mono」
・iconmonstr
・thenounproject.com (Public Domainじゃないアイコンもあるので注意)
ポイントは商用利用可でかつクレジット表記不要のものを選ぶこと。
別にクレジット表記が嫌なわけではないのですが、例えばCreative Commonsのアイコンを使うとすると、アプリのどこにクレジット表記すればいいんだ?みたいな悩みが出てくるんですよね。
アプリ作成の本質じゃないところであまり悩みたくないので、クレジット表記の縛りが緩いものを選んだほうがいいと思います。
ただ、この案は「イケてるアイコンはすでに他のアプリで使われている可能性が高い」という弱点を抱えています。案外被るんだよなー。少なくとも同ジャンルのアプリと被らないようチェックしておきましょう。
有償のアイコン素材ベースで作る
おススメなのがこの案。有償といっても数ドル(数百円)で買えるものが結構あります。
サイトはググればいくらでもでてきます。
無償オンリーに比べて選択肢が大きく広がること、それに伴って他のアプリと被る確率がぐっと下がるのがメリット。
フリーのアイコンがしっくりこなくて悩むくらいなら数百円払って解決しちゃいましょう。
フリーのベクター素材を使う
アイコン素材じゃなくてベクター画像をアイコンにする案。
上手くハマる画像を見つけるのが難しいですが、アイコン素材よりは被る確率が低いはず。
この手の用途だと以前は Openclipart という定番のサイト一択、という感じだったのですが、リニューアルされてから一気に使いづらくなってしまいました。めっちゃ探しにくい。
Public domain vectors あたりの類似サイトも併用したほうがよさそうです。
文字ベースで作る
アプリ名なり頭文字なりを使って、文字ベースのアイコンを作る案。
LINEは「LINE」という文字がメインのアイコンですし、Facebookは「F」の文字がモチーフになっています。この路線でアイコン化します。
ただ、やってみると分かるのですが、文字だけでいい感じのアイコン作るのはかなり難しい。むしろセンスが問われてしまいそう……
あと、フォントはライセンス周りをちゃんとクリアにしてから使いましょう。よく分からなかったらフリー系のフォントから見繕うのが無難です。
できる人に作ってもらう
お金で解決すべく、プロ(セミプロ含む)に頼んじゃう案。
例えばココナラだと数千円から。デザイナーさんの力量を見抜くのも、それはそれで難しいんですけど、サンプルで好みのテイストだったら依頼してもいいんじゃないでしょうか。
もうちょっと予算があるならクラウドワークスやランサーズでコンペ形式にして依頼する手もあります。コンペだと案を見ながら検討できますしね。
まとめ
まとめると
・なるべくシンプルにする
・全部イチから作るのではなく、すでにあるものを組み合わせる
・お金で解決することも視野に入れる
という感じですね。
まずは及第点レベルをめざしましょう。初見で「これはないわー」となって避けられてしまわなければいいのです。
AndroidにせよiOSにせよ、アプリアイコンもストアアイコンもあとで差し替えられます。アプリが流行る兆しが見えてから本腰入れてプロに頼む、という選択肢でもいいんです。
アイコンに限らず、個人開発は割り切りが大事。限られて時間をうまく使っていきましょう。
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※ 今回の見出し画像は Pixelkult @ Pixabay から拝借しました。
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