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【プログラム】 Internet Explorerの終焉

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渋谷系男浴衣が中二病的で笑える件 - バラ肉色の生活

本当の意味での目覚めってヤツが、
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【プログラム】
IE(Internet Explorer)が
お亡くなりになりました

2022年6月16日、マイクロソフトの「インターネットエクスプローラー:通称IE」がサポートを終了したが、後日、それについての投稿が話題に。

【転載】
私が25年ほど前に開発に関わった Internet Explorer がようやくお亡くなりになりました。それについて、メルマガに書いているので、簡単に解説します。

私がIEの開発に関わったのはIE3からですが、Netscapeが掲げた「すべてはWebアプリケーションになるべき」とうビジョンが、Windowsのライセンスで稼いでいたMicrosoftにとっては死活問題だったことはご存知の通りです。そこで会社として全力でNetscapeからブラウザーのシェアを奪うために作ったのが、IE3とIE4です。そこの細かい経緯に関しては、メルマガに書きましたが、結果としてIEのシェアは70%を越し、Netscapeは瀕死の状態になりました。

ここでMicrosoftがした最大の勘違いは「ブラウザー戦争は終わった」と勘違いしてしまったことです。私も含めた主要なメンバーは、新しい刺激を求めてMicrosoftを去ってしまったし、経営陣もIEへの積極的な投資を辞めてしまいました。しかし、最大の失敗は、その過程でMac向けのIEの開発をストップしてしまったことです。この間違いが、Appleを「独自のSafariブラウザーを開発する」という決断に追い込んだのです。これが歴史上の大きな分岐点でした。

結果として、Appleが(Microsoftが軽視していた)ブラウザーの標準化において重要な役目を果たし、最終的にGoogle Chromeの台頭を許してしまったのです。別の言い方を、今のインターネットがこれほど素晴らしいのは、MicrosoftがMac版IEの開発を辞めた結果、追い詰められたSteve Jobsが独自のブラウザーを開発するという英断をしたことによる恩恵なのです。

Adobe FlashをiPhoneから排除し、HTML5への移行を加速したのもSteve Jobsです。

つまり、我々が楽しんでいるインターネット(Safari→Chrome)、スマホ(iPhone)、3Dアニメ(Pixar)は、すべてSteve Jobsの置き土産なのです。

話が長くなってしまいましたが、連投の最後には、お約束のメルマガのリンクを貼り付けさせていただきます。こんな形の宣伝に、はたして効果があるのか?という実験でもありますが、今のところはとても順調です。

ちなみに、私が担当したInternet ExploreとWindows Explorerの統合が、最終的にはMicrosoftが独禁法で訴えられ莫大な罰金を支払うことになって件に関しての感想を聞かれることがありますが、こんなことを言うと炎上しそうですが、特に反省とかはしていません。エンジニアとしては、「Netscapeからブラウザーのシェアを奪う」という目標を達成するための仕事をしただけであり、あえて言えば「スピードがやたらと出る車を作ってしまってせいで、スピード違反でつかまってしまった」ぐらいの感覚です。

同じことは、ガチャでユーザーの射幸心を徹底的にあおって一円でも多くの利益をあげようとしているソシャゲの開発者にも言える話です。与えられた仕事をこなすことが、社会にとってマイナスになることもあるのです。
今まさに、まったく同じようなことが、Play2Earn系のゲームでくり返されようとしています。罪のない子供達や情報弱者が、ポンジスキームに限りなく近いビジネスモデルの罠にハマりつつあるのです。


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■ 余談
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私もIT業界の一人(上記アカウントの人は私より歴が長い)として、マイクロソフトの製品を使っているし、当然アップルの製品も使っている。
そして私は元々がプログラマーであるため、恐らく上記の人以上にJavaScript含むプログラムをソースに打ち込んできた。
AdobeFlash(通称フラッシュ)を使ってバナーを作成したり、ActionScriptを極めようとしていた頃が、もはや懐かしいぐらいだ。

■ 補足
私の経歴は以下。

・元々はプログラマー(メインはC言語・C++・Java)
・2010年、25歳でスタートアップ(起業)
・2022年現在、一応11年連続黒字(現在37歳)

▼現在やっていること(名刺などにも記載済・全て有資格)
・プログラマー
・CGデザイナー
・WEBデザイナー
・システムエンジニア
・経営コンサルタント
・データ・コンサルティング・アナリスト

当時のDirectX(当時は9.0c)を使ってのゲーム開発や、Visual Studio(コードはC言語・C++で打つ)を使ってのコンシューマー・ゲーム開発自体も、今となっては完全に、彼の言う様に「ガチャシステムを搭載したスマートデバイスのアプリ」にシェアを奪われてもいるため(ちなみにC言語・C++は当時、完全に主流かつ高難度の人気言語だったが、今はC言語の人気も落ちてきている。IT業界の人とばかり接していたら気付きにくいかもしれない)まぁ一時専横を極めたマイクロソフトのIEも、徐々にサポート範囲が狭まり、2022年に遂にそうなったかと。

2022年の現代、プログラムよりもアナリティクスの方が重視される様になり、ビッグ・データを利用しての各セグメント分析やマーケット分析、あるいはユーザー・アクティビティなどの解析需要なども飛躍的に伸びてきている様に、各時代によって「同じITの分野でも、重視される技術が違う」という状況になり、そして「その変化が回避できない」場合、やはりその変化に対応していくのが最善かと。

現に、元々はプログラマーだったが、今はアナリティクスがメインになっている自身を省みて、私は自身の選択が間違いだった、とは判断していない。時代が、アナリストを必要としている。

IE終焉の情報を目にした時、個人的にはソコを強く感じた。


■ 元アップル:経営責任者 ■
スティーブ・ジョブズ

スティーブ・ジョブズ

この地上で過ごせる時間には、限りがあります。
本当に大事なことを、本当に一生懸命できる機会は、2つか3つぐらいしかないのです。


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