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なにこのクラス。。『告白』

今日は、『告白』を観た。
以前も確か見たんだけど、淡々と話す感じがその時の気分にあってなかったんだと思う。
途中で辞めたか、ながらで見てて内容を忘れてしまっていたので再観。

あらすじ

ある中学校の学年末の終業式。1年B組の担任を務める女性教師が、37人の生徒を前に衝撃の告白を始める。彼女の娘が亡くなり、警察は事故死と判断した。しかし、このクラスの生徒が娘を殺したのだという。

感想

見た感想は、ストーリーとして起承転結がはっきりとしていて見てて楽しめた。
僕もそうだったが、開幕の教師がつらつらと喋る様子に圧倒されて「なんか違うなー」と視聴を辞める人は勿体ない。
この作品の特徴というか、楽しめるポイントは物語の裏側の見せ方が上手いなーと。
普通の映画だと、裏側を1回見せてほんとはこういう意図でしたよと伝える所を、2.3回も見せて裏側を伝えるやり口は見てて何度もビックリさせられるので、とても良かった。

あと、教師の森口が報われてるのもいいね。
娘を殺されている時点で報われてるっていうのも違うかもしれないが、森口の掌の上で転がしている感じや、大人の冷徹さを感じられた。
「名前は伏せますが」と建前上話しているが、個人を完全に特定できるような話をしてクラスメイトに虐めさせるやり口も倫理観は欠けているように見えるが、見ている方はスッキリした。
唯一の弱点である、母親を利用した仕掛けに渡邊修也が絶望するシーンも森口の計画性の高さが窺えてとても良かった。
いやー、ラストの「ここから、あなたの更生の第一歩が始まるのです・・」涙した後に、ニコッと笑い「なーんてね」はリアルにうおおと声が出た。
この作品はそうでないと、と感心してしまった。

最近の松たか子は、『大豆田とわ子と三人の元夫』のイメージが強いが、『夢売るふたり』だったり、今回の『告白』然りシリアスな映画にもとてもハマっていて凄い女優さんだなと改めて感じた。
また、松たか子主演の映画でも今度漁ってみようかな。


 

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